ドライフライフィッシング98年度


8/19岡山県北

 下のようなボサがかかっている渓流がいいですね。ロッドはそのために5フィート9インチと短くしてあるし。ほぼサイドスローです。ただ,フォルスキャストをしている間は枝に掛からないのですが,シュートに入るときのバックキャストは往々にして気合いが入りすぎてフォルスキャストの軌道よりとは違ってしまうことがあるのですよね。力が入ってしまって上や奥の枝に掛けてしまうことがあります。狙っているところが良いポイントであればあるほど。マーフィですね。まだまだということですね。平常心でシュートすることを心がけましょう!

 左のポイントは絶好でしょ!でも,居ませんでした。こういう渓流は,蜘蛛の巣との戦いです。偏光グラスを掛けているので,その蜘蛛の巣が見えないこともあるんだよね。でも,蜘蛛の巣があるということは先行者がいないということなのだよ!(^o^)

 上の画面の真ん中下にロッドが見えていますね。このちょうど上あたりに20cm級が潜んでいます。前に来たときもいました。今回は,フライに反応はしましたが,追ってくるだけでした。フライをとっかえひっかえしたところ,一度だけくわえました。が,フライの毛を噛んだだけだったようで手応えがあったものの外れました。またの機会ということで,先に進みました。

 上の3カ所では黄色の線のように流し,矢印あたりでライズしました。が,どれも今ひとつ銜えないようで釣り逃しました。平日に来たものだから,先行者がいなかったのでしょう。魚たちは開きに出ているようでしたね。そして次の落ち込みや瀬の前にライズするといった感じでした。だいたい15〜20cm級でした。
 かかったのは,みんな下のようなちびアマゴ。しかし,8枚撮って残り枚数が無くなったので,これから先の画像がなかっただけですよ。CHINONのES−1000ですからね。前々回,ピコナを水没させたので,安全策としてのCHINONです。

 ポイントをずっと下流に選んで釣ってみたところ,上の矢印の入った左端の画像のようなポイントで,流しきった次の落ち込みの肩ところで20cmの雌アマゴをかけました。フライはがっちりと上顎にかかっていましたので,なかなかの引きでしたが安心してやりとりを楽しめました。また来年が楽しみです。


5/23鳥取県

 典型的な「釣れる(魚がいればね!)」所ですね。アシの際を流してやれば出てきます。もっとも,次の画像のイワナはここで出たものではありません。ここで出たのは23cmほどでしたが,にぎった左手からするりとアシの中経由,流れの中へと帰っていったイワナです。

 逃がしたのとほぼ同じサイズのイワナが黄色の点のスポットから出ました。ここは灌木とアシの密生した間を流れている川。背の丈ほどのアシの隙間からテンカラのように釣るのです。一応,オレンジのラインは流しましたが反応せず,黄色スポット一点の打ち込みで飛びついてきました。今度は,そのまま引き上げて取り込みました。

 先ほどのポイントを上流から見たところ。

 こんな護岸があるのは興ざめですが,あちらの壁にフライをバウンドさせて水面に落として流すと.....なかなか出てこないものだからこんなに流して,ようやく出てきました。イワナでした。フライを追ってきていたのかな?

 ここもアシ際。しかし流すとすぐに飛び出してきました。次の画像のきれいで元気なヤマメが。ただこの日は,落ち込みなどでフライを沈めてから引き出してやるとか早瀬で沈んだフライにアクションを加えたりするとけっこう出たりしてました。ウェットもいいかなと思いましたが,あくまでドライで。

 この後,とある「絶対いそうだけど,決して出た試しがない」という典型的な大場所で,予想に反して(!)25cmほどのヤマメが出ましたよ!それも一投目で。竿先がグイグイ引き込まれ,ジャンプをし,徹底的に逆らってくれました。で,体勢を整えようとしたのですが,悲しいかな,バランス感覚と体力の衰えで,ドボン!首まで浸かってしまいました。「やばい!デジカメが水没!」で,ロッドを持っていない方の片手でバッテリーを外し,コンパクトを抜き,近くにあった丸太橋の上に置いたところで,ヤマメの方に頭を切り換えました。有り難い,まだ付いている。と思ったとたん,ズルッと逃げていきました。カメラが助かったことと,引きを楽しませてくれたことに感謝して許してやるか(^^;)

 ということで,水没以後の画像がありません。今度は水没フリーパックでも作らなきゃ。


5/4岡山県北

 こういう最高な天気,ピーカンと云いますか,こんな日には釣りには適さないのですが,私にはとっても好きな日和です。釣りから始めたのでなく,山から始めて釣りにシフトしてきたもので,魚を釣るよりも渓流の雰囲気を味わう方が強いのです。もっとも,釣れればなおいいけど....

 この右側の画像は最高ですね。釣用の偏光サングラスを通して撮影しています。こんな渓流を前にして,ずっとボーとしていたいですね。今度ストーブ持っていってゆっくり食事でもしようかな。

 出発が遅くなってしまったので,上流は人が多く入っていると思い,中流域に入渓しました。それがピタリと的中して,定石通りの流しで型を見ました。

 ただ,その後はあんまり良くありません。今年初めてなので,なかなかフライが見えませんし(目が悪くなったか?老眼?),合わせのタイミングも取れていません。上のような絶好のところでライズがあったのに外してしまった。いずれも過去の釣行では出たことがないような日陰のポイントでした。

 上の3枚の画像は,思わぬ所から出てきたものです。ともに外しました。(?....2尾目は何処で釣ったのかな?)おそらく先行者が多数入っていたものと思われます。12時近かったので,その騒ぎも大分収まった頃だったのでしょう。

 左から説明。赤い矢印が流した線。矢のところでライズ。

 1枚目。中央の石の後ろあたりで出るかな?と思ったのだが,流しきったところで出られてしまった。2枚目。白泡の上に落として,やはり中央の石の横(赤丸)で期待したが....3枚目。ちょっと見にくいが,流れが矢印のように大きく湾曲しているところを流れに乗せてフライを流した。大きく曲がる所で出るかなと思っていたが,流しきったところで目の前を真横にピョンと出た。丁度>のような石が川底にあるでしょう。その下あたりから出てきたんですね。

 これ以後,ぴたりとライズは無くなりました。上流域に入ってきたんです。渓相は最高ですよ。最初の「最高」画像はこのあたりです。だからこそ沢山の釣り人が入って,スレてしまっているのか,魚がいないのか。結局ミニも含めて4尾でした。すべてリリース。なんのこっちゃ。

 でも,本当に満足のいく日和でしたね。新緑も青空をバックに最高でしたよ。