星雲・星団写真


H31.2.26

 しばらく天気が良くないようなので撮影することにした。翌日は休みだから。

 ねらいはNGC2403だったのだけれど、全く見つからない。やっぱり自動導入が必要だね。

 そこで、よく見えるオリオン大星雲に転向した。12cm屈折とPentaxQ10のズームレンズワイド側を使った。


H31.2.24

 暖かい夜だったので撮影を試みた。いろいろ撮影したが、見られるのはこの程度だ。玄関外の道路に面したところ。LED外灯が明るすぎる。

 M35を12cm屈折とPentaxQ10を使って撮影する。左側がズームの5mm側。右の写真が15mmのテレ側。12cmアクロマートの青ハロが激しい。

 左側の写真はM93。初めて撮影した。右側がM41。どちらも南の空なので、外灯の明かりが激しく入る。

 PentaxQのズームレンズのワイド側を使うと、青ハロが目立たない。レンズの汚れ(?)が目立つのでクリーニングしてみようか。


H31.1.14

 暖かくていい夜だな、と思って20cmとPentaxQ10を使って撮影することにした。最初はNGC891を狙ったが、確認することができなかったので、オリオン大星雲を撮影することに。ところが、薄雲が広がってきて数枚で切り上げることになってしまった。

 30秒露出で撮影した。縦位置で撮影したが、広がりが写らずに中心部だけが写ったので、上下をトリミングカットした。トラペジウム周辺の星雲が白くとばずにトラペジウム星団がいい具合に写ってくれた。


H31.1.2

 新年になって、星が綺麗に見えたので撮影してみた。手軽に、12cmF5屈折と25mmアイピース、PentaxQ10による縮小光学系だ。メモしていないが、15秒〜30秒露出の1枚〜3枚加算合成。

 赤道儀極軸のセッティングが地面の目印だけなので、星像が流れてしまった。M1近くのζ星やM42、M45はカメラの液晶でも確認できるのでピントは合わせやすいが、二重星団は見えない。

 下の画像はカニ星雲。おうし座ζ星の北東1度ちょっとのところにある。計算したところによると、視野は2.3度ほどあるようだ。右側の写真は、カニ星雲を探すのに便利かも。

 ペルセウスの二重星団もこのくらい写るとなると、このお気楽撮影もいいかもしれない。


H30.11.10

 PentaxQ10と12cmF5の屈折望遠鏡を使って球状星団を狙ってみた。明るくなったのでピント合わせがやりやすいのだが、レンズが多くなって画像が甘くなる。直焦点の方が綺麗だね。撮影の簡単さは有り難いのだけれど。

 この縮小光学系撮影システムでサッと撮影して、カメラ本体のHDMIから11インチの小型ディスプレイに映し出すことを思いついて試してみたらいい感じだった。時々、星空観望会を開いているのだけれど、これで何を見たらいいのか指示できるかなと思っている。


H30.10.21

 PentaxQ10を使った縮小光学系の撮影システムで亜鈴星雲をねらってみた。月齢12ほどの月が明るく、星が見にくかったために対象物を探すに苦労した。

 15秒露出で数枚撮影し、加算平均や加算で合成してみた。余分な光が入って見難い。それでも、上あたりの赤い光が見て取れる。暗い環境で撮れたら良いかも知れない。

 それより先に、フードの作成が必要だな。


H30.10.10

 20cmシュミカセとPentaxQ10を使った縮小光学系の撮影システムに取り組んでみた。20cmシュミカセでもアメリカンサイズのアイピースで80倍0.6度の視野を、レデューサを使って70倍0.7度ほどの視野を得たので、これとPentaxQ10の標準ズームレンズを使ってみた。

 最初にワイド側にしてみると左の映像が得られた。15秒ほどの露出でこれが得られるのには驚きだが、中央に副鏡の影が見えてしまっている。屈折ならこれがない。写っている視野は計算してみたら、37'ほど。
 中央の副鏡影をなくすには、テレ側にズームすればいいので、やってみると、右側の画像。計算してみると、縦17'横24'程度の角度になっていた。M57がそれなりに写っている。30秒露出のものを3枚加算平均している。光害の多いところなので、単なる加算ができない。左側にカブリが生じているのは外灯の影響。フードがあれば改善されるかな。
 このシステムでは、小さく明るい天体が対象ですね。

 PentaxQ10の液晶画面が見にくいので、ピント合わせが課題となった。M57中央の星がピントが合えば見える様な気がしませんか? それでも、4等星ほどしか見えないところでも、これだけの撮影ができるのは嬉しいです。


H27.11.10

 秋が来て、昼間はずっと天気が良かったのだけれど、夜になるとさほどの星空ではなかった。最近になってようやく冷えてきて、夜空の透明度が上がってきた。そこで、早速135mmレンズ(35mm換算で270mm)で撮影した。F3.5を5.6に絞ってISO1600で30秒露出。これを3枚撮影して加算合成。

 自宅前の明るいところなので暗い星が写らない処理になっている。暗いところに行きたいね。

 少々青味がきついけど、オレンジ色のアルデバランが明るくとんで黄色く写っているから良しとするかな。(^^;)


