ドライフライフィッシング06年度


8/31 シーズン最終日

 岡山県の渓流釣りシーズンは一般的に8月一杯だ。従って,31日が最終日となる。夏休みの最終日と重なるので,休みを取って出かけた。毎年釣りに行っていると思って調べてみると,最終日に出かけたのは今年が初めてだった。釣りに行けるのも後僅かなので最終日を記念にしたかったのかもしれない。

 前回27日の日曜日に,朝一番で仕事があったため昼からの出漁になった時には,先行者が釣果を示しながら談笑しているのを横目に入渓したのだが,結果ボウズだった。その時の記憶が鮮明だったので,平日となる今回は期待が大きかった。平日でも月曜や水曜は釣り人がいたりするのだが。

 天気がとても良かったので,陽光のもとで釣りをしたい私としては,開けたところを入渓場所とした。地元の人が食事の一品としてアマゴを釣るために,なかなか釣れたためしがないポイントだけれど,余りにも魚がいそうな所なので,とりあえずプレゼンテーションしてみた。すると,なかなかの型がヒット!

 今回は型の良いのが出た。それも素直に出る。先行者がいないのは気分がとても良い。河原の砂地には釣り人の足跡が乾いていた。

 先行者がいないものだからアマゴも開きや瀬に出ていた。そこで,ラインを長く出してシュートする。そこにアマゴがいれば大らかにフライを銜える。天気が良く,渓の水も透明度が高いため,アマゴの姿もよく見えた。流下するフライを追って二度三度身をくねらせながら,迷った末に銜えたのを視認して合わせることもできた。

 遡行を続けると,開けていた渓流は木々に覆われる。倒木が流れを跨いで投げにくいところがあった。先ずは手前の黄色の点にシュートしてみるが反応なし。水色の点にフライをプレゼンすると,赤点の大岩の下から脱兎のごとく飛び出してきた。

 右端のポイントは複雑な流れだったが,右側の底がよく見えるところではなく,黄色点で出た。それも,魚の出が分からない,ピックアップの瞬間に出た。釣れてしまっただけだった。しかし,今日一番の23cmだった。


 27日の日曜日は時々大雨が降った。先行者もあったので釣果はなし。ただ,水中の写真は良く撮れた。

 少々緑がかっているけれど,実際の水中の色が分からないので,修正はしない。

 大雨が降ってきたけれど,渓から上がれなくて大きな木の下で雨宿りした。しばらく間は景色は真っ白になってしまったので,フライを交換しながら過ごした。しばらくすると雨があがったので遡行を再開した。渓は居心地がいい。


7/15 この間の続き

 2台のデジカメを使っているが,時刻合わせをきちんとしていないので,どの順番に並べるのか分からなくなった。どこでどれを釣り上げたのかが分からないと云うこと。

 朝,晴天だったので夏山のためのトレーニングに那岐山に行こうと思ったが,疲れ果てていたので,釣りに転向した。準備も釣りの方が楽だったし。慌てていたわけではなかったが,ウェーディングシューズをうっかり忘れてしまった。しかし,準備の良い私は,車の中にずっと置いていたウェダーをもすっかり記憶の彼方だった。暑い釣り場について,仕方なくそれを使うことにした。良かった!

 前回良型が出た所から入渓した。天気はドライブ中の霧が嘘のように無くなっての晴天。それでも水中画像はいまいち。濁りがあるのかな?

 この大岩の向こうで久し振りの岩魚が出た。チビだったので,水中やら水面での被写体になってもらった。

 一番向こうの大岩の下に何度もしつこく流した。ライズは見えなかったが,黒い魚影が走ったので合わせると21cmが出た。

 このあとザラ瀬で岩魚が2尾出た。ザラ瀬でも深いところがある。そこから出てくる。

 この橋の下で出たことはかつてなかった。しかし,今回は20cmが出た。

 それまでは天気は良かったのだが,見上げれば黒い雷雲がどんどん流れてくる。これからが最初の核心部(それほどでもないけど)になるので,納竿とした。

 しばらくして,大粒の雨が降ってきた。崩壊した斜面の横を通る時は,少々ヒヤヒヤした。


7/9 梅雨の合間に

 いろんなことがあって,なかなか釣りには出かけられない。無理矢理作り出した休み,天気状態は良くなかったが出かけた。以前の大雨で道路が寸断されたと聞いていたので,大回りして上流に直接入ってみた。

