ドライフライフィッシング09年度


8/15

 南アルプスの間ノ岳を目指してきた。もっとも,体調不良で途中引き返してきたのだが。時間が余ったので野呂川に遊んだ。事前に遊漁券は奈良田の早川漁協さんにお願いして購入しておいた。パックフライロッドも作っておいた。夏の源流のために#13のパラシュートを数本巻いておいた。

 環境は抜群だった。ところが,釣り人が多かった。フライマンも2人いた。テント泊で年券を買って遊んでいるようだった。ちょっと寄りの山屋には場が違った。来年は両股で遊ぶぞ!

 それでもこの流れはいい。心なしか以前遊んだ時よりも渓の水温が高いような気がした。あの切れるような冷たさがない。以前って,30年ほど前のこと。

 最後の画像には夫婦連れが写っている。小屋周辺から上流に遡行しているのを車窓から見たのだ。夫婦でいたことではなく,その時間まで野呂川で遊べることが羨ましい。


6/8

 今回は平日なので釣れる予感がした。滅多に入らない下流は,水質が上流程良くはないものの,渓が深くて気分がいいところなので,下流を攻めることにした。

 流石に平日。蜘蛛の巣だらけ。先行者がいないと言うことですね。魚影は薄いが型を見ることはできた。前回は15cm級だったが,1ヶ月後の今日は20cm急に成長していた。

 22cmが釣れた。鮎の友釣りのように背がかりしたので,なかなか上がらなかったのは,30cm級のように感じた。


5/2

 花粉が収束したので,2週間振りに出かけた。気温はさほど高くはなかったのでライズはシビアだった。下流の実績があるところで,まず型を見ることにした。15cm級が2尾,チビが数尾でた。

 ただ下流は水質が良くないので上流に転進することにした。久しぶりに岩魚を獲たので,撮影してみた。頑張って大きくなれよ。

 あまり気も乗らず,芳しい結果もなかったので納竿しようとして,水場で湯を沸かして昼食とした。その後,再び竿を取って最下流を攻めてみたところ,ヒットさせるまでには至らなかったが,思わぬところで型の良い魚のライズをゲットすることができた。次回は,ここからだ。


4/19

 2回目の出漁だ。前回よりも魚の活性は高くなっている。ただし,まだ銜えきらない。それに,釣師もチラホラ出ている。鑑札を持っていないようなのが気にかかる。それで魚を持って行くなよなあ〜。

 天気はいいが水量が多い。雨が降ったかな? ダムのバックウォーターがかなり入り込んでいるので,入渓しにくかった。もっとも未だ春なので藪ができていないのが幸いだ。15cm程度のアマゴが4尾出た。リリースものだ。最後にチビ岩魚が出た。撮影したが,マクロの無い昔のデジカメなので,ピントがぼけた。

 こんなんでは,気分が乗らない。


4/12

 シーズンインだ。花粉がひどくて失敗したが,アマゴの姿を見ることはできた。ただ,まだ早いのかフライへの出方は遅いし,銜えきらない。気温は25度を越えるが,花粉もおさまる4月下旬が本来のシーズンだろうか。

 上流にも行ってみた。釣り人が来てなかったのか,反応は良かった。もっとも,数は少ないし,型は小さい。


10/12

 県北に行ったついでにカーティスクリークの様子も見てきた。最近は釣らなくなった下流の橋の上から渓を見たところ、12cmほどの子アマゴが群れて泳いでいた。来年が楽しみだ。


10/2

 ロッドができつつある。糸巻きだけを残している。キャスティングは既にできる。しかし,ラインを痛めるのでどこかの川で試さないといけない。芝生でも良いか。

 ついでにパックロッドのケースを作ってみた。アルミケースはあるのだが,220gもある。重いので,直径4cmの雨樋を利用することにした。百均で4cmに合うようなケースを探したら,丁度いいのがあった。

 絵の具ケースとして売っていたが,半分に切ってケースの上と下にはめ込んだ。ねじ込み式の蓋が丁度いい感じだ。半分の110gに仕上がった。


9/27

 さて,来年の山行はどこに行くにしても有名な河川の源流になる予定。富士川源流の野呂川。大井川源流の聖沢。天竜川源流の遠山川だ。

 そこで早速,といっても来年だが,パックロッドが必要だ。今使っているのはバンブーロッドで2ピースなので持っていくことは躊躇われる。このバンブーロッドはハーディのものなのだが,トップはスペアが付いていた。藪こぎをしていて,その予備を折ってしまったのだ。

 他の2本のロッドはすべてパックロッドなのだが,1本はscottで振っている間に抜けてくるので接着剤でワンピースにしてしまった。もう1本を改造しようと考えている。

 一昨日注文したコルクリールシートが今丁度届いた(ラッキー)。今日の午後にはコルクシーとを取り付ける手元部分の長さが足りないので,○ジャックスに部品を物色に行ったところ,修理用グラスファイバーを無償で譲り受けた(店員さん有り難う! 申し訳ないので,修理用エポキシ系接着剤を購入した)。

 もともとは喜楽の7.6ftのブラックマジシャンだったと思う。30年近く前のものだ。上から4本目が短かったので,別物グラスファイバーを接着した。白いリールシートが注文品。その他は古いものを再利用だ。仕上がりロッド長は,5ft8inchになる。ショートロッドだ。

 ついでに接着した。整形前だ。グリップの先の細い三角錐もつけるかな。明日は,アクションを調べてみようか。


9/1

 岡山県の渓流の禁漁は9月1日からだ。来年のシーズンまでは長い。今年は最後の日に休みを取って早朝から出かけた。出発時には雲は多いものの青空が見えていた。ところが,北上するに従って天気は悪化し,津山に着く前には雨が降ってきた。

 折角出漁したのだから,雨に濡れながらでも釣ろうと考えていた。着替えもすべてを準備していたし。

 釣り場の手前の峠で雨が止むのを待っていた。眠くもあったので,車の中で寝ていた。そんな私を目覚めさせたのは雷だった。いつの間にか雷雨になっていたのだ。

 渓に下ってみて一層驚いた。茶色の濁流だ。これでは無理だ。不思議なことに残念さは少しもなく,濁流の渓に沿いながら帰途についた。

 コーヒーを淹れる道具も持ってきてはいたが,雨の中では気分も出ない。そのまま渓を離れた。こうして,2008年度のシーズンは終了した。そういうことだってある。最近,やけに分かりが良い私だ。