H27.9.22

 canonの135mmを無競争でゲットできた。300円だった。送料込みで1k少々。程度はとても良かった。さっそく、アンドロメダ星雲を撮影に出かけた。暗いと思ったところはそうでもなかったし、透明度も低かったのだが、試写なので満足した。

M33 by 135mmM33 by 135mm

 ナノトラッカーによるガイドで、露出時間は60秒なのだがさほど星が流れていない。これはそれなりに極軸合わせをした成果かと思う。


H27.9.18

 遠征に出かける気力がないので、近場で済ませた。自宅前である。

M15M2 トリミングM2

 ピント合わせに課題があるな。

 カシオペア近くにM52とNGC7789がある。M52はなかなか視野に入らなかったので、NGC7789を狙ってみた。この散開星団は30分ほどあり、満月程度の大きさのようだ。

NGC7789

 10日にも撮影をしていた。

M27 トリミングM27

 トリミングした方はNHK岡山の投稿写真に出してみた。2日ほど出るようだ。


H27.8.23

 久しぶりに明るい天体を撮影してみた。上弦の月が残っているけれど。

 双眼鏡で見上げるとまあまあ確認できたので、ファインダーで導入したら、予想外に簡単に写せたので、数枚撮影した。加算平均と加算の2つの処理をしてみた。自宅前の光害環境ではこの程度かな。

M13

 こと座のM57もアバウトに導入してみたら簡単に入ったので撮影した。中心の星は写りませんね。


H27.3.13

 昼間はクリアーな良い天気なのだが、夜になるとそうでもない。春の水蒸気多めの大気と寒暖差が大きいためなのだろうか。

 ケンコーの15cm反射をそのままの750mmで狙ってみた。露出は30秒から60秒まで様々、加算と加算平均をいろいろ使っている。といっても、多くて6枚。

 最初はM67。大きな散開星団だが、これまで撮影していなかった。すぐ上にぷれせぺがあったからかな。

 北東に動いて、NGC2903。これも大きな対象だ。もう少し枚数を増やすか露出を長めにして腕の構造をはっきりさせたいものだ。

 しし座周辺は面白い対象が多い。M65とM66、NGC3628が近くに並んでいる。大きい部類に入るのだが、やはり露出と加算枚数の具合で再現が弱い。NGC3628はハンバーガーみたいだね。

 大きく北に回って大熊座。ここも星雲星団の宝庫だ。M81と82を狙ってみた。尻尾のほうはまだ家の陰に隠れている。


H27.2.14

 昨晩に続いてカニ星雲を15cmで狙ってみた。ζ星からの位置関係を頭に入れたので、びっくりするくらい素早くカメラで捉えることができた。

 露出を20秒から60秒まで何枚か撮って加算や加算平均して数枚を合成してみた。しかしながら、やはり赤いフィラメントは写らないね。

M1トラペジウム

 普通に写してみると、明るく写りすぎて見えないオリオン星雲の中央にあるトラペジウム。このトラペジウムという四重星が見えるように、露出を切り詰めてみた。星が生まれている領域らしい。


H27.2.13

 寒い季節はなかなか撮影ができません。そこで、簡単に撮影できる方法や被写体を狙います。簡単な方法とは、12cm屈折で被写体を視野に導入し、その上に200mmのレンズを付けたカメラで狙うということです。
 被写体は次の通り。

 M44はトリミングなし。四角形の星と中央の星団が丁度収まりました。しかし、バラ星雲は相変わらずバラ無しです。人工衛星が写りました。

M44バラ星雲

 写るかな? と思いながら撮影したカニ星雲です。その前に、見つかるかな? と思いましたが、200mmレンズなのでおうし座のゼータ星から1度ほどしか離れていないので、ゼータを狙えば写っているだろうと単純に考えました。結果、その通りになりました。

M1

 ゼータと121、114が作る三角形の中にカニ星雲があるのがよくわかります。観望のいい地図になりそうです。


H27.2.9

 今頃の季節では、定番の被写体。デジカメのライブ液晶でも確認ができるのでありがたい。M45プレアデスの方は、青い星雲が出ないな。もう少し露出が必要だ。M42のオリオン大星雲は見ばえがいいがピントがゆるい。今度は中心の4重星、トラペジウムを狙ってみるかな。

M45M42

 やっぱり十分な露出を与えないと星の色が出ない。白く飛んでるだけでは寂しい。

M35

 御者座の3連散開星団は、自動導入赤道儀でないのでどれがどれだか分かりにくい。一生懸命ファインダーで探して試写し、カメラの中央に持ってくるので面倒だし。

 どちらも天の川の中にある星団だけれども、M37の方が星が多いな。やだ、やはり色がないのが寂しいね。

M36M37


H27.2.6

 寒いのでなかなか撮影できないし、竜天まではとても出かけられないが、折角Canonの200mm望遠レンズをゲットしたので自宅前で撮影してみた。

 古いレンズだし、1Kでゲットしたものなので期待はしなかったが、思った通りの性能のようだ。野鳥撮影にするかな。周辺画像はファインダーレンズよりいいが、やっぱり青みと紫がかかる。

