ドライフライフィッシング01年度


8/13 渓は疲れている?!

 渓で転倒してデジカメが水没するのが怖いので,IXYを持っていくのが不安でありましたが,渓の画像がどうしても撮りたかったのでビニール袋に2重にしてフライベストのポケットに入れていきました。ウームやっぱり防水ケースを買っておくべきだった。

 で,撮ってみましたが,やはり手持ちではブレてしまって無理でした。(^^;) 三脚が必要です。

 今回は,なかなか反応がありませんでした。追い込んでいるのかな? まあ,真夏の昼間に釣っているんだから仕方がないのでしょうか。それでもこんな場所で,18cmが出ました。白アワの切れ目から奥の岩下を流したところ,左にある白い岩陰から飛び出してきました。

 このアマゴは斑紋が多いですね。測線下の斑点は少々出てきました。この斑点は,成長してくると増えていくような感じがします。なわばりを持つようになると出てくるのでしょうかね。

 さて,このあと上流域では反応がなくなったので,下流に転進しました。例の25cm以上級が出たところも全く静かでした。誰かが釣り上げてしまったのだろうか? そうでないとしたら,残っているんだけど...(^^;)

 餌を選んで食べているのかな? 先ほどの18cmは緑のブナ虫風のを食べてました。そんなフライは持ってない...

 さて下流では,相変わらずチビアマゴです。ほぼ画像中央の,笹下の鏡のところから15cmが出ました。

 綺麗だったので,撮ってみました。この画像は左右半分ずつ接写して撮ったんで,それらをくっつけて1枚にしてみました。もう長年使っていた画像処理のソフトの編集に「ステッチ」なる項目を発見し,使ってみましたら綺麗に合成してくれました\(^O^)/ パノラマ写真を合成するときに使うみたいな機能でした。今まで知らなかったとは...恐ろしい...恥ずかしい!

 ちょっと画像が大きいので申し訳ないのですが,ほぼ実物大になりました。(^^;)と思ったら,環境の違いでかなりの大物になってました! o(^O^)o

 測線下の斑紋はないですね。


8/5 上流へ 

 今年はどういう訳か釣行の回数が多くなっています。まことに幸せなことです\(^O^)/ けれど,60才を越えてもなお渓流を遡行できるかは疑問ですので,あと12シーズンしか釣りはできないと言うことですね。寂しい限りです。

 今回は,ずっと上流を狙ってみました。今年の夏は水量が多いので,上流も豊かな流れで良いポイントが沢山ありました。そして,下の場所では,

大物が新しいバンブーロッドをしならせてくれました。このロッド細身で軽く投げやすくなかなか調子のいいロッドになっていました。で,10ヤードばかりシュートしたその瞬間,サーモンのような鋭い顔つきの,アマゴ(きっと)が背ビレを張りつめてのそりとフライをくわえたではないですか。軽く(!)ロッドを立てると重い引きが伝わってきました。オオッ,いいしなり具合だ!(なんて言ってる場合ではなかったのに!)とロッドの曲線を視覚で堪能し,ゴヨゴヨ感を手元に感じた時,フッと異様な軽さが伝わってきました。やっちまった。あれは25cmオーバーです。

 先ほどの感触を反芻しながら次のポイントへ。流心の右から電光石火,出たアマゴは取れました。20cmでしたが,直前に逃がしているので嬉しかったです。で,記念撮影。

 最近イワナが出ないなあ,と嘆いていると,すかさず出てくれました。白アワ手前の反転流中心から。イワナシール(磐梨ール!)を作ろうと思っているので,どうしても欲しい画像でした。でも,いまいちだな。なかなか水槽の中では大人しくしていないのですよ。当たり前か。

 開けた場所で,ポイントまでちょっと遠かったので,目一杯シュートしてみました。白アワの上に載せるつもりで。15ヤード程か?フライは狙いを外れて,流心と大岩の間に落ちてしまいましたが,直後にライズ! うまくヒットしました。今度も20cmのアマゴ。思い切ってシュートしてヒットさせるのはフライの醍醐味ですね。最近右目に乱視が入ってきてフライを結ぶのに苦労するのですが,遠くはよく見えるのですよ。

