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再度 小型望遠鏡の自作

R6.11.3〜

 時に望遠鏡を作ってみたくなる。10年ほど前にも作ってみたのだが、今となっては廃棄されていたので、再度材料集めから(^^;)

 手軽に見る眼視用反射鏡を作るためにD10cmF10のビクセン鏡をゲット(^^) F10は長いので、この鏡筒を利用して短いのを作る計画。本当はD10cmF4というのがいいんだけど、そんな反射鏡今は入手できない(^^;) 恐らく球面鏡だろうけどD114mmF5というのを使う。昔持っていたのに(^^;)

 付属の接眼筒がなかったので、以前に作成したものを流用。動かした様子

 次に、捨ててしまった鏡筒バンドの作成。鏡筒の外形が14cm。Φ14cmの鏡筒に合うものを物色。呼び径125塩ビ管の外形が14cm。ということは塩ビ継手呼び径125の内径は14cmのはず(^^) 近くのナフコでゲット。しかし、ぴったり過ぎて入らない(^^;) しかし、半分にして被せるから大丈夫、ピッタリだった。

 口径114mmf500の望遠鏡をオークションでゲットできなかったので、検索したところ、アリエクで10cmF4の反射鏡を発見。ほとんど球面鏡の反射鏡とは違い、値段が倍になっており、放物鏡とあったので、疑問に思ったが安価だったので思い切って注文(^^;)

 注文した10cmF4の反射鏡が1週間近くも早く届いた。ラッキー(^^)/ 焦点距離が40cmだったことを確認して、早速鏡筒を切った。かなり大変で右腕が痛くなった(^^;) 結構可愛い望遠鏡になりそうだ。

 鏡筒は一応完成した(^^) VIRTUOSO GTi にも下がつかえることなく搭載できた。

 今晩、実際に見てみる。


自作ポタ赤とPentaxQとの連携

R3.6.21

 M5Stackという5cm角、2cm厚程度のマイコンでポタ赤を作っています。小さいけれども画面を持ち、ステッピングモータを動かすことができるバッテリーも内蔵しているので、小型でハンディなポタ赤を作ることができています。ただ、大きなカメラを搭載することは考えていないので、手持ちのPentaxQで手軽に星空撮影をしています。下のようなシステムでどこまで写るかを試すことにチャレンジ中です。

 PentaxQ用の望遠レンズは、純正の02 STANDARD ZOOMという5mm〜15mmの焦点距離なので、もう少し長いレンズということで双眼鏡のレンズを流用してみました。

 一番左のレイメイのレンズでは不調だったので、真ん中のコールマンのもの(これはオリンパス製造のようです)から対物レンズを取りだして使ってみました。それが下の写真。

 月を撮影してみたのが下の写真。撮影画像を5×5ソフトビニングしたものと、画像そのままから月だけを切りだしたもの。虹の入江とかコペルニクス、ティコが判別できます。

 とりあえず、このシステムで星空を撮影してみようかと。


8cm望遠鏡を使いやすくする

R3.2.17

 軽くなった双眼鏡から取った8cm利用の望遠鏡。それでもやはり手持ちではぶれてしまって落ち着いて観望できないので、専用脚を作りました。

 全体で2Kgの重さと、玄関内に置いておいても怒られそうもない大きさに収まりました。

 天頂付近を見るためには不便だったので改善。これでどのくらい見やすくなっただろう。寒さと花粉で確かめにくいけれど。


シュミカセにW60を取り付けるアダプタ

R2.9.13

 暑さと高齢のため(?)面倒なことはやめにしました(^^;) それでも、惑星の好機とあっては黙っていられません。シュミカセで撮影しようと思います。長い間使っていなかったシュミカセですが、それなりによく見えましたし。

 簡単に撮影するための準備。カメラは実績のあるOptioW60。これを簡単にシュミカセに取り付けるためのアダプターを自作します。

 水道用の塩ビ管が加工しやすいのですが、微妙に径が違っています。これを頑張って(旋盤があれば簡単なのに 貸してくれる作業場でもあればいいんだけど…)どうにか10mmアイピースが収まるように削りました。あとは、2mmほどのプラスチック板に取り付けます。これらをゴム輪でカメラに取り付ければOK。

 眼視で惑星を視野に入れた後、このセットをアイピースに被せれば撮影準備終了。動画を撮影すればいいのです。


観望用天体望遠鏡三脚台座の製作

H31.5.23

 この8cm望遠鏡は900g弱、800g前半です。そんなに軽くはなりませんでした。単眼鏡自体の重さが900gを越えていたので、軽くはなったのですけどね。