 ただこのレンズ、F3.5で明るい。もうしばらく使ってみるか。


H27.1.24

 今年初めての直焦点撮影だ。といっても、曇りがちで面倒だったのでファインダーレンズで撮影した。メインはラブジョイ彗星だったが、時間があったので、星団を中心に写してみた。

 ファインダーがF4程度の明るさ。自宅前の光害が多いところなので、10秒露出で切り上げた。4枚程撮影して、カブリを押さえてから加算して仕上げている。

 青ハロと周辺のコマ収差はいただけないが、手軽な撮影には十分かな。BORGの小さい望遠鏡でも探してみようか、という気になる。


H26.10.18

 アンドロメダ座の大きめの小宇宙NGC891だ。これまでに撮影したことはあったが、青ハロがひどかったので、取り直した。二重星団の方は見つけやすいので撮ってみた。星の色が出ているが、もう少し露出時間を伸ばさねばいけません。

 カシオペアにあるM103散開星団。特徴を押さえてから撮影したので簡単だった。ただ、5cmファインダーではよく分からない。6cmを使うかな、重たいけど。M27は露出時間を2分にした。TIMEにセットして行った。手押しでもブレはないようだ。多少赤味が出たかな。


H26.10.8

 今日は皆既月食だったので、星空が満月の影響を受けないため星野写真が撮れる。ということで、狙っていた対象を撮ってみた。M29とM39はどちらも白鳥座にある。ただ、天の川を背景にした大きめの散開星団なのでなかなか捕らえることができないでいた。結局今夜もM29はかすりもしなかった。白鳥の中央の星サドルから南にたどるのが良さそうだ。

 一方、M39の方は、眼視で捉えてからカメラに移行したので撮影できた。

 いるか座にあるNGC6934という球状星団が6分程度の視直径だったので試しに撮ってみた。中央少々上の方に写った。6分だとこの程度だ。もう少し大きいのを狙うことにしよう。


H26.10.2

 午後になって雲一つない晴天になったので、竜天にでかけた。天文薄明が終わる頃到着して、セッティングが終わったものの雲が出てきだした。そして … 全天雲 ! 

 折角来たので、しばらく待つ。積雲の間からチラチラと星が見えてきたので、6cmファインダーにカメラを取り付け、M31を狙った。主鏡で雲の隙間を狙ってもいいのだが、どこに何があるか分からない … 

 結局、竜天ではM31だけに終わってしまった。

 仕方なく、平日に自宅前で撮影してみた。散開星団や球状星団は撮りやすいので。

 カシオペヤの西にはM52とNGC7789があって、これまでなかなか見つけられなかったものを、ようやくとらえることができたので、撮影した。大きいが、パッとしないな。

 多少透明度が高くなったある晩、以前に調べていたペガススの大四角形の北西、ペガスス座の中にあるNGC7331を狙った。長辺の大きさが10’ということだったので希望が持てたが、ポチットしか写らない。小宇宙はやはり時間をかけないと無理だね。写真では、中央上部に写っている。

 M27は亜鈴状星雲でこれまで何回か撮影してきた。今回は、上下の赤い縁と中央の星が写ったようだ。


H26.9.20

 本来であれば、竜天に遠征するところだが、面倒なので自宅前で撮影。

 左から..... M31は大きすぎて入りきらない。露出時間も増やさないと微細構造が出ないので、暗い星空が必要だ。散開星団NGC6939と小宇宙NGC6946。狭い範囲で、銀河系内散開星団と銀河系外星雲が並ぶのは珍しいが、それだけ宇宙には沢山の星があるということだね。自宅前の明るさでも、散開星団はそれなりに写るけれど、かなり無理矢理な処理をしても小宇宙は構造が分からない。

 次は、ペルセウスの二重星団、散開星団だ。撮影が長引いたので屋根の向こうから昇ってきたので狙ってみた。星の色が多少出ていた。最後にアルビレオ。二重星で青と金色の対照的な色が美しいはずだが、白く飛んでしまっているのは露出不足かな?


H26.9.16

 天候が良くなかったことと、夏バテで写真撮影どころではなかったので、ようやくの天体撮影だ。それでも、竜天には出かけられないので、自宅前でポチッと撮影してみた。

 まず、天頂付近の琴座から、M57リング星雲。60秒では中心の星が微妙にしか写らないな。

 すぐ近くのM56球状星団。視直径が5’程しかないので、15cm鏡では見栄えがしないな。

 ペガススの四角形が見えてきたので、M2とM15を撮影しておく。それぞれの視直径が7’と8’という大きさなので、これも華やかさがない。トリミングしないで、この大きさならば良しとするかな。

 M27の亜鈴状星雲だ。上下の縁に赤色が見えるが、もう少し露出を長くしないとだめですね。右は散開星団のM29。暗い空ならば、天の川の中にあるM29の周りに沢山の微恒星が写るんでしょう。