 この渓流にしては珍しい大きなパーマークです。20cmにしては,均整の取れたアマゴですね。

 ここでは,手前の良さそうなポイントには入っていませんでした。ストーキングに失敗して,追い込んだかも? 白アワ上の小さな渦にフライを入れると,左側の岩下からチビイワナが出てきました。せっかく綺麗なイワナだったのに,ピコナ(デジカメ)が不調で大きな画像がダメになってしまった。イワナシールは次回に持ち越しです。

こんな具合
に水槽の魚を
撮影します

 ここも絶好のポイントだと思ったのだけれど,手前の大場所では出ずに,その上の水流の激しいところで出ました。右画像が拡大図。

 やはり20cm。この渓のアベレージサイズかな? こうやって撮影してみると,このアマゴは腹側に斑紋があまりないのが分かりますね。で,これまでの画像を見てみると,あるアマゴとないアマゴが半々くらいのようです。この渓の在来種はどっちなんだろう?


7/29 なかなか渋い 

 贅沢な話なんだけど,平日の渓流は蜘蛛の巣が多くて大変だったので,日曜なら先行者がいて蜘蛛の巣を取っ払ってくれるだろうという,甘い考えで釣行しました。

 しかし,日曜日でも蜘蛛の巣はしっかりあった! 先行者の足跡もあったんだけどね。?土曜日の足跡かな? 蜘蛛は巣をすぐ作っちゃうからね。よーく見ると蜘蛛の巣は見えるんだけど,目前に良いポイントがあると,目に入っても見えないんだよね。で,フライをシュートすると,ブラーン,空中に浮いているんだ (^^;)

 リーダーは自作しているので,ノッテッドなわけです。その結び目にびっしり,フライにもびっしり。ベトベトするので,油断するとすぐに絡んでしまう。こうなるともうお終い。それに,何か,蜘蛛の巣が絡むとティペットがプツッと切れませんか? 何の前触れもなく,フライがなくなっている。切れたその部分は,本当に綺麗に切れている。縮み上がっているわけでなく,ねじくれてもいない。もっとも,バックキャストで何かにひっかかって切れているのかも知れないけど。ウインドノットができているのかも知れないし。蜘蛛の糸に秘密があるかも知れないぞ。ヤスリのようになっていたりして。顕微鏡で見てみよう!

 何で撮ったのか忘れてしまった。けれど,くらい場所であるうえに偏向フィルター付けたので,スローシャッターになったようで,流れがいい感じに写ってますね。

 水質もいいし,渓相もいい。こんなところでいいアマゴが出てくれればね。でも,今日はハヤみたいのを2尾も釣ってしまった。ヤマメのように出てきた。

 20cmのアマゴです。下右の場所。一番下の白アワのすぐ上,落ち込みの肩で出ました。フライが落ちるのと出るのと同時くらい。今回水槽はベストの背中に入れて持ち歩きました。残念なことに,水槽に十分入りきってしまう大きさでした。

 同じアマゴをアップで撮ってみました。

 この後しばらくして,水没しました,肩まで。つまり全身ビッショリ。というわけでデジカメは3回目の「沈」です。CFと電池はずして,振り回したら水がビッビッと出てきました。きりがないので車の中に放置して乾燥させましたが,まだ動くかどうか確認してません。


7/26 水量が多くて,夏のドライフィッシングとはいかないな 

 天気はいいのだけれど,どうも山奥の方では午後から雷雨があるらしくて,増水しています。夏のピーカンの渇水渓流とはほど遠い環境です。その方が魚もよくフライを追うのかもしれませんが,やっぱり夏の釣りには不向きですよね。

