横笛の部屋


伴奏つきのベートーベンR3.7.19

 独奏するならば、テンポもタイミングも自由だけれど、伴奏させるとなるとそうもいかない。覚書の為に方法を残しておこう。

  1. 演奏曲を決める
  2. 伴奏譜とsoloパートを別にしてスコアメーカーで入力
    • 曲の始まりにタイミング音を5秒ほど加えると慌てない
    • スコアメーカーの認識モードでPDF楽譜から認識すると手早い
  3. スコアメーカーでWAVE形式でエクスポート 伴奏を得る
  4. 得られたWAVEファイルをスマホに転送
  5. 骨伝導ワイヤレスイヤホンで聞きながら篠笛で演奏する
  6. これをICレコーダーでWAVEファイルとして録音
  7. 必要があればRadioLine Freeで編集する
    • スマホの代わりにPCを使うと必要なところから演奏を録音できるし演奏ミスを挽回できる
  8. solo楽譜をスコアメーカーでPDFファイルにエクスポート
  9. このsolo楽譜からいくつかのjpegファイルを作成
  10. ムービーメーカーでjpegファイルを順番に追加していく
  11. 最後に演奏のWAVEファイルを挿入する
    • デフォルトでは1画像7秒ほどになっているので、均等割りして表示時間を決める
    • 演奏させながら表示時間の調整
  12. ビデオファイルに出力する
 屋外で録音すると風の音や鳥の声が入って面白いけれど、夏の蝉しぐれはホワイトノイズになってしまうし雨後は流水の音がノイズになる。また、風や車の音も入る可能性が大きい。その点、部屋の方が影響を受けない。また、PCで伴奏を聞くことができるので、演奏のやり直しが簡単になる。

ここで悲愴の第2楽章を聴くことができます。


試奏R3.6.30

 新しい篠笛がとりあえずできたのだけれど、いまいち良くない(^^;)

 で、以前作製した笛が熟成されてきた(^^)? ようなのでシリンクスを吹いてみた。半音が多くて篠笛には適さないけれど短いので楽。いつもの笛道場で、鳥には迷惑だろうけど(^^;)

ここに動画があります。

 ドップラーのハンガリー田園幻想曲も吹いてみたが、途中でめげた(^^;) 体力がないねぇ〜

 中央のC管で演奏。編集でエコーを加えてます。

ここで聞けます。

 バッハのシャコンヌはバイオリンが原曲だけれども、篠笛で挑戦中。沢山の音があるので、篠笛で吹こうとすると引き算の編曲となるけれど、手をこまねくよりは、手を出して楽しんだ方がいいと思う。

Chaconne途中までby sinobue

ここで聞けます。


最後の笛かな?R3.6.25

 篠竹が1本残っていたので、笛の形にしてみた。最低音がAに鳴ったはいいけれど、指が届きにくい(^^;)

 ドとレの音は半音が的確に出せるように半音穴をあけてみた。

 この竹も軽いので、音が出せるのか疑問だ。


最近の笛R2.2.25

 最近では2/11の画像の一番下の笛をもっぱら使っている。練習の成果なのか、2オクターブ+2音で上の「ミ」まで出るようになった。6年間使っているんだ! 自分でも驚いた。大切使ってやらねば。

 現在では、あちこちの「道場」と呼んでいる場所で練習している。ネットで主にBACHのPDF楽譜をダウンロードしてスコアメーカーに読み込み、音符を減らして笛用楽譜に編曲する、という具合。

 今のところ、バッハのシャコンヌは何となく吹くことができている(^^;)? シャコンヌつながりで、ビターリのシャコンヌも練習中。

 練習を続けると、それなりに吹くことができるようになるものです。遅々としてですが、音域も広がるようになってきましたね。まだまだ頑張ります。周りに迷惑にならないように。


久方振りで笛作りH29.2.11

 新しい笛を作ってみた。今回は、CとDの孔をダブルホールにして半音を出しやすいようにしてみた。ダブルホールは2作目。1作目を試験的に作ってみたところ、それなりに位置を決めることができたので、本番としてやってみた。ただ、竹は一本毎に太さやテーパーが違うので結果的にダブルホール全体が大きな面積をもってしまって、指で押さえにくくなってしまった。そこで、2つの孔全体が窪むように削って指が納まりやすいようにしてみた。新たな指使い練習が必要になった。

