金刀比羅宮


 四国に渡って,讃岐うどんを食べようということで出発しました。強風の中,瀬戸大橋の上では車のブレがかなりありましたが,目的地,といっても直前に決めたファジーな場所である「ジャンボうどん」に行きました。ここでは,「釜あげうどん」を賞味。私はつい「山かけうどん」を注文。さすにコシがあって美味しかったです。さらに,安いということが素晴らしい。讃岐人の心意気を感じます。

 けれど,「釜あげ」とか「湯だめ」とかの違いがよく分かりません。
 我が家では,よく乾麺を湯がいて同じようにして食べますが,麺は麺でも,違う食べ物と思った方がいいですね。生ラーメンとカップヌードルのように。

 さて,腹が良くなった後,近くの國分寺(香川県 80番札所)にお参りしました。本尊は十一面千手観世音菩薩が安置されています。

 いずれ四国八十八ヶ所を歩こうと考えている女房ですが,ここの國分寺にはその八十八ヶ所の全本尊の石仏が並んでいたので大喜びでした。

 引き続き,せっかくだからと,金刀比羅宮にお参りしました。金刀比羅さんは石段が多い! と聞いていましたので,その何千段!もの石段をまさか登ることになるとは思ってもいませんでした。下の方でウロウロしようかなと思っていたのです。

 しかし,女房は登るつもりだったようです。

 車は土産物店の駐車場に置き(その店でお土産をなんぼか買うと駐車料金は不要になる),最初のうちは両側に土産物店がある石段を歩く。

 団体さんと一緒に登る。説明が聞けて便利です。軽妙な語り口に思わず笑ってしまいます。

 いくつかの大きな社殿を見て,急な階段の登りを過ぎると,なんとそこは御本宮の真ん前。あっけなく到着しました。

 正月の準備が行われていました。こんな看板が出ていたので,その内容を下に記します。

金銀両参りのお守り
 金刀比羅宮は「こんぴらさん」の名称で親しまれる,「海の神様」。同じ瀬戸内海にあって,八百余年にわたり境内より別府の海を見守って来た八幡朝見神社。母なる海を介して繋がる両神社は,平成八年,姉妹神社の縁結びを果たし,より深い結びつきと御利益を得ることとなりました。
 「幸運」を招くといわれる金刀比羅宮の「黄色」(金)に対して,八幡朝見神社では「長寿」の色「銀」(シルバー)をシンボルカラーとし,これを機に「銀のお守り」を調整いたしました。

 幸運を招くこんぴらの「金」
 長寿を招くあさみの「銀」

 金銀両方のお守りを身につけられることで,めでたく「金銀両参り」と相成り,さらなる健康と幸せに御利益があるものと確信いたします。

 下りで分かったことですが,下のような石標がありました。これによれば,石段は全部で785段ということですね。これなら,あっけなく登れたはずです。登るときに気が付かなくて良かった?かな。


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