 バックが白の細長い水槽をアクリル板で作りました。しかし,これって持ち運びが難しいな。手元にあった5mm厚で作ったので重いし。さらにまずいことには23cmしかない! 大物が釣れても入らないじゃん!(釣れないって!)
 水槽に入れた場合と,手で持った場合(これって,魚にはまずいよね)とでは,感じが違いますね。水槽の場合は,水中で見るのと同じで,背が黒くありません。イワナも写してみたのだけれど,カメラの調子がおかしくて(2度も水没させたからな),小さい画像のしか残りませんでした。見にくいですね。コガネムシか小さな魚でも飲み込んだのでしょうか?腹が異様にふくらんでた18cmでした。

 上の真ん中のちびアマゴが釣れたのが左の場所。右端の白い岩の左につづくところでヒット。小さかったのだけど,典型的なところで釣れてくれたので記念撮影。右の場所からはやはりイワナだったと思う。20cmだったかな?上下2本の白泡スジ間の部分。
 ウーン,デジカメにもやはり偏光レンズが必要だな。偏光サングラスを使うと,フレームが邪魔になるんだよな。偏光シートを切って自作するかな。
 キャノンIXYを使っての水中撮影の話はどうなったのかな?

 ちょっと見にくいけれど,ここは支流が入ってくるところで,流れがぶつかるところで荒波が立っている。ほぼ中央から4時の方向に。で,うっかりのんびりその荒波の上にフライを置いてしまった。と,25cmもあろうかと思われるイワナ?が追ったのだ! アアッ,一度きりでお終い。チャンチャン!

 もっと,くわえやすいところにしておけば良かったのに...

 今回は,20cm前後のイワナが3尾。ヤマメが18cmを頭に5尾でした。デジカメを新しいものにしないといけないな。オリンパスのが良いかもしれない。本体が安くなっているし,水中ハウジングも安い。


7/14 60cmのオオサンショウウオを発見!

 しばらく晴天の暑い日が続き,梅雨が明けたと思ったら,妙な雲から大粒の雨が降ってくるという梅雨末期の天気模様になった週末。出かけました。

 北上するにつれ,雨が降った後のような道路の湿りが気にかかりました。途中の河川も増水気味です。週末の雨は,県北ではかなりの豪雨だったようで,帰りに聞いた地元の人によると「増水して川が荒れてダメだろう」とのことでした。

 ともあれ,久しぶりの渓流。新調したウェーディングシューズも快適で楽しい一日を予想させてくれます。
 反応は上々。けれど,10cm前後のチビヤマメばかり。大きいのでも,15cmくらい。出るスピードが速いのなんのって。電光石火という速さです。流れが極めて透明なので,出る様子が丸見えです。ピッピッという感じ。そしてさらに悪いことには,フライをくわえずに,突っつくだけ。あるいはシリで叩くだけ。だから,かなりスレでも釣ってしまった。なかなか良型が釣れないで緊張感がほどけていると「ウワッ!」とビックリするものを見てしまった。

 分かるだろうか?変更サングラスを通して撮影すれば良かったのだが,オオサンショウウオを見たのだ。60cmはあるだろうと思われる大きさ。大きさを知るためにロッドを一緒に記念撮影。葉っぱの左下にある黒いのは石。それに頭をくっつけるようにして長々とロッドと並行に,そして尻尾は画面左下にはみ出ている黒いのがサンショウウオ。それをアップで写したのが,右の画像。真ん中あたりにプツプツしているのがあるけれど,自分では,目を写してあげたのです。一番中央が右目だと思います。
 その後彼はゆったり深い方に向かっていきました。いやあ,いるんだねえ。でも,あんなにでかくてゆったりしているんじゃ絶滅に向かうのは仕方がないのかも。せめて,この渓は環境を保持してあげたいね。

 その後もチビヤマメの来襲です。#14でもバシバシかかる。ちいさいからこちらに飛んでくる。もう,大変です。バーブレスなので,水につけてしばらくすると自然リリースです。