 何を撮影したのか分からなくなったが、自分のメシエリストで確認して、矢座にあるM71であることが判明。やけに密集性がない球状星団だ。


H26.5.16

 なかなか竜天に行くことができないでいたが、土曜日に行ってきた。金曜日にも行ったのだが、曇り空で単なるドライブに終わっていた。しかし、バランスウェイトを忘れるという失敗をやらかしてしまい、悩んだが、どういうわけか車の中に箒の柄が転がっており、金属の筒で、シャフトにぴったりだったという幸運で救われた。70cmほどあったので、錘には、ドライブ用の電池や静止撮影のテストのために持ってきていたカメラだのを入れたバスケットをつるした。問題なく星を追尾できた(^^;)

 透明度が思いの外良くなかったので、大物を狙った。M13だ。苦しい体勢でファインダーを覗き視野に導入もしやすかった。1分の露出で長時間補正や高感度補正をしたので2倍ほど時間はかかったが、それなりに写すことができた。

 新しい赤道儀になって星の追尾は良好なのだが、目盛り環がSP時代よりもチャチになって使いにくい。なかなか目標を視野に入れられない。5cmのファインダーも見にくいので、以前作成した6cmファインダーを改善して使うようにしたい。

 左は上がってきたばかりのさそり座のM4、右は大熊座のM51。無理に補正しているので赤みが勝ってしまった。

 県立図書館で、NGC・IC天体写真カタログを借りてきたので、どうにか撮影できそうな球状星団をリストアップしてみた。今後アップしていきたい。


H26.5.16

 新しい赤道儀の調子をみるために、自宅前で撮影してみた。なかなか調子はいい。がっちりしているので、ピント調整しても視野から対象が逃げなくて助かる。

 左がM3、右がM53だ。

 説明書を読んでいたら、赤経・赤緯環の使い方が今頃になってよく分かった。

 自宅で、球状星団や散開星団ならば、撮影ができそうだ。小宇宙関係は無理だった。


H26.5.9

 月令が10だったので、月面撮影したついでに、M3を撮影してみた。球状星団なら月明かりがあっても公害があっても焦点距離が長ければ、これまでも写っていたので試してみたのだ。

 左側がレデューサを入れたもの。右側が750mmそのままのものだ。キチンとしたアダプタではないので、光軸が曲がっている。

 今回使用したデジカメがオリンパスなので、ISOが高く取れる。8000ほどにして30秒露出したら、真っ白にかぶってしまった。どんどん露出を切り詰めたら、6秒でそれなりの画像が撮れた。6秒で写るんだ〜 (^0^)/

 これなら竜天でもISOを上げて10秒ほどで撮影ができるということだ。


H26.5.3

 朝の曇りがちな天気が急速に回復し、快晴になってきたので竜天天文台に出かけた。ようやく暖かくなってきてはいたが、山の上は少々寒かった。

 無料観望会ということと、連休なので近くのキャンプ場の泊り客が大勢来ていた。初めてドーム横に上がったが、撮影場所としてはいいかも。ただ、この日は人が多すぎた。

 最初にアークチュルスからスピカ周りを狙った。ω星雲は未だ上がっていない。

 まず球状星団から。左からM53、M3、M68。視直径は3.3′、9.8′、2.9′程度。どれも15cm反射F5で疑似レデューサで520mm程度の焦点距離になっている。35mm換算にすると、カメラがLUMIX−DF1マイクロフォーサーズなので、1040mm程度か。トリミングはしていない。

 M83は初めてだった。10′×8′の大きさがあったので、それなりに写るのだが、小宇宙なので暗い。アンテナ銀河も大きいのだが暗い。

 ソンブレロ星雲は写りやすい。形も特徴的なので、露出後に写っているのが分かると嬉しい。

 北天の撮影は、赤道儀の調子が悪い上に時間切れだ。22時に撮影終了。


H25.12.28

 レデューサもどきを使って撮影してみた。今朝月を撮影して縮小率を計算したら0.84倍とでた。F5が4.2となり焦点距離が603cm位になった。ということか。もう少し明るくしたいのだが。

 撮影しやすいオリオン大星雲。屈折に比べたら、シャープさが出たようだが、暗いところまで写らないのは、F値が0.5程暗いから?

 少々寂しい画像だ。シャープになって豊かさが消えてしまった。単に明るさの問題ではない。せめて竜天に行って長時間露出が必要なのかもしれない。

 そこで、これまで加算平均でやってきた画像処理を加算で行ってみた。しかし、カニ星雲は赤い破裂模様は写らない。

 これも加算処理。馬頭星雲が見えるようだが、拡大すると消えてしまう。暗い空の元での撮影が不可欠ですね。

 そうそう、初めて彗星の写真を撮影したのがラブジョイ彗星だ。アイソンは見えなかったので撮影できなかった。崩壊したので、永遠に撮影できなくなってしまった。


H25.12.23

 ケンコーの15cm反射鏡で撮影してみた。F5の750mmだ。その画像がこれ。ノートリミングだ。30秒で2枚写したがすぐに雲で見えなくなってしまったので、この2枚を加算で加工した。