 歌口中央に線引きしているが、私の指使いではこの孔並びが今のところベストになっている。記録として残しておく。

 一時はショパンのノクターンやワルツを好んで吹いていたが、最近はバッハの曲がお気に入りだ。BWV800〜900番台が特にいい。新しいところで、チェロ独奏の曲もいくつか気に入っている。ただし、曲になっているか否かは問題ではない。ショパンやバッハの思いを味わうことと、認知症予防の指練習.....ということだ(^^;) 効果の有無は問わない。


泉山で練習H26.6.14

 泉山に登ったついでに吹いてみた。雲がかかっていていたせいか、自然に負けなかった(かもしれない)。

 姿勢が良くないね。

 今のところ、ヘンデルのクセルクセスの冒頭のアリアをチェンバロと私の篠笛、初音ミクで合奏する計画。残るは、私のパートを録音してミキシングするだけだ。完成したらアップの予定。Ombra Mai Fu という曲ね。


あちこちで練習H26.5.31

 最近は、時間があるのであちこちで練習している。周囲のみなさんご迷惑おかけします。基本的には人の少ない、周りに騒音があるところで吹いています。朝には、高速道路の下にある一般通路トンネルで録音してきたのを、YouTubeにアップしました。

 トンネルなので、残響が良く、お風呂と同じ効果で上手く聞こえる。上手くはないんだけどね… 一応通り道なので、2度ほど地域のおばさんが自転車で通ったが、間近に来るまでまったく気づかなかったので肝を冷やした。体に良くない。

 上の高速を走る車の音、特にバイクの音はけたたましい。時に野鳥のさえずりは嬉しい(^^;) 山の中だと、飛行機の音も入るから驚きだ。

 いずれにせよ、演奏技術のアップが喫緊の課題だ。

F管H26.4.20

 先日一番のお気に入りの笛を吹いたところが、響きが悪くて失望してしまった。もちろん、吹き手である私の技術が拙かったのであるが … それでも、吹き手を選ばない鳴りの良い笛を作ることにした。

 調子はF。全長255mmは少々長いが、下の1/3の画像の下から3番目に入る長さだ。

 この管はリコーダーのソプラニーノみたいなものですね。少ない呼気で音が出る。緊張していても音が出るかも。

 何本も作ってきたので、手慣れてきたのだろうか、音程が安定しているのがうれしい。これで、日常的に上着の内ポケットに入れて、いつでも音を楽しむことができるというものだ。


最近の作H26.1.3

 前の記事の割れた笛は、今一番のお気に入りの笛になっている。張りのある抜けた音がする。不思議なものだ。

 この写真でいうと上から4本目。現在作っているのが、上から2番目の白い管。吹くと、管自体が振動したので、久しぶりに頭部に鉛を入れてみた。音にどういう影響が出るかな。

 下の2本は短いがそれなりに音は良い。山に持って吹いても妙な音にならないと思う。

 その後もあれこれと作ってはみたが、なかなか音抜けのよい笛はできない。

 最近、7穴のC管を作ってみた。まあまあの音がする。ただ、音出しに強い呼気がいる。どうしてなんだろう。上の写真の一番上、長い管だ。8穴を開けたが、右端の穴は指で押さえない。

 塗りにも興味がわいて、いろんな塗り方を試してみている。ただ、笛なので厚塗りできないことと、曲面なので重ね塗りを研ぎ出すのに工夫がいることか。貝の微塵を注文したので、それを塗り込んでみたいと考えている。音に張りが出るのではと期待している。


なんと言うことでしょう〜2H25.6.10

 念を入れて歌口を作って吹いてみると,とてもいい音。そこで,次に指孔を順繰り開けていったら・・・割れた! (^^;)