 梅雨ではあるし,台風も近づいているのでどうなるかは分からなかったが,出発する頃には多少空に青みがあったし,朝から気温も高かったので,雨に濡れても大したことはないだろうと思って家を出た。

 最近の雨で水量は増加していたが,活性が高まるような流れだった。しかし,反応するのは木葉アマゴのみ。なるべく魚体に触らないよう,針を持ってリリース。バーブレスなのですぐ外れる。といっても,魚がかかった時にはテンションを保つことにより滅多に外れない。

 いつも通りの川筋を釣り上がって,ここで最後にしようというポイント辺りから雨が激しくなった。濡れても大したことはなかったが,橋の下で雨宿りした。何度か転んで小脇から下はずぶぬれであったし,上半身は雨でも濡れてしまったので,雨が上がったのを契機に,それから上流の大場所を釣り上がることにした。ここは胸までつかるので,滅多には釣り上がらないところなのだ。それに,かつて釣れたためしがないから。

 それでも絶好のポイントの様相を呈してはいるので,ラインを思い切りだしてシュートしてみる。すると,一投目にライズがあった。ような気がする。覚えていないのだ。腕が反応し合わせをくれると思い感触が伝わってきて,手前の大岩のエゴにはいってしまった。引っかかったようになって出てこない。仕方なしに深みに入って上流側から竿のテンションを使って無理に引き出した。上がらないので針が外れないようにして,下流の浅瀬に導いた。すらりとした24cmの雄アマゴだった。

 その後も遡行したが,入渓する時にリーダーをスプールごと流れに落としてしまい,フライを替えるたびのティペット減りで釣りづらく,集中力も切れたので納竿とした。

 この1尾を最後にして帰途についた。途中土砂崩れがあったところを通ってみると防護壁ができていて通れるようになっていた。

 オークションで入手した防水ケース付きのCASIOカードカメラで撮影したが,ケース窓についた水でボケが入っている。水中撮影もしたが,曇天で光不足のため悉く失敗した。


5/7 雨の中

 雨が降ってしまったが,その方が先行者もなく良いだろうということで出かけてみた。しかし,ダメ。反応が鈍いわけではなかった。1尾だけ釣り上げたが,このアマゴは何度も繰り返してフライに反応してヒットしたのだ。

 水中写真も,光が廻らず良いのが撮れない。やっぱり釣りは天気の良い方がいい。


5/1 初釣行

 今年の花粉症が甚だひどかったために,少々控えていたつもりなのだが,ついに5月に入ってから釣行した。この日は気温が25度を超えて所によっては真夏日を記録したそうだ。渓流では,多少風が強く,気温の割りには水温はまだまだ低かった。上流に入渓した時に,20cm級を釣ったが,錆びていて細身のアマゴは痛々しかった。

 最初の1尾。新しいデジカメ(中古なんだけど)では接写ができないので,ピンぼけだ。画像縮小してシャープニングをかけてごまかしている。

 最初の1尾は,上部右上の丸石の僅か下流でヒットした。右はその内部構造。このデジカメはCASIOのEX−S2で,防水ケースもオークションでゲットしたものだ。胸のポケットに入れても違和感はない。接写レスなのが玉に瑕。

 これは2尾目。小さすぎる。しかし,この日は25cm級が2尾ライズしたのだ。それも極めてシビアに。かなり入渓者が多いのだろう。

 左の画像では,中央の飛び出した小岩の向こう側でヒット。右側の画像では,右の滝の流れが左に来るところでヒット。ここはかつて釣れたことがないポイント。


3/21 ただいま準備中

 昨年穴が開いていたウェダーは,更に足裏のフェルトがはがれてしまっている。部品は購入したが,未だ直していない。どうせ初釣行は4月下旬の連休初日くらいになると思っているので,今は,フライを作っていればいい。この時期に焦って釣行すれば,花粉を浴びることになるだろうし,ウェダー無しでは冷たい水に体を冷やすだけだ。

 フライは,クリーム系のパラシュートパターンを#17あたりのフックで5〜6個で充分だろう。最近は目も悪くなっているので,ミッジはとうてい使えない。ゆったりした流れで,フライではなく,魚のライズを見て合わせる使い方をするのに,数個巻いておくか?