 このあと、ケンコーのアクロマートクローズアップレンズでのレデューサもどきを取り付けることができたので、それによる撮影と比較してみたい。当分、悪天なので先の話だが。


H25.8.2

 天候が悪くて,なかなか写真が撮れなかった。たまたま夕方の空が良かったので,竜天に出かけた。竜天でも水蒸気が多いのか,スッキリしない。辛うじて天の川が見えるくらいだ。

 左から,M4は赤緯が低いのでなかなか良く写らない。竜天でも南の低空は明るい。M6とM7は大きめの散開星団だ。反射鏡で青ハロを出さずにとってみたいものだ。

 M11ワイルドダック。球状星団のような密集度だが散開星団らしい。生まれたばかりの星々なんだろうか。M8の干潟星雲とM20の三裂星雲は再チャレンジだが,もっと暗い場所で撮影したい。

 M20の北にあるM21散開星団。M16のイーグル星雲? M17のオメガ星雲も狙ったつもりだが,赤い星雲なので写らなかったか? M22の球状星団はしっかり写っている。北天随一といわれるM13に引けを取らない。ただ,M13のように2つの星を対称に配していない分,損をしているように思う。最後は,M25の散開星団だ。青ハロがひどくて,星本来の色が分からない。


H25.7.15

 撮り溜めていたものをアップする。

 小宇宙だ。NGC2903 多少渦が見えている。M104は星が点になってきた。M81とM82は前回の方がいいな。

 星雲群だ。M42はいいとして,M8とM20は自宅付近の多少暗いところで撮影したものなので,いまいちだ。せめて竜天で撮影したい。

 散開星団は,青ハロが目立つ。反射鏡を購入しようか迷ってしまう。

 さそり座の大きめの散開星団。天の川中にあるが,明るい空だから星が写らない。

 大きめの球状星団は良く写るね。ただし,暗いところでないとバックが黒くならない。


H24.12.2

 自宅前で疑似レデューサを入れて撮影した。それなりに写った。アンドロメダ星雲はほぼ全体が写ったし。もっと暗い空で露出時間を増やしてみたいものだ。ただ,寒くなりすぎている。元気が出るかが課題。


H24.11.4

 秋になって,暗くなるのが早くなった。天体撮影には有り難い。そこで,往復50kmかけて竜天天文台に出かけた。なかなかの人気で,星を見に来ている人が多い。流れ星に歓声が上がるので,暗い中寂しくないのがいい。

M31M33

 どちらも,露出が終わったカメラの液晶画面では前回よりはるかに良い写りだと思っていたが,そうでもないようだ。これならプチ遠征の甲斐がない。

 見かけ上近いと云うだけだが,M31近くにある小宇宙NGC891。かなり大きく真横から見ているエッジオンの渦巻き銀河で,暗黒帯も良く分かる。同様に近いところに見えるM34,散開星団だ。

NGC891M34

 NGC7293はかなり大きい惑星状星雲だが暗いのと位置が低いので写りにくい。露出を長くすればいいのだが,竜天でもかぶってしまう。
 M77は写真中央下に写っているが,見栄えがしない。NGC1055がほぼ中央に写っているものの,これまた見栄えがしない。残念。

NGC7293M77


H24.10.25

 公民館祭りに出展するために新たな星雲星団を撮影してみた。

 どちらも小さい球状星団で見栄えがしない。どちらも12′だ。

M2M15

 小宇宙だ。M31は大きすぎて入らないが構造が分かる。次回は,レデューサを使ってみるか。M33の方は暗すぎてだめだ。

M31M33

 散開星団の方は分かるのだが,星雲の方は暗い。もっと露出がいる。暗い空の元でなければ撮影できないね。

NGC6939&6946NGC253

 M30は小さい。9分しかない。二重星団は綺麗に撮れた。青ハロが強いけどね。

M30二重星団


H24.8.19

 8月に入って,そんなに綺麗ではないが天の川が微かに見えるようになってきた。赤道儀のモーターが不調だが,だましだましに撮影してみた。

 球状星団は写りがいいが,写真集のものと比較すると,周辺の微光星が写っていないので,貧弱に見える。暗い夜空で5分くらいの露光が必要だ。

M10M10拡大

 夏はあちこちに球状星団があって忙しい。もっとも,射手座方向は自宅前では水銀灯に邪魔されて写せない。赤経の高いものでないと対象にならない。

M5M12

 ふと気が付くと,ペガサスが登ってきている。それだけ夜更かししたと言うことだ。そこで,M31をファインダーレンズで撮影した。これも3分露出しただけで飽和状態,真っ白になる。暗い星空が必要だ。M29は散開星団。1分で良く写る。はくちょう座の天の川の中にあるので星が多い。青ハロが目立つのが良いのか悪いのか。押さえるフィルターを入れてあるけれど,効果なしか。

