71歳になって、なかなか自転車に乗らなくなった。20インチの手軽な自転車はあるのだが、20インチとはいえ大きいし、オーダーメードなので大切なので2階の部屋に置いているものだから尚更乗れない、乗らない。
そこで、もっと手軽な14インチの折り畳み自転車に触手を伸ばした。10年も乗れないだろうから、安価なものを狙った。しかし、人気のある確かな製品を探した。すると、キャプテンスタッグの14インチ折り畳み自転車が見つかった。シングルギヤで坂道は苦手らしい。しかしながら、カスタマイズして3速にしている人もいる。いろんな記事を読み漁っていると、確かに格安とはいえ、確かな製品で拡張性があることを理解した。以下の記事は、長年の自転車遊びで培った知識と作業手業を基にした試行錯誤によるカスタマイズの成り行きである。
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2025.6.28 しまなみ海道のギヤ比
20インチでしまなみ海道を一部走ってきた。その時のデータから、平坦地と橋に上がる坂道のギヤ比を14インチ自転車ではどう決定すればいい考えてみる。単純なギヤ比ではインチ数(タイヤ周長)が違っているため、無意味なので、クランク1回転で進む距離(ロールアウト)を導入。ただ、何cm進むという数値は同じ20インチでも太さが違えば異なるので、アバウトに単純に、14インチと20インチの前歯数/後歯数×インチ数の比で考える。
しまなみでは、平坦地ではほぼ43×15で巡航だったので、ロールアウト43/15*20=57。大橋に上がる3%登坂では26×17を使ったので26/17*20=31。平坦地を行く時の53%になる。このデータを14インチにあてはめる。
30×9は固定なので30/9*14=47。これの53%となると25。このロールアウトになるためには、逆算して16.8Tとなる。取り付けている3速フリースプロケットの17Tで丁度良いことになる(^^)/
実際に14インチでしまなみ海道を走ってみて、確かめてみたい。クランクとフリーの間隔が短いので、チェーンラインが真直ぐにならず抵抗が大きくなることが予想されるため、実際の走りでは違いが出るかもしれない。
ところで、平坦地を快速で走るには、もう少し前ギヤを大きくしたい。ということで34Tを組み込んでみた。
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今の所はハンドチェンジだ(^^;) 使えるなら、フロントディレーラーで変速してみたい。ロッド式を作ってみたい気はするが、実際の製作者の記事を見てみるとなかなか難しそうだ。
チェーンラインを見てみると、下図のよう。実際に次にしまなみ街道を走る時に確認したい。
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おおっ、これで4速になったということか(^^)
2025.6.6 3速化 その4
シフターはこのサンツアーのを使っている。左のバーエンドコントローラも捨てがたい。いつか使ってみようと思う。
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変速機はシマノのFT35A_TOURNEYが使えることをネットで見ていたので使っている。今のところ問題はない。ただ、今後のこともあるので確認してみた。
トップスプロケット最大14、最小11ということだけど、9Tはまあまあいけてる(^^;) トータルキャパ17Tはクリア。
この変速機は6/7スピード用ということなので、上下の動き幅はそれなりに大きい。ただ、自転車は3速なので、動き過ぎてしまうとフリーからチェーンが外れてしまうし、リム側にガイドプーリーが絡まったら一大事。ここを注意しなければならない。
Hの方は付属のねじを最後まで締めてちょうど良かったが、Lの方は短かった。そこで、手持ちの長い4mmねじに交換した。
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リアフリーは9・13・17Tのスプロケットセットのものを購入して、もともとの11Tシングルと交換した。ネットで検索していると、これをクロスレシオ化できるらしい(^^)/
トップの9Tは固定用らしいので変更できないが( 訂正11・13・15Tというセットは9T始まりのセットとは構造が違うようで、互換性はないらしい )、9速カセット用のカセットギヤで変更できるようだ。11Tをゲットすれば、9・11・13にできるということ。といっても高速走行はしないから、いいんだよね(^^;)
しかし、このことを知っておけば、前ギヤの変更とともに後ろも組み替えれば、かなりの多様なセットができるということだ。
裏山の峠道で試走してみた。高度10m上げるごとに国土地理院の地図で計測したところの14.9%・6.1%・8.7%・8.9%の坂を30T×13T&17Tで登ってみた。歩く速さ位(^^;)だけれど、メカの支障なく上がれた。また近回りをポタリングしたところ、20mほどの激坂も降りることなく上れたので、30×17Tは有用だ。あとは、エンジンの脚力アップだけです...一番の難題(^^;)
2025.6.5 3速化 その3
ロウに入った状態。リヤディレーラーのプーリーはトップの時より垂直に近くなっただけで、前に引っ張られなかった。
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従って、リムの立ち上がりに触れる危険はなかった。ただし、1速のギヤに入った時はかなり近くなる。リヤディレーラーの調整をきちんとしておかないとリムに突っ込んで大事故になりそうだ(^^;)
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まあ、17Tに入れた時はやたら軽くて、使えないかもしれない(^^;)
2025.6.4 3速化 その2
下の画像は9Tスプロケットに入っている状態。最初、左の状態にしていたが下のプーリーがかなり前に行っており、手動でRDを操作して17Tに入れるとRDがリムにぶつかる(^^;) 下のプーリーが右下の方向に動くのだ。ならば、ロウに入れた時に画面の位置にあればいいんでは? ということで、チェーンのコマを8つ増やしたのが右画像の状態。
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ただこうやっても、手動でRDを動かした感じでは2速までが限界。ロウに入れると、ケージやチェーンがタイヤやリムにぶつかる。1.5インチのタイヤを細くするかな... と思っていたが、アリエクで14インチの完成ホイールを調べてみると21mm幅のものもある。オリジナルで使っているホイールのリムは幅が26mmなんだよね。片側2.5mmよけてくれる(^^)わけで、3速いけるかもしれない。
今日、変速ケーブルが届いたので、実際に取り付けてみて試してみるしかない。ただ、折り畳んで車の中なので、取り付けはまた後日。
2025.6.2 3速化
アリエクで購入の3速ギヤ。DAHON K3のフレームがあちこちの自転車メーカーからOEM販売されているのかな。キャプテンスタッグ リライトもそっくりだ。K3の規格でいろんなものが販売されているし、こちらとしてはありがたい。
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左はリライトに付いていた11Tのフリー。付属しているスペーサーパイプの長さが違う。この長さが重要なのだ。
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ハブに取り付けた様子。スプロケットの位置が微妙にずれています(^^;)
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組み付けたら、試してみたくなりますね。幸いに最初から付いていたチェーンはどうやら薄歯用のようだ。シングルギヤの場合は厚歯が多いということで、使えないかなと思っていたが大丈夫だった。
それならリヤディレーラーも付けてしまえ。ということでやってみた。
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このスタイルで走行してみると、なかなか軽く走れた(^^)/ 変速ケーブルを付けていないので、ディレーラーの調節ネジをねじ込んで、9Tスプロケットに納まるようにしている。
こうなると、チェーンホイールカバーを付けたくなるね。実用性と装飾性を兼ねて。
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いずれにしても、チェーンホイールの40数個の歯を削らねばならない(^^;)
2025.6.1 クランクとチェーンホイール
これまで使ってきた20インチのギヤ比と比べながらクランクとチェーンホイールを決める。フリーの3速は9−13−17と決まっていて入手済み。
20インチは前43×26、後13〜22の5段。グラフは縦軸にギヤ比×インチ数を取って比較しやすいようにした。アバウトだけれど、タイヤの周長を計測できない自転車もあるので。特に、CarryMeに乗ってヒルクライムしている人もいるので大いに参考にしたくて(^^)/
見比べてみると、前ギヤは30Tくらいがいいと判断。なぜ30Tがというと、そのチェンホイールを持っているから(^^;)
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となると、クランクは手持ちのスギノXD2を使うことになる。問題はリライトのBBのスクエアーテーパーとXD2がマッチするかということ。4角テーパーには様々な規格があるらしい。昔からいろんなジャンルで互換性問題で泣きを見たものね(^^;)
エエィ! やってみちゃぇ〜 ということでやってみましたら、入りました(^^)
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問題があるかもしれないけれど、ガンガンに走るわけでないので良しとします。
次に問題なのは、チェーンラインが出るかです。リライトに付いているクランクはアームがかなり湾曲していて本体側にチェーンホイールを近づけているんですね。だからXD2が取り付けられたとしても、XD2のチェーンホイールは本体から遠く離れているのです。しかし、手持ちのXD2はトリプル用に加工しているので、3枚目がかなり自転車側に寄っています。
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上手い具合にチェーンラインは出ているようですね。あとは調整で。
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リライトのカスタマイズ構想