R1.8.24 マイクロビットでの測定データをSDカード記録
マイクロビットでGPSを使えるようになると、そのデータを記録したくなる。以前にも、気圧や温度を測定したら、リアルタイムの表示もいいけれど、記録してPCで処理したかったのだ。
ネットを探してみると、挑戦して成功した方のページに辿り着いたのだが、なかなか苦しまれていた。諦めかけてはいたが、スイッチサイエンスのページを何気なく見ていたときに、いいものを発見した。OpenLog (2716:SFE-DEV-13712) という製品だ。調べてみると、大分前からある製品で、去年の6月や今年の1月の記事ではマイクロビットでも使われていた。知らなかった! といっても、マイクロビットを使い始めたのは昨年の9月だったからね。早速取り寄せて試してみた。
マイクロビットとオープンログはシリアルでつなぐけれど、オープンログのTXOとRXIはマイクロビットのアナログインのピンであればどこにつないでもいい。ブロックエディタで、シリアルブロックの設定をきちんとしてやればいい。ボーレートはデフォルトで9600bpsになっている。
マイクロSDカードを使うが、差し込み具合が不安定だ。グニャグニャしていてきっちりと差し込まれた感覚に乏しい。差し込んで電源を入れるとカードの中にすぐに以下のような内容のconfig.txtが生成される。
9600,26,3,0,1,1,0
baud,escape,esc#,mode,verb,echo,ignoreRX
上のように結んで、次のようなブロックで動かしてみると、
下のようになる。書き込まれるときには、やっぱりオープンログの青色LEDが点灯するよね。実は、測定を終了してSDカードを取りだすタイミングを今迷っている。昔から、書き込み途中ではいけませんよ! 今でもそうだろうけれど、青色LEDが点いていない時にエイヤッと取りだすのかな? オープンログはデータを書き込んだら、すぐにファイルを閉じているんだろうね、とか。昔の人は悩むのだ。
このオープンログが使えるとなると、GPSやBME280での気象データなどを記録保存ができるようになる。便利かも。
いつものようにマイクロビット風基板に半田付けをした。下のようになった。マイクロSDカードスロットはオープンログの基板とマイクロビット風基板の間になっている。このスロットは精度がイマイチで、なかなかカードを固定することができない。操作しているうちに飛び出してしまわないか注意したい。フィールドワークでやったら、SDカードは行方不明になりそうだ。
蛇足だが、相変わらず一度で上手くいかないのが悲しい。今回はOpenLog基板を画像より2つ下に半田付けた。ペーストを使ったもんだから珍しくスマートな仕上げになった。ところがだ、GPSセットに入れようとしたら、マイクロビット本体のボタンと干渉して入らない。仕方なしに剥がした。それもOpenLogは高価なので、マイクロビット風基板を割って(それでも300円)OpenLog基板を取りだしてから付け直した。かなりの高温だったし、OpenLog基板も変形したが、新しく付け直した上画像の基板が機能してくれたのでホッとしている。