 もったいないから糸で縛る。それでもいい音が出るので,このまま製作を続ける。内側は漆で塗り固めるし,外側は縛った糸のまま漆で塗り固めるからOKとする。

 お気に入りのいい音が出る笛は,割れた物ばかりだ。そんなものかも知れない。今後は,細いドリル歯で孔開けをしよう。


なんと言うことでしょう〜H25.4.28

 探していた笛が見つかった。なんといつも使っているソファにあった。探したのに。

 でも,お陰で同等の笛を作ってしまったので,2本になった。嬉しい!
お気に入りの3管だ。


一段落どころか…H25.4.27

 とか言っているうちに,大切な笛を一管無くしてしまった。お気に入りのD管だ。そこで,直ぐに新しいD管を作ってみた。歌口を作ったところで,これまでの最高の音色の管ができた。さて,指孔を開けてと…としたところ,最後の指孔を開ける途中で管が割れた(^^;) 

 諦めきれず,糸で縛って仕上げている。幸いに音色は悪くなっていない。でも,以前の方が良かった … と思う。一番上の笛。

 今の段階でのお気に入りの管達。

 それぞれの調子で長調管と短調管を作っている。2孔の位置を1孔寄りにすれば半音上がりになり,3孔寄りにすれば全音上がりになる。それだけの話なのだが,実際に吹いてみると,曲想はガラリと変わる。指遣いで短調にも長調にもなるが,即興曲を楽しむ私としては,重要なのだ。

 一番下の8寸の管の鳴りが一番良い。一番のお気に入りだ。

 糸で縛ると鳴りが良くなる場合と,悪くなる場合があるようだ。その都度,管に聞いてやらねばならない。竹の太さは,19mmから20mmあたりがいいようだ。


笛一段落H25.1.19

 ようやく笛製作が一段落した。好みの笛が3管になった。

 中央のE♭短調管。これだけに頭部に鉛を入れた。そのためか,音に張りがでる。お気に入りだ。

 山に持っていくのが上のD管。ポケットの入れるのが下のE管。しかし,管が短いと音程が不安定になり,2オクターブ目が出にくくなってくる。


笛一覧H25.1.3

 休みなもんだから,あれこれ笛を作っている。黒漆をかけていないのはC長調の調子。右手薬指と中指の間が開いて,私には厳しい。

 その直ぐ上の黒漆笛はE♭短調管。これは前段12.2の一番上の管だ。さらにその上の黒漆笛は頭部に鉛を入れていないもの。持ち運び用だ。鉛が入っていると,飛行機搭乗の時に要らぬ疑いがかかりそうだから。

 この木箱の上側にあるものは,E管。既に作っていた長い笛を潰して,新しい笛にする途中。空いている指孔をバルサ棒で塞いでいる。反対側に新しい指孔を開ける。ポケットに入れるような使い方をしたい。


笛一覧H24.12.2

 お気に入りの5本だ。上からEb,E,E,F,E管。特に一番上の管の音色がいい。息の入れ方による音の変化が大きく,音づくりが楽しい。

 漆塗りの仕上げが不十分だな。


笛一覧H24.11.10

 ようやく製作が終了してきた。いろんな管を作った。一番短い上2本はG管だ。下から4番目の一番長いのがB管。下3本は製作中。というのも,これまでは,ドレミ調の普通の笛だったが,短調管を作ろうと思いついて作ったもの。3本の内,黒漆で塗った物は長調管からの変更。孔のいくつかを埋めて,新たな孔を開けている。

 短い笛は山行用。なるべく軽くして19g。他の物には頭部に鉛を入れている。また,糸できつく縛って音を締めている(?)。

 短い管が多いのは,手の指がこれほど短いから(^^;) フローリングの幅が75mmだ。


龍笛(風)の自作H24.10.13

 少し前から龍笛を作っている。樹脂製の龍笛を購入したが,指が届かないので,多少高い調子で6孔のD管とした。

 唄口や指孔の竹の表面を削ったので,音が軽いというか虚しいことになったので,作業を止めていた。
 それでも,巻きくらいは施してみようかということで,太めの黒糸できつく巻いてみた。その上から,軽く漆を施した。すると,音にはりが出てきた。龍っぽい音だ(本当?)。そこで,この龍笛の作成を急ぐことにした。今まで作った篠笛よりも魅力的だ。

