H13.11.12
閑谷の楷の木
日曜日に出たので,代休をもらいました。天気も良くなってきたので,閑谷の楷の木の紅葉を見ようと出かけました。月曜日ですから,静かな紅葉が楽しめると思って来たのですが...
周囲の紅葉は良かったです。ただ,今日は朝にTV放送か何かの収録があったのか,人は多かった! それと,残念なことには楷の木の片方がまだ,紅葉していませんでした。右側の楷は黄葉してましたけど。もうちょっとかかりますね。来週の土日には良いかもしれません。
閑谷は,毎年生徒を連れて宿泊研修にやってきます。国宝のこの講堂では中に入って論語の学習をさせてくれます。観光者である今日の立場では,中に入ることはできません。家内と2人でのんびり回るのもいいものです。そばを流れる川を遡って黄葉亭にも行って来ました。
途中に,津田永忠さんの屋敷跡があります。こういうところに身を置いて閑谷(閑谷の詳しいことは,調べるか,当地に来てね)を作ったこと,生活できた(寂しいですよね)津田の殿様は立派な方だったんですね。
俗世間で仕事をしていると,だんだん人間が臭くなっていきますよね。風呂に入ってもダメなんで,山に出かけるわけです。山は純粋なんです。そりゃ野生の世界ですからね。そして,シンとした精神の世界,神の領域。そこにいると,だんだん臭みが取れていきます。けれど,自分という人間が弱いんでしょうね,孤高として生きるほど強くない。だから人恋しくなって下界に降りてくるのでした。でも,いいですよ。私の山行きはそれでいい。人それぞれに山行きスタイルがある。