乗鞍岳 行


 70歳になって、できるだけ負担の無いような登山ができないか考えていた。すると、2702mまでバスが連れて行ってくれるという山があった。それが乗鞍岳。ただ、過去の台風の影響で岐阜県側からのアクセスができなくなっていた。長野県側からでは遠回りになる。しかしながら、2024年の8月20日13:00 に開通することになった(^^)/ 行くしかない。登山だけでなく星空も見てみたい!

9月13日(金)

 翌朝多くの写真家たちがまだ暗い中を日の出を取りに出かけましたが、駄目だったようです。でもみんな何か楽しそうでした。

 小屋を出た後、とりあえず頂上の剣ヶ峰方向に向かいますと、だんだんと天気が回復。なんと、青空が展開したのでした。そして驚いたことに、東の端に行って松本方面が見えてくると私のスマホにアンテナが現れたのでした(^^)/ 前回分かっていたらなぁ(^^;)

 ただ、ふだんの運動不足がたたり、剣ヶ峰は断念。乗鞍コロナ観測所?への分かれ道の所で引き返すことに。ただ時間があるので、冨士見岳2827mへ向かう。40mほど登れば頂上。このころには雲も大きく動いて槍穂高や甲斐駒、北岳などがチラホラ見えたり消えたり。富士山は南アルプスと重なっているようで判然としませんでした。しばらく展望を楽しんだのちに下山。

 この最後の写真、畳平の全景を撮れたことだけで、満足した気がする(^^)

9月12日(木)

 大分心残りだったのだろう。再度乗鞍岳に出かけることにした。今度は、列車で。

 瀬戸を6時34分に出発するはずが、9分遅れということ。前を走る特急が遅れてのことらしい。滅多に列車に乗らない私だが、私が乗る列車が遅れるということは頻繁にある(^^;) これだから信頼がおけない。

 結局、京都駅から乗るはずの特急ひだ25号には乗れなかった。京都(大阪始発)からの特急は1日これ1本。先を在来線乗り継ぎで、これまた1時間程遅れた。いやな予感がしたが、それ以降、高山からほおのき平、畳平と順調だった。

 宿は乗鞍白雲荘にお願いしていた。宿泊者は13人ほど。普段は満員続きで予約が取りにくかったのだが、うまい具合に空いていた。

 夕食には飛騨牛のすき焼きが出た。うまい酒もあり満足した。しかし、夕方には焼けた雲と青空で期待を持たせた割には一晩中霧、畳平が一晩中雲の中ですな(^^;) 星空は見れませんでした。

9月5日(木)

 乗鞍岳のほおのき平まで車で出かけた。朝6時に出発した。明るくなってからの高速は走りやすい。ただ、うっかりして確認していなかったが、名神高速で工事が行われており、特に岐阜羽島から一宮まではひどいノロノロで、1時間程遅れてしまった。13時55分の発車で畳平へ向かった。14時40分に到着。

 畳平では、私の携帯の楽天モバイルでは圏外。宿泊予約を取っていなかったので、2カ所ほどの宿泊所では泊まれなかった。唯一可能性のある肩の小屋には連絡が取れず、万事休す。しばらくウロウロして最終の畳平発15時55分でほおのき平に戻ることにした。

 渋滞で遅れずに畳平に行けていれば、13時40分。肩の小屋には30分もあれば到着して宿泊の可否が分かったのだが。遅れて到着したので、万が一宿泊不可だった時には、ほおのき平に帰れなくなるかもしれないので、諦めたのだった。残念だった。

 今考えると、ほおのき平に戻って車中泊し、翌日小屋に連絡を取って再度出かければよかったのかもしれない。が、そんなことを考える気力もなく、20時頃まで星の写真を撮って帰途に就いた。