 さて,釣りの方はようやく左上の場所で,中央右に出ている岩の直ぐ前,水が止まって淀むところから25cm級。これはのんびりくわえてヒット!しかし,その重さに耐えかねて,というよりこちらのミスで,ハリが取られた。ティペットにしっかり結んでなかったのです。この魚,魚体がやけに黒くてチラッと赤い部分があったような気がしました。アマゴやイワナではなかったような気がする。
 右の場所は,画面右側のひらきで電光石火,垂直の飛び出しがあったところです。これなら結構瀬にも出ているなと思わせた一撃でした。

 で,念のためこんな瀬を流してみると,フライを注視している視野の2m左あたりから突進する影があり,フッとフライをくわえるではありませんか。反射的に合わせると,重い引き。上がってきたのはなんと23cmのイワナでした。目がいいんだねえ。以前南アルプスでイワナを釣っていたとき,大きなプールのど真ん中にフライを浮かべると,端の岩影からイワナが突進してくわえるのを見たけれど,同じような仕草でした。あわてて転びそうになった。暑くなって,釣人が入っていなければ,魚は瀬にも出ているんだなあ。

2尾目のイワナは典型的な出方をしました。川岸の高いところから,白アワの脇,班転流の真ん中にフライを置くと,アワの下から悠然と出てくわえたのです。ここのイワナの背はこんな感じ。

 さらに遡行すると,こんな絶好の場所に出会いました。が,出たのは画像の中央あたりではなく,端のライン。黄色の線を流すと,赤丸あたりに潜んでいたイワナが出ました。このイワナなかなかのくせ者でパクッとはくわえない。警戒していました。3回出たけれど,釣れなかった。

 行きつけの渓流の上流はこんな感じになります。左の画像では上から,右の画像では右斜め上から木が枝を伸ばしていて,素直にはキャスティングできません。5ft9inchのロッドですが,この間ネット上で発見した5ftのロッドが欲しくなりました。この画像の両方で,白アワの直ぐ下流でフライに出ました。

 結局,この遡行では23cmのイワナ2尾だけでしたが,家族のためにアマゴがいるので,はるか下流に下ってロッドを振り,アマゴを3尾ゲットしました(^^;)


6/3 やはり土曜日はいいな〜 平日ならもっとかも?!

 最近ストレスがたまるなあ〜...釣りに来ると発散できていいかも...なんて思うけど,どうも解消できてないみたい。きっと思う通りの釣りができていないからだろうか? 緊張しすぎる釣りだかろうか? ちょっと贅沢? かなり贅沢?!

 いつもの穴場より少々下流から攻めてみました。前回,田植えの準備で水が濁って釣りができなかったところです。そこから,ずっと攻めてみましたが,8cm程度のチビアマゴしか出てきません。数日前の雨でちょっと増水してました。

 仕方がないので,上流に移動。すると,こんな落ち込みの肩で,出ました。もっとも,よく見えなかったので,フライと一緒に下に落ちていきました。今日は人が入っていませんね。

 下のような護岸がされているところでも,ちょっと深くなっているところがあればアマゴはいますね。21cmが出てきました。川幅一杯水が流れているので,上げるところに困りましたよ。バーブレスはテンションが緩むとすぐ自然リリースになるので(^^;) いやあ小さいけど,太ってヒレが綺麗でしたね。画像中央の小さな三角石の下流だったと思います。

 さてここは,初め左岸から手前の流れ,流心,筋の向こうと流していったんですが,上下に接して並んでいる岩の直ぐ右側,流れと岩の間の緩い流れに流したところ,なんと25cm級が全身を見せての大ジャンプで出てきましたが,合わせ損なってしまいました。で,下流にまわって画像にあるような位置から再度キャスト。モコッと出た。しかしダメ。フライを替えて,合間を置いて再度キャスト。バシャ!出たじゃないですか...しかし,小さいぞ!上がってきたのはなんとイワナ。さっきの25cmはアマゴだった。さらにキャストするとより小さい16cmイワナがヒット。フーム,ここには3尾いたわけだ。25cmアマゴが大きな顔をしていたけれど,最初のジャンプでどこかに行ってしまったので,16cmイワナがここの主になったわけだ。それが釣られたので,チビイワナが主になったというわけですね。

 先ほどの場所のすぐ上にある広い瀬。目一杯シュートすると,中央あたりの石横でヒットしました。こういう状況って,フライの醍醐味だよね。ところが,このアマゴ,どんどん下流に泳いできた。流れでラインはたるむし,テンションは危うい状態。案の定,下の落ち込みに落ちたと思ったら,自然リリースになってしまった。18cmってところでした。

 ちょっと腹側から撮ってみました。この渓流のアマゴは朱点が薄いです。

 で,2時になったので納竿しました。しかし,下流に気になるところがあったので,寄ってみましたよ。下左のような場所です。大きな岩がゴロゴロしているので,きっと大物が潜んでいるところです。普段は(釣り人が多いときは)ほとんどでないところなのですが,今日は釣り人がいないので,狙ってみました。すると,立て続けに19cmが2尾上がりました。元気な奴でしたよ。

 この場所は有名な(?)スポットらしく,前回も夕方のライズを狙っていた釣り人がいましたし,今回も,神戸ナンバーの車から2人の釣り人が出てきました。彼等は気さくで律儀な釣り人で,恒例の「出ました?」から始まり,私が釣りをしていたからでしょう,入渓しても良いか尋ねてきました。「どうぞどうぞ,終わったところですから」と答えながら,神戸から?とビックリしましたので聞いてみますと,一人は地元の人と云うことで納得しました。ここが夕方のスポットと云うことも...

 しかし,私は晴れた日中のピーカンの中で釣りをする主義ですから,たとえ大物が連れる場合であっても夕まづめは釣りをしません! キャンプをした場合は別ですが(^^;)


5/5 イワナも動き出しました!

 またまた県北。今回は,前回いい思いをした区間をしっかりと釣り上がることが目標。さらに,いつも使っているスコットのショートロッドでなく,6インチほど長いハーディパラコナトラウト改を使うつもり(それでもショートだけど)。

 8時から釣り上がる。けれど,反応全くなし。ありゃりゃ,先行者はいないはずなのにどうしたことだろう? 誰かに釣られちゃったかな? 唯一反応してくれたのが,この場所。前回も大型が出たけれど,合わせられなかった所だ。今回も出てくれました,25cm級! ヘッドアンドテールですよ。しかし,再び合わせられず。いやー釣られるなよ。次回は釣ってやる。でも,あれはリリースだね。

 帰りにもう一度挑戦しようとその場所に行ってみると,なんと,地元の子どもが石を投げていました...(T_T)

 下右の場所で,20cmのアマゴが出ました。ですが,実は向こう合わせでした。一瞬フライを見失ってピックアップしたところかかっていました。落ち込みの肩あたりだと思います。餌釣りでは,流し終えるとき必ず空合わせをする,という鉄則があります。フライでも同じかな?

 前回,小型イワナを釣った場所で,再びイワナを釣りました。ちょっと大きかったので,「おお大きくなったんだなあ〜」と喜びましたが,違ったみたい。暖かくなって,イワナも活性が高くなり,積極的に餌を追っているんでしょうね。22cm級を2尾釣りました。それぞれ,Fig.の下の場所です。

Fig.1Fig.2

 この辺りからイワナの生息域になるんですね。Fig.2のイワナは大きな岩の上に立って,白アワ左にある石のすぐ横にフライを打ち込んだ時に釣れたものです。一度何か反応したようでした。それでもそういう状況で釣れたためしはないので,気分も散漫だったのですが,何度か打ち込んでいると突然反射的に合わせ! バンブーロッドがようやくパラボリックに曲がって,このイワナが上がってきたのです。

 下流でも釣ってみましたが,あちこちで田圃の水入れと代掻きをしているらしく,渓流の水が赤く濁って釣りになりませんでした。これで,しばらくは釣りとおさらば。梅雨明けの眩しい陽射しの中での釣りまでお休みですね。しかし,6インチでも長いと釣りやすいですね。流心の向こう側を流すのが楽です。


4/28 そろそろ シーズンインです!

