ドライフライフィッシング11年度


10/22

 毎年のように出かけていた8月31日の最終日での釣りを,今年は行きそびれた。まあ,いろいろな事情があったのだ。私としては悔いがないから良しとしよう。

 さて,バンブーロッドのハンドルコルクが古びてきたので,新しくすることにした。以前に購入していたコルクグリップと,今月東京に行く機会があって購入したリールシートを使って取りかかった。

(1)材料の用意。少々ロッドが短いので,15cmほど延長するために不要になった中空ロッドとその中に挿入する竹を用意する。

(1)

 バンブーロッドと追加の竹を灰色のロッドでカバーして,エポキシ樹脂で固定する。

(2)

 それを予め丁度挿入できるように,グリップとリールシートの中を丸ヤスリで削っておく。やはりエポキシ樹脂で固定する。

(3)

 で,一応の完成。あとは糸巻きして補強する。来年が楽しみだ。このバンブーロッド,30年は使っている。


8/1

 わざわざ月曜日に釣りに出かけた。天気は不安定だが,釣り場ではパラパラッと来ただけだった。暑くなく,寒くなく快適な釣り日和だったかもしれない。

 いつもの所から入渓。川原のヨシが刈られいて遡行には便利。だが,人と機械が入っているわけで,魚にとっては警戒のみだろう。

 小さいのも出るが,今回は幅広の20cm級が良く出た。流石に月曜日。遠慮なく出る。蜘蛛の巣も激しく張られている。

 15cmほどの小型がかかったので,水中撮影の被写体になってもらった。天気が良くて日の光が水中に入っていたら,もっと綺麗に撮れるんだろうな。

 昼前に下流に転進したが,草刈り真っ最中だったので,そのまま帰宅することにした。


7/16・18

 南アルプスに行ったので,釣りもしてみた。入漁券は広河原に行かないと手に入らないので,予め郵便で漁協から2日分を入手しておいた。

 1年も経つと,流路が変わっている。それでも渓の流れは変化なく,美しい。

 この日のためにゲットしておいたパックロッドをつないで,北沢峠からの4時間ほどの林道歩きの後ではあったが,釣りをしてみた。小振りではあるが,数尾の釣果があった。最大で20cmほどの岩魚は美しい。2日後同じポイントで似たような岩魚がヒットしたが,恐らく同じ個体だろう。いつかまた同じポイントでより大きくなった同じ個体が釣れてくれたら嬉しい。

 悪いんだが,釣れた岩魚には撮影のモデルになってもらった。なるべく手に触れないように,ダメージを与えないように水中で写真を撮ってもみた。ただ,上手い具合なポーズが撮れない。

 光の反射がなくて模様がはっきりする。フライフックはバーブレスなので,撮影するうちに外れている。自然リリースだ。

 それにしても美しい渓だ。岡山県北の渓では,ここまで透明度が高くない。両俣あたりは高度2000mだから水に余分な有機成分が入らないからかもしれない。


5/15

 花粉が治まって体調が良くなったので,連続して谷に出かけた。ところが,先週の長雨がたたって渓は増水していた。これが平水に近くなれば条件は良くなっただろうに。

 増水のために濁りが入って透明度も低くなっている。ソフトでトーン調整をしてここまでの表示にしている。

 それなりにアマゴはフライに反応し,ヒットさせることができるのだが,型が小さい。

 仕方なしに下流に転進することにした。

 下流は谷が狭まり暗い谷になるのだが,今日は天気が良いので気持ちが滅入らない。こういう日和にしか入らない区間だ。

 型は小さいのだが,きれいなアマゴなのでリリースの前に記念撮影だ。

 最後の入渓地点は親水公園のように改修されていたのだが,遊ぶ人もいなかったのでフライを流してみた。流心の向こう側をトレースしてみると,小さいのではあるが,この日一番の型が出た。

 残念なことだが,今回も水中の岩に足を取られて水没してしまった。


5/7

 今年の春は杉と檜の花粉で,2度に渡ってやられてしまった。特に,杉花粉では風邪を併発するほどの被害だった。そのために休みといえば家でゴロゴロすることになった。釣りに行こうとか自転車に乗ろうとか言う気分ではなかった。

 曇りではあったが,出かけてみた。

 気温はそんなに高くはないが,渓には春が来ていた。アマゴ達は瀬に出て動き回っていたし,サビもすっかりとれていた。

 防水カメラを使っていたが,レンズ前についた水滴には気づかなかった,ぼけてしまっているな。

 渓の中は不鮮明だ。曇りだったからか水自体に微粒子が入っていたからか。田植えが済んだばかりだったので,その泥水が多少まだ流入しているのかもしれない。

 小さいが,左の場所でヒットした。小さい割に幅広ではある。

 ここは背後に障害物がないので思い切りラインが伸ばせるところ。もう少し深さがあれば,大物が居着くだろうに,この程度だった。きれいなパーマークだ。

 春は遡行しやすいし,頭上を覆う木々に葉がそんなに繁茂していないのでラインも振りやすい。しかし,小物ばかりだ。

 この少し上流で,今年初の沈をした。水中に隠れた岩の斜面に足を乗せたため,バランスを崩して左にコケた。左足臑を強打した上にウェダーの中に水が溢れてしまった。年だ。骨を折らなかったのがせめてもの幸いだ。

 ここは道路から直ぐの所なので大物はたちまち釣られてしまい,その意味でいい場所ではないのだが,ラインを長く出せるために楽しいところである。今回はそれなりの型がヒットした。ただ,長いラインだったこととヒットした後に魚が流れと共に下ってきたので慌てた。


4/12

まだ花粉がひどくて,何処にも行っていない。