M31M29二重星団

 ペルセウス座の二重星団が出ていたので撮影したが,電信柱が写っていたのでトリミングした。これもファインダーレンズ。コマ収差が画面の四隅に出ている。

 番外編で,流星写真を一葉。山形に帰郷したおり,車を利用したので赤道儀を持っていった。カメラはLUMIXだが,レンズはPENTAX AUTO110の18mmレンズ。山形の実家の空は以前のようには暗くない。岡山の自宅と変わらない。とりあえずテストにと天頂付近を撮影したところ大きな流星が偶然写った。

 顔も写っている(^^;)


H24.7.25

 梅雨中は写真を撮ることができなかった。夏になっても,天候は不安定だ。目ざとく良い星空を見つけたので撮影してみた。常用の星図PocketSkyAtlasには狙っている星雲・星座の赤経・赤緯を書き込んでおり,準備はできていた。

 順番は忘れたが,球状星団を3つ撮影した。慣れてきたので,輝星を視野に入れてから,赤経環と赤緯環を使って対象物を導入するのが楽になってきた。12cm30倍で被写体を確認してから撮影することができた。少々小さい球状星団だ。見栄えがしない。 

M71M92M56

 もう一種類は惑星状星雲だ。M57はどうにか写った。もっと長いので美しく撮りたいが,赤道儀をレベルアップしなければダメだ。M27子ギツネ座の亜鈴状星雲は思ったよりは明るくきれいに撮れた。ただ残念なことには,縁を彩る赤い色が出なかったことだ。

M57M27

 一眼レフのローパスフィルターを取り外すという手があるらしいが,費用もかかるので,GF1の中古を自分で改造する方法を検討している。できるかな? 時間がかかりそうだ。


H24.5.22

 平日は遠出ができないので,自宅前で撮影だ。直ぐに空が明るくなってしまうのでやはり1分が限度だな。あれこれ銀河を撮影していたが,どうもいいように撮れなくて四苦八苦していたら,23時を過ぎてヘルクレス座が上がってきていた。そこで,M13を狙った。

M13

 少し流れてしまった。このシステムでどの程度の広さが撮影できるのか知りたくて,あえてトリミングしなかった。やはり自宅前の暗さ環境では散開星団か球状星団止まりですね。


H24.5.18

 今日も中勢実に出かけた。カメラを忘れたことに気づいて引き返したり、乾電池を買ったりして着いた時は20時30分を回っていた。準備にも時間がかかってしまった。

 球状星団M68は小さい。さらにガイドが流れてしまっているので、上手く撮れていない。次回再挑戦だ。M104もガイド中に跳ねたようだ。星が水滴のようになってしまった。ただ,露出時間を3分にしたので,星雲自体は前回よりはっきりと写った。

M68M104

 M109は良く分からない。左上に写っている星雲だろうか? 北斗七星のγ星の直ぐ近くにある。蠍座が登ってきていたので,M4を狙ってみた。ファインダーでボヤッとしたのを見つけたので撮影したら,M4ではなく蠍座の星雲団....と思っていたらどうやらM4だった。

M109M4

 いろいろ欲張って計画を立てていたが、結局は数葉しか得られなかった。


H24.5.12

 暗い夜空を求めて赤磐市の中勢実に出かけた。金曜の夜にも寄ってみたのだが,雲がひどくて撮影できなかったのだ。ところが,設定が悪くて1分以上の露出ができなかった。

 狙いはオメガ星団だった。高度が10度にもならないので,南が開けて暗い場所がいいわけだ。ちょっと時間をかけて遠出をした。着いてそうそう狙ってみたものの,見つからなかったので他の銀河を狙った。
 M51は9等級弱であるが,写りやすい対象だ。子持ちという構造があるので,淡くても見やすいのかもしれない。逆にM101はM51同等の明るさなのだが,淡すぎて写りにくい。

M51M101

M104オメガ星団

 ソンブレロ銀河は小さい。特徴はあるんだけど,今の望遠鏡では難しい。あれこれ写しているうちに時間が過ぎてきたので,再度オメガ星団を探した。探し方は簡単で,スピカを視野に入れてから36度ほど南に移動させればいい。ファインダーでも確認できた。けれど,低空過ぎて赤くなってしまう。月以上に大きいのだが。もっと南の土地に行かねばならないな。


H24.5.4

 かなり満月近い月があったが,天気が良かったので撮影してみた。いろいろ試してみたが,自宅前の光害が多い環境では60秒が限界だ。また,それだけ露出しないと銀河の腕や広がりは撮影できない。散開星団や球状星団が対象になるだけかも知れない。

 今回は,SE120望遠鏡とパナソニックGF1の直焦点組み合わせで撮影できる範囲をトリミング無しで提示している。1分露出を3枚加算平均で合成している。

M106M51

 透明度と光害のない良い空で、1分以上露出してみたい。ただ、月があっても写るね。

 このM106の写真に,NGC4217,4220,248,4346の4つの銀河が写っている。しっかり露出してやれば,もっとはっきり写るな。M106自体も半分ほどしか写っていないので改善の余地有りだ。


H24.4.15

 昨日よりは透明度が良くない。画像も同じ1分露出でも白さ(?)が違う。

 それでもたくさんの星雲・星団を撮影することができた。

M53M81と82M97とM108NGC4565

 望遠鏡で被写体を視野に入れてから撮影すると,フィリップミラーをチェンジしていなかったものだから,真っ黒な写真が撮れてしまうことが何度もあった。気が急いているんだろう。