 また,県北に行ってきました。今回は,上流までできるだけ遡行してみようという計画です。

 朝起きて天気を確認。少々寒いけれど,安定しているようでした。国道途中の温度表示は4℃。途中何ヶ所もそそられる所がありましたが,最初の計画通り上流を目指す。7時に到着し,いつもの所に駐車。早速身支度し,開始。さすがに,入渓場所ではあたりなし。気温も上がっていないので,ザラ瀬には魚は出ていないのでしょう。渓が狭まってくると,本格的な釣り場。どうやら先行者はいないようです。で,右の画像,いかにも魚が居着きそうなところで左の1尾。18cm。中央のちょこっと頭を出した岩のすぐ右側の流れで出ました。

 この後,同じようなサイズがフライに反応するものの針がかりしませんでした。もっとも,魚が居るべき場所に実際に居るというのは嬉しいですね。

 そして,このような開いた場所。先行者がないし気温も上がってきたので,ザラ瀬にも出ているかも知れないということで,遠くからフライをシュート。すると,あっけなくフィッシュオン。ところがなんと,これがイワナ。岡山でイワナを釣ったのは初めて(?だったかな)。大きく育って殖やしてくれよ。その後はイワナは出なかった。

 その後も良く出る。けれど,みんな小さい。

 そして,左の画像。奥の長い深瀬になっているところが絶好の場所だけど,取り敢えず今日はその手前のザラ瀬を最初に流すところ。案の定,そこで出ました。17cm。奥の深瀬は反応無し!

 こんな最高の場所での釣りは最高ですね。チビしかでなかったけど。そして,ちょっとした滝がありました。この渓流はさほど落差が大きくないし,季節が早いだけに河原に生い茂る葦もなく遡行は楽です。

 一度フライに出たけれど,魚のミスで銜えきれなかったので,元の位置にもどった場合,フライには何度でも反応しますね。もっとも,ハリの痛さを感じさせたり銜えたフライのハックルを無理に引っ張った場合など,釣り人の方のミスの場合は,出ない場合が多いですけどね。出たときに魚と目が合った場合(こちらの姿を見たときも)もダメですね。ただ,2度3度となるに従って,魚も警戒心をもってしまうので,出方がシビアになります。突っつくだけとか。

 ここでは,魚が追いきれなかったので,再度フライを流してみました。ところが今度は流れきったところで出たため,銜える前にピックアップしてしまいました。そこで,フライを別のものに替え,お茶を一口飲んで時間を空けた後,丁寧に流してみました。すると,予想通りのライズ。バッチリ! 18cm。

 その後,反応がパッタリ無くなったので,切り上げて下流に転じました。気になっていたところです。どう気になったかを言うと場所が分かってしまうので,内緒。

 上から見るとザラ瀬続きですが,実際に遡行してみるとところどころにいいポイントがあります。そして,かなりの率でそこには20cm超級が居ました。先行者がいなければ,必ず出ますね。何度かかけ損ね,ある時は25cmもあろうかという魚をかけましたが,グルグル回転されて,ハリがはずれてしまいました。なかなかのアマゴ達です。私が下手なだけか!

