8/31
岡山県の漁期は8月一杯だ。だから31日にはどうにかして出かける。今年は,秋霖前線が停滞して雨が数日間続いた。雨でもいいや...ということで出かけたが,天気は回復しつつあった。
釣り場では,霧雨は時にあったものの,落ち着いた曇り空。けれど,水量が多くて,魚は底に居着いているのだろう,フライへのライズはほとんどなかった。ミミズエサによる脈釣りなら良かったのかもしれない。
結局この日は木の葉アマゴ1尾にとどまった。しかし,心は落ち着いていた。これから半年の休憩にはいる。
イチゴがあった。高山より1ヶ月遅れか。
8/17
2ヶ月ぶりの釣りだ。と思えば,そろそろ今シーズンが終わる。
流れは思った以上に豊かな水量だった。この暑い毎日に関係なく,県北では夕立があるんだろうか。
結果的には,水面に直射が当たるようなところでは魚はかからず,木々に覆われた流れの瀬でフライを追った。
こんなところが当然出るところ。右端の画像では,25cmほどのイワナが出た。しかし,最初のライズを外した。2度目ではヒットしたものの,フライがすっぽ抜けた。ちゃんと確認しておかなければね。フライを替えての3度目もかすかに追った。それっきり。
右の茂みの下から出てきたような気がする。ラインが長めに出ていたのでリトリープに苦しんだ。
石垣脇の細い水路から出てきた。これを上げた後,別の魚がそのポジションに入っていったのが見えた。
使っていたフライのハックルがとれてしまった。丁度ウエットフライのようになったのでそのまま使った。流れの脇の反転流,中央岩の下だが,そこにシュートしたらそのまま沈んでしまった。見えなくなったので引っ張ってみたら,魚がかかってなかなか上がってこなかった。
あと1回くらいは釣行出来るかな?
6/17
県北に来たら,ちょっとは渓の様子を見なければ収まらない。渓魚には迷惑な話だが。渓を見ればロッドを振りたくなる。そうして渓に入ってしまえば,時の経つのを忘れ昼食も摂らずに彷徨ってしまう。
アマゴたちも成長が良くて,少しずつ大きくなっている。今回はチビだけど岩魚も出た。アマゴも岩魚もザラ瀬で大らかに活動していた。
5/12
大山登山に備えてトレーニングをと思い,登山靴も持って釣行した。結果としては,天気が悪くなりそうだったし膝の状態が悪かったので,ずっと釣りをすることになった。昨晩の飲み会でも制限したし,登山具店で膝サポーターも購入していたのに。
天気が良く先行者もいなかったし水量も十分だったので,瀬に出ているアマゴを狙うのは気持ちがよいものだった。
チビアマゴも出るが,16cmのものが出てくる。なかなか速い。
昼過ぎまで釣って,下流に転進した。下流の方が方は良かった。こんな淵でもフライを流せば底の方から飛び出してくるのが見える。一瞬躊躇ったようだったが,フライを銜えた。20cmだった。
その後も同じ型の雄アマゴがヘッドアンドテールで空中を舞ったが,ヒットさせられなかった。
水場で湯を沸かし,のんびりして帰途についた。
5/5
5月連休後半に山形に飛んだ。兄が福島に移り住んだとのことで,山形にいる母も連れて,一度見に行こうということになっていた。5時半には出発した。
東根のICから高速に乗って山形道・東北道へ。直ぐに降りて,国道6号線まで細い山道を走る。事前に調べていたので順調にこなす。6号から南下。9時前には目的地に到着。
さて,私はすぐに兄と一緒に裏の川を見に行く。到着してすぐに冷凍されたヤマメを見ていたのだ。太平洋から10km程の所で,綺麗な水にヤマメがいるのに驚く。これまでも,ネットや書籍で知ってはいたが,事実を見ると改めて驚く。釣り具はないし,鑑札も購入していないので,虫を捕らえて川面に投げ,ライズするヤマメを見て楽しんだ。大物は出てこないが,15cm程のヤマメがパーマークを見せながら補食する。
葦が繁茂するだろうから,釣りをするならそれまでだろう。しかし,かえって釣り人から守られて大きくなるかも知れない。ギンケが釣れたということだから,遡上のヤマメも狙えるかもしれない。もっとも,岡山の私には関係ないことか。
さらに上流を遡れば,渓相が一変して源流となり岩魚が出るそうだ。恐るべき東北。そして,そんなところで日々をのんびり過ごす兄に軽く嫉妬する。
4/21
午後からの出漁になった。今年も大山に登るので,トレーニングとして県北の山を登っておく必要があるからだ。それに,最近は血圧が高く,体の塩分や老廃物をを出すのに最適だからだ。素人考えだけれど。
土曜日だが,午後からということで先行者の影響はないだろう。それでも,釣りをしている間中,他の場所から移動してきたと思われる車が何台も通り過ぎた。意識しすぎだろうか?