H24.4.14

 歓送迎会の夜,帰宅してみると夜空がとっても澄んでいたので撮影してみることにした。街灯の明るさはかなりのものだが,600mm直焦点なので直接光が入らなければ影響は小さくなる。もちろんカブリがひどくなるので露出は60秒だ。

M51M101M65とM66

 フィリップミラーのお陰で眼視で被写体を確認してから直ぐにカメラに切り替えられるので確実に視野に入れられるのが嬉しい。また,最初に明るい星を視野に入れ,メモリ環を使って赤経・赤緯の差から導入するのでそれなりに簡単に視野にはいるのも嬉しい。

M3NGC2903

 自宅前で撮影しているので街灯が明るいため1分の露出である。遠征して暗い星空であれば,レリーズを使ってバルブモードで5分くらい露出したいものだ。ただ,今でも少しは星が流れてしまう精度の赤道儀なので,堅固な赤道儀に替える必要はある。


H24.2.11

 天気が久しぶりに良くなっていたので,目を付けていた交通に便利で街灯が少ない場所に望遠鏡を持って出かけた。ところが,持っていった乾電池が古いものだったので,寒さのために電圧降下。使えなくなった。そこで,手動ガイド。何十年ぶりだろう? ただ,ファインダーレンズなので,そう精度はいらないかな?

 M1のカニ星雲やプレアデス星団,オリオン大星雲あたりを狙ってみた。拡大してみるとぶれていてとんでもない画像だが,どのくらいの範囲が写るかは分かった。

M1大星雲と三ツ星

 時間を移して,自宅前でAC電源を使って撮影してみた。カニ星雲が撮れていったのでアップ画像にした。12cmF5にレデューサを使ってみた。左端は5枚を合成。中央の画像では,牡牛座ζ星からの辿り方が分かる。

M1 5枚合成M1 ガイド用M1

 以前にも出しているが,M41とM35だ。

M41M35

 バラ星雲はあまり出てこない。今日にでも,ファインダーレンズの画像で複数枚合成してみようか。

 獅子座が見えるようになったので,足下のM65&M66とNGC3628を狙ってみた。基準となるθとιの中央だし,73番星を中心として南北に並ぶグループの東側を狙って位置を決めれば入りやすい。こちらは,600mmフルで挑戦だ。

バラ星雲M65&M66


H24.2.3

 赤道儀の調子がおかしくて、ギヤはちゃんと回っているのに撮影した星像が流れることがあった。コントローラーの電源をACアダプターにしたり乾電池にしたりしたのだが、似たような現象が続いた。結局、あれこれ検討した結果、乾電池の電圧が下がっていたことが原因だろうということにしたが、ACアダプターの方は原因が不明だ。とりあえず乾電池で撮影することにして、月齢11ほどの月が皓々と輝いてはいたが、晩の撮影に臨んだ。

 シリウスの画像だが、M41が入るようにしてみたつもり。撮影後に確認できた。5cmファインダーのレンズを使ってLUMIXで撮影できるように改造したものだ。流石に、周辺減光やらコマ収差があるが、見られないことはない。12cm望遠鏡での直接撮影用星図を作っておこうと思うのだ。画像サイズをLに設定していたので、これを1/3に縮めてある。30秒露出を行いステラナビゲーターでかぶりを取っている。月の夜の雰囲気を出すために少々青みを残している。


H24.1.25

 改めてM47とM46を同一画面に入れて撮してみた。左側のM47には惑星状星雲NGC2438も辛うじて写っている。シリウスの北東にあるM50も撮影しておく。

M47&M46M50

 オリオン座の下にはウサギ座があって,その下の方に球状星団M79がある。住宅街なので,明るいし視野が屋根に狭められているので,なかなか見当が付かなかったが,エイヤッと決めて撮影したら,写っていた。小さいので,周囲の星がさほど分解されていないのが残念だ。

球状星団 M79

 ぎょしゃ座のM36〜M38の3つの散開星団は,天頂付近になるので見難いところだ。5cmファインダーでは慣れないと見つからない。ようやく3つを連続して撮影することができた。

M36M37M38

 ただ,後になって写真とメシエナンバーがなかなか一致しない。M38の南側にはNGC1907があることと,M36が他の2つに比べ,星々の密集度が粗であることで判別できる。

 春になれば,小宇宙が沢山昇ってくるので,疑似レデューサを外して600mmで撮影してみようと思う。


H24.1.24

 新年になってなかなか撮影日和にはなってくれなかったが,ようやくまあまあの星空になった。そこで,つい熱を入れて撮影に取り組んだ。冷えてなかなか眠れなかった。

 惑星状星雲とか散光星雲は赤に感じてくれない受光素子では難しい。銀河系外の小宇宙は小さすぎて写りが悪い。なかなか難しいが,大物が出てくる季節になればどうにかなるだろう 。