 で,ガックリ来たところで,沈! 滑った左足を支えようとして踏ん張った左足が再び斜めの石の上で滑ってしまった。たまらず,左肩からドボン! 冷たくはなかったものの,なんとPICONAが2度目の水没。以降,車に戻るまでの間の写真が無くなってしまいました。

 下の画像のような深さがあれば,必ず居る! なんてね,そんな渓流ばかりなら最高なんだけど。

 しかし,そんなアクシデントにもへこたれず,15ヤードシュートした先でヒットさせましたよ。これは,流石に合わせが遅れた。

 そして,ついに絶好のポイントでヒット。重い! 魚の思うように走られてしまった。またハリが外れると焦りながらよく見ると,なんと背ビレ下にスレでかかってる。だから自由に走られてしまうんだ。で,確実にハリがかりしているので,思い切って抜き上げた。これが23cm。ゴメン,キープしてしまいました。


4/15 県北の渓 まだまだ早い季節ですが...

水量が減り,春らしさが感じられます。車で向かっている途中の気温は4℃でしたが,どんどん上昇して,24℃は越えていたのではないでしょうか。汗をかきましたからね。

中央の画像。大きな岩が2つ並んでいるところの右上のヌメーとした流れの所にフライを流すと,16cm程度のアマゴがライズしました。

上の場所は,画像真ん中の部分で,流れの筋が2本あるところ。最初に右側の筋を流していると,良型がくねくねと追ってくるのが見えました! でも食いつかない。で,フライのサイズを落として,もう一度流してやると,左の筋から横っ飛びにライズしてきました。元気のいいやつだった。

ここは絶好の流れです。けれど,誰もが釣っていくのでしょうね。何の反応も無し。ただ,流れの美しさは絶品です。

さらに上流に進んで,この綺麗に護岸されたこのポイント。一番奥の筋には,25cm級が潜んでいます!一度出たんだけど銜えなかった。

まあ,大物がいるということを知って,安堵感が得られました。ちっともいなかったら寂しいからね。

そしてとうとう。花崗岩の砂が敷き詰められて美しい流れの中から,アマゴが飛びついてきた! 合わせ損ねたときは,魚が出た瞬間や着水までしっかりと記憶に残るのだけれど,フィッシュオンしたときは,すべてが記憶の外になってしまっている。どういう出方をしたのか覚えていません。ただ,反射的にロッドをあおっている。そして,その先にアマゴがいる。

 今年初めてのアマゴは22cm。十分な大きさです。下の画像右端の大きな岩の下に,渦を巻いている反転流にフライを乗せたとたんフィッシュオンです。一気に抜き上げられませんでしたが,バーブレスだったので,ラインをきちっと張って,テンションを保ち,泳がせました。しかし,しばらくするとおとなしくなり,ティペットも5Xだったので,「よっこらしょ」という感じで引き上げました。


3/24 県北の渓  季節は早かったんですが,行って来ました。

 初めて行く渓流でしたので,要所を探って,下流から上流まで見ていきました。上流の山には,ほんのちょっぴり雪が残っており,川は雪解け水で多少水量が多めでした。従って,ガンガン流れるところではフライには反応なし。地元の人の話では,柳が芽吹くころ,桜が咲いてから,などと色々教えてもらいました。歩いていると,気軽に声をかけてくれてくれました。

 こうして風景を見ると,やはり3月下旬では未だ早いことが分かりますね。渓相は良いですね。水量が落ち着いて気温25度くらいになる5月の連休ころからが私にとってのシーズンインでしょうね。

 発電のために水が取られて,川に水量が少なくなっているところがありました。で,探ってみると,第一投目にゴボッと来ました。20cm弱といったところでしょうか。そういうときに限って緊張していないので合わせるところではありませんでした。
 その後はなかなかライズはなかったのですが,右の暗いトロ場で突然ヘッドアンドテールで20cm程度の銀白色の体が舞ったのです。前の魚が春の渓流色様だったのに対して,今回の銀色が鮮やかすぎてビックリしました。測定はしませんでしたが,水温はさほど低くなく,活性は高いと思われます。十分ドライで通用します。

 渓流に沿って車道がある(岡山県はどこでもそうですね)ので,気軽に入れますが,集落があったり,釣り荒れたり,なかなか釣り人には厳しいものがあります。解禁日のための放流だけでなく,魚育成のための放流もして欲しいものです。してるのかな? 支流はすべて禁漁にして,重点的に稚魚を放流したりね。
 上流は,雪代でガンガンの流れだったので,支流に入ってみました。上流は藪になっていますが,入ってすぐのところで20cm強の綺麗なアマゴ?がライズしました。この辺は水はもちろん透明で,川底も白っぽいので,色白の魚になるんですね。錆は無かったです。

 結局,チビも含めると,5回のライズがあったんですが,すべて外しました。しかし,元気なアマゴがいたことで,今年のシーズンは楽しみです。

 この夏は,キャンプでもしながら遊ぶかな。


 18日の日曜日,用があって津山に行ってきました。ついでに,○○漁具さんに寄って吉井川の鑑札を買ってきました。渓流地図の有無を聞いたところ,無いとのこと。昨年,千代川の時は,見やすい渓流地図を貰えたのに。漁協の意識の差かな? 店員さんに,阿波川の件(フライ・ルアー禁止のこと)を聞いたところ,解禁になったというアナウンスが無いから禁止のままだろうとのこと。漁協はそれを明確にする義務があるんじゃないかな? 前にも言ったように。それでも,フライは許可する動きもあったようなことだったので,漁協に直接確かめた方がいい加茂。

 せっかく年券買ったので,20日に行こうかとも思ったが,お彼岸でもあるし,花粉症が最高潮で,体がだるくて思うように動かないので,もう少し花粉が無くなってからにしようと思う。


 今年の釣行は,阿波村は敬遠しましょうか。電話を入れて「フライはダメ」と言われたらね。でも,ちゃんと釣り人に周知させなくてはいけないよな〜。今年も釣り雑誌には何も書いてなかったぞ! これまでも,はるばる大阪から来ている釣り人もいたのに。フライはダメ,なんて現場で言われたら,どんなにか怒るだろうな。

 で,今年は年券では鳥取の千代川と岡山の津山北あたりを,日釣りで吉野川水系をねらおうと思います。もちろん,フライでね。


 記録していなかったのだが,先日立ち読みした渓流の雑誌には(ゴメンね買えばいいのに),なんと,丹沢の渓流が2カ所も紹介されていた! (私にはもう関係ないけど...羨ましいなあ〜)1つは唐沢川! 行ったばかりじゃん!昨年。でも,物見峠越えで行くとは書いてなかったな(^^;)。やっぱり,いい川なんだ。それなら,もっと林道ゲートを作って,ヤマメ達を守ってくれい!(おおっ,なんと勝手な主張!)記事にしちゃダメダメェ〜。(今年行くかもしれないのにぃ ムリムリ)まあ,関東の釣り人様方,大切にして下さいませ。

 2件目は,なんと谷太郎川。ここは確か上流にマス釣り場があったよね。記事はそれより上流の釣り場のことか? こぼれマスをルアーで狙ったことがありますよ。今でも,良型が出るとのことでした。でも,もうダメですね。みんなが狙っちゃいます。では,また20年後に釣行してみましょう。うわー70近くなっているぞ! 今から鍛錬しておこう!

 話題が変わって,今年のテーマは,「渓流内部」

 新しくゲットしたデジカメで,渓流を内部から撮影してみます。もっとも,暖かくなってからね。お魚にならなきゃダメだから。心臓マヒで土左衛門にならないように注意しよう。


 渓流釣りの部分をGooに移転しました。これで,たっぷりと大きな画像をアップできそうです。これまでも,渓流の美しい写真をアップしたいなと思っていましたが,容量不足のため諦めていました。しかし,50MBの容量なら,大丈夫?かも知れない。新しいデジカメを買うかな? もしかしたら,動画さえも...

 日本の渓流はとっても美しいと思います。けれど,人の目に触れない所であるがゆえに乱開発され,その美しさはなくなりつつあります。残しておきたいですね。未来に...

しばらくは更新はありません。ないと思います...5月の真夏のような陽射しがなければ...