今年はまだまだ小さいのしか釣れない。折角のランディングネットが可哀想だ。けれど,このチビアマゴは美しい。パーマークの乱れのなさは天然ものの印だ。
あちこちでライズしてくれるが,この渓は人気らしくて大物はすでに県外の釣り師に釣られている。それでも,写真を撮っている場所ではそれなりに反応してくれた魚がいたところ。
これだけ直ぐ側を道路が走っていれば魚は直ぐにいなくなる。道路が近くを走っていれば,私のような者でも釣りができるということでもあるけれど。
この大場所では,少々ラインを出して遠くからシュートした。魚は無防備にライズする。ヒットした魚はかなりの引きで,20cmを越える姿が目視できる所まで引き寄せたが,良くあることのように,直ぐ近くで自然リリースされた。若かったころには悔しくて仕方がなかったが,今では何事もなかったように遡行できる。
昼飯も摂らずに遡行してしまい,午前中の山登りで失ったエネルギーも莫迦にならなかったようで,足下がふらついていたのだろう,コケを纏った大岩の斜めになった部分で不覚にも滑り,川の中に沈した。全身びしょ濡れになったので,林道に上がった。寒い季節でなくて助かった。
大分トレーニングしなければいけない。
4/14
昨晩の飲み会の帰り,久し振りにあった知人と釣り談議に花が咲いた。14日の土日にかけて出漁するとのこと。1泊で温泉につかるのも目的のひとつだとか。羨ましい。そういう釣り旅もいい。
やたら刺激されてしまったので,まだ早いかな?のつもりだったのが,急遽初釣行とした。いつも購入する年券の販売所が9時から開くので,それに合わせて出発。天気は回復傾向だったが,県北なので濃い灰色の雲の動きが激しい。気温は14度。
釣り人はいなかった。けれど,おそらく解禁からの釣り人にいたぶられたのだろう,反応はいまいち。それでも,水温はさほど低くはなく,アマゴも瀬に出ている。はじめの2投目で20cm級が鮮やかな姿を見せてフライを追ったのを見て,期待を持ってしまった。
風が激しく,プレゼンテーションも合わせも上手くいかない。半年以上のブランクはなかなか釣りの体を元に戻せない。それに,この冬は山にも登らなかったので,足腰が軟弱のままだ。岩の上をスタスタとは移動できない。
それでもようやく一尾目。こんなチビアマゴだ。自作のランディングネットの出番にもならないのだが,折角なので記念に撮影。手で魚体に触れないのでリリースダメージがないかも?! 菱形の網目がきちんと見えて嬉しい。
渓もまだまだ冬だ。5月の連休あたりの25度を超えて,ムッとする新緑の渓になるまではフライのシーズンインではないかも知れない。
水中の写真にも魚は見えない。
キープする収穫がなかったので,林道の縁に出ていた蕗の薹を摘んで帰った。薹が立ちすぎてはいるが,細かく刻んで油で炒め,砂糖を加えた味噌でからむと「蕗の薹味噌」の完成だ。朝飯に春を感じる一品。
4/8
ランディングネットが完成したので,フライを準備した。暖かくなったら,4月中旬からでも出かけるかな。
春はミッジなんだけれど,見やすいように,#15TMC103BLフックを使い,蛍光のポストにパラシュートを巻いた。とりあえず5本。これで十分? ハックルは黒と茶,グリズリーを使用。さてさて,今年はどんなドラマがある事やら。
そうそう,夏には南アルプス大井川源流で久し振りにロッド振る予定。
10/31
このページを見てみると,記録を取りだしてからすでに10年が経っている。岡山に越してきてから20数年過ぎていることを考えると,感慨深いものがある。そろそろ釣りも卒業か? と思いめぐらせても,それを実行する気持ちはない。煩悩が多すぎて,竿を折ることはできない。
そういう葛藤の中で,人生が終わっていくんだろうな。