 6孔だし長さも短いので龍笛とは言えないが,吹きやすいのでいい。さらに吹きやすくするために,左手薬指の孔を向こう側へ倒して孔を開けようと思う。さらに,もう少し短いF管くらいのものを作ってみようかとも思う。


C管H24.10.7

 C管がこれからのシチュエーションで一番使いそうなので,作ってみた。自分の作ったC管と比較の意味で,篠竹調達でお世話になっている方の製品も購入した。それが,7番。

 竹は太さやテーパー度,竹本体の厚さなど一定ではないので,指孔の位置が不確定だ。また,ドリルで穴を開けても,その後孔を拡大して調律するときに微妙にずれるので難しい。もっとも,吹くときのメリカリで音程は調整できるのであまり悩むことはない,かも?! だから作成するのが楽しいのだが.....

 指孔の位置はネットで入手した計算式で出したものを基準に,以前に作成した笛の孔位置との比較で小さい孔をドリルで開け,その後調律しながら孔を切り出して拡大していく。

 2と3はまだ外側を漆塗りしていない。また,3は孔開けの途中で管が割れてしまったが,音が良かったので糸で巻いて補強し継続した。この後,漆で糸ごと固めようと思う。


H24.9.2

 いろんな種類ができた。上からG管,F管2本,E管3本。(7)からの3本はC管。それぞれ太さが違うので,同じ調子でも長さは微妙に違う。

 G管は鳴るけれど音が高すぎて使えない。夏の北アルプス登山には(2)のF管を持参した。人がいないところで吹いてみたが今一だ。森は音を吸収するし,第一吹こうとする曲がない(^^;) とりあえず,持参するには便利な長さだ。

 C管が指が柔軟に届く限界なので,C・D・E・F管を太さを変えて製作しようと思う。今のところ,細いもので外径17mm,太いもので23mmだ。漆を塗っているのは,黴止めと漆の匂いが好きだから。

 (7)が製作中のC管。


漆塗りの笛H24.8.12

 ときどき笛を作りたくなる。かつて作った笛に黴が生えていたので,今回は,漆で防御することにした。

 持ち運びに便利なように,F管を作ってみた。黒塗りで見栄えはいい? 音はフワフワしている。芯が通っていないと云うこと。吹き方が悪いのかな? テーパーか竹質か? 音域は1.5オクターブ位なので実用性は低い。でも,その範囲の曲を作ればいいってことだ。

 もう少し低い調子の管を作っている。C管だ。528Hz。今回は,純正率で指孔を開けている。フローリングの板幅は75mm。

 作り方:何管を作るかで,竹の長さが決まる。長めに切って中を朱色の漆で防水する。歌口を開ける。吹きながら,調子を合わせるよう管末を切る。既成の笛の孔位置を比例配分して小さめの穴を開ける。チューナーで確かめながら,管末に近い方から孔を広げていく。だいたい整ったら,竹表面の皮を削って漆を塗る。

 歌口の左側管内部の反射板は,その位置によって音色が変わるし,音の出る様子が変化する。最初はゴム栓を入れてもっとも良い位置を探す。フルートだと,管内径の長さが歌口中心と反射板の距離に相当するようだ。

 竹の儘だと質量が軽くて音質が軽くなるような気がする。頭部に鉛を封じ込めるよう,丸木の棒で挟み込んで止めようと考えている。音質に関係が出るのか試しながらやってみるつもりだ。

 本来は,笛の指孔は歌口に合わせて直線になっているのだが,私の指は短いのでそれに合わないのだ。そこで,私が押さえられる位置に孔を開けているので,妙な配列になっている。


沖縄の笛H23.5.20

 沖縄の国際通りを歩いている時に,琉球銀行の道の反対側にある店の前で,お兄さんが竹箒の笛を吹いているのに出会った。話を聞くと,沖縄の竹(普通の竹だ)の節を抜いて笛に加工したものに掃く部分を取り付けて竹箒のようにしているという。直ぐそばには販売している自作の笛があった。

 話が弾んで,売り物を吹かせてもらった。そこで写真を撮らせてもらって穴のレイアウトをコピーして作ってみた。この笛の特徴は管の下部(写真では右側)に2つの小さな穴が空いていることだ。管を長くして高音が出やすいようになるんだろうか? 中国の笛も,穴が空いているかどうかは分からないが,長い笛になっているのを見たことがある。調べる必要があるな。

 女房に五月蠅いと言われながらも上の写真にあるように2本仕上げた。確かに,長い割には2本は同じ調子に仕上がっている。


H20.12.31

 今回は,白いパイプを使ってみた。リシ笛作成のリシさんのサイトで孔の位置を教えていただいて作ってみた。C管の6孔平均律のものだ。

 音質は篠竹に負けるが,アバウトな使い方や作り方では抜群の質だ。そうはいっても音色が悪いわけではないし,吹き手が上手ければ遜色はない....だろう。

 けれど,篠竹を物色してはいる。しかし,取りあえず他の人たちと合奏することはできるようになった。


日本音階の笛3H20.6.20
日本音階の笛2H20.5.28

 新しく黒い樹脂パイプが入手できたので,作ってみた。細かったので,念のため前回の竹模様パイプよりも長めにした。けれど,それでC管になっていた。孔も前回のものに合わせて適当に比例配分してあけて,音を聴きながら,開けた孔を拡大した。
 柔らかい樹脂パイプなので,孔あけは楽だが,音色はいまいちだ。張りがない。まあ,作成練習と考えればいいか。

 篠竹の適当なものは見つからないので,プラスチックパイプを探した。内径が14mmのものと12mmのものを入手することができた。特筆すべきは,表面が竹の模様になっていることだ。

 厚さも篠竹よりは薄く,加工もしやすい。完成して吹いてみてもプラスチックなので湿度膨張が無く割れない。1mの長さがあるので,3本の笛を作ることができる。

 作成したのは32cm弱のC管だが,20cm程度の長さの日本音階の笛を作ってみたい。山の中で吹くのに持ち運びしやすいから。うるさくて他の登山者の迷惑かな?


日本音階の笛1H20.5.18

 ドレミ音階の笛をつくりましたが(下の画像の中央の笛です),その篠竹をC管の長さに切って陰音階演奏用に作り直しました。

 これがその音です。ただ,持ちやすいと思って左手指孔を横に空けたのが失敗。しかし,これで大体の孔の位置が分かったので,これからは迷うことなく製作することができるようになった。


日本音階の笛H19.12.4

 ずっと以前,篠竹を利用して横笛を作っていたことがある。小学校の頃から横笛が好きだったからだ。捕虫網の柄を利用したのだと思う。その頃の笛は,自分で言うのもおかしいが,ユニークなもので,中央に歌口があり,左右に2つの穴を開けたものだった。ハーモニカのようなスタイルで,両手の親指と人差し指,中指を使って演奏するようにしていた。キーの高い横笛だった。

 龍笛が欲しくなってプラスチックのものを購入したが,気に入らなくて放っていた。ある時,ネットで検索していたら,詳細なる篠笛の作り方があった。これに触発されて作ってみた。ただ,篠竹の入手が困難だった。ところが,四国を歩いていたら,素晴らしい竹林に出会い,そこに落ちていた40cmを越える長い節間の篠竹を手に入れることができた。

 ネットから得た穴空け情報を利用して作成したところ,思いの外すんなりと完成した。調性を考えずに長さを目一杯活用して作ったので,妙な調性の管になった。低い音が欲しかったのと,他の楽器と合わせるわけでないのでこれでいい。

 ただ,西洋風の調律なので面白くない。私が目指すのは,古風な日本音階だ。そこで,その前にこれまた偶然にホームセンターで購入していたプラスチックの管を,あれこれ穴を開けて一応の穴を開ける位置を決めた。これを縮尺して,前に作っていた竹笛に移植した。すでに空いているが,使わない穴はセロテープで閉じておく。

 そうやってできたのが下の3本。

 中央のが完成している西洋音階のもの。下がプラスチック笛。上のものが目指している日本音階の笛。

 今後は,新しい竹をどうにかして入手し,調性を決めた長さにしてから,穴開けをしていきたいと考えている。いずれ,作曲もするかな。


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