M97フクロウ星雲&M108トリミングしたものM44

 現在は,ケンコーのACクローズアップレンズを疑似的なレデューサーとして使用してF値を小さくしているが,小さな小宇宙や球状星団ではクローズアップレンズを取り去って本来の600mmレンズとして撮影してみようと思う。赤道儀の追尾能力が良くないがな。

 M47の東にわずかにM46が写っている。撮影が終わってPCで確認してから気がつくのだから,計画性がない。

M47バラ無しバラ星雲馬無し馬頭星雲

 散開星団はなかなか良い具合に写ってくれる。青ハロが私には効果を挙げているように思うがどうだろう。

M37M37M41


H23.12.31

 今年最後の明け方に大熊座にあるM101を狙ってみた。しかしながら,事前に位置を調べていたものの実際の星野でファインダーを通して探しているとなかなか見えない。何ショットか撮影して,ようやく写っていたことが後で分かった。それが左の画像。画面左下に写っている。クリックして拡大してみると渦みたいのが判別できるので,この1分露出の画像を10枚ほど撮影して重ねてみれば見られる程度のM101を得られるだろう。ところでこの写真,人工衛星が写ってましたね v(^^)v ラッキー さらにラッキーなことに,NGC5474ですかね? 写ってます。

M101M44

 写っていなかったら,折角の早起きが無駄になるので,プレセペも撮影してみた。こちらは80mm双眼鏡で確認できたし,50mmファインダーでも見つけることができたので楽に撮影できた。

 M101は天頂付近だったので,かぶりは少なかったが,西空に傾いたM44の画像は街灯の影響を受けてかぶりが強かった。やはり暗い夜空が必要だ。

 今回の撮影では星図を頼りに被写体を探したものの,暗いものは見つけにくい。そこで,写真星図を作成してしまおうと考え,LUMIXにCANONレンズを取り付けるアダプターを早速注文した。オークション即決で3K弱だった。


H23.12.23

 レデューサーもどきを作成したので,撮影してみた。小さい画像の時には目立たないが,大きくすると周辺減光や周辺の画像が歪んでいるのが分かる。利点はあるのかな? 多少F値が上がるくらいか。暗い空でないと効果が出ない。この画像も,かなりかぶっていたからね。

60秒露出30秒露出

 スバルは程良く入るようになった。IC434は結構写ったが,馬頭星雲は微妙。それより,何かのゴーストが入った。星雲だったらいいのに。

60秒露出30秒露出


H23.12.20

 以前撮影した画像が青みを帯びているので,点検してみた。思った通り,カメラのホワイトバランスが「蛍光灯」になっていた。これで,青みを帯びてしまったわけだ。それはそれで美しいのだが,オリオン大星雲が青ではいけません。

オリオン座 M42

 というわけで撮影し直して,これを得ました。多少赤っぽいですが,それでもまだまだです。しかし,こんな写真が30秒で撮れてしまうのですから驚きですね。


H23.12.17

 その気になって12cmF5のケンコーの屈折望遠鏡でガイド撮影してみた。ノーガイドでオリオン大星雲を10秒露出で流したときに,思いもかけず良く撮れていたのがきっかけだ。一応極軸はそれなりに合わせた,つもり。600mmの超望遠だ。カメラは,LUMIX GF1ボディ。マニュアルでは,60秒まで露光できるが,20秒ほどにした。M42はぎりぎりの60秒。ただし,住宅街の明かりでカブってしまう。ISO感度は最初のうちは2500になっていたが,途中から最大の3200。もっと上げられるかもしれない。写真をクリックすれば大きくなるが,星が流れているのが分かってしまうな。

 撮影しやすいのは天頂付近のぎょしゃ座。首は痛くなるけど。M38は見つけられなかった。というより,どれがどれだか分からない。ファインダーに入ったものを露光するだけ。後は,ネットでどれがどれだかを同定する。

ぎょしゃ座 M36ぎょしゃ座 M37

 開けた場所で撮影しているわけではないので,時間が経たないと屋根の陰から姿が出てこない。

双子座 M35大犬座 M41

 プレアデスは600mmで撮るには大きすぎるな。オリオン大星雲はいい具合の撮れたが,赤色と微細な構造が不足している。

牡牛座 M45オリオン座 M42

 オリオンの馬頭星雲は無理だった。中央の星の左側星雲が若干見えている。これも赤を感じてもらわないと写らない。

オリオン座 IC434

 課題ばかりだが,特に天頂付近は撮影しにくい。ファインダーとカメラでアングル関係のアイピースが必要か。
 対象となるものが暗いだけに,カメラの視野に納めるのが難しい。最近の赤道気はPC制御で視野に入れられるが,私のはかなり前のものだ。
 撮影機材も課題だ。ケンコーの12cmは安物のアクロマートだ。撮影してみると星がすべて青がかる。綺麗では良いけれど。周辺の収差も激しい。まあ,これはトリミングやカメラアダプターをしっかりさせれば良いのだが。
 カメラも赤を再現できるようにしなければならないな。IRカットフィルターが取り付けられているのだろうか? あるなら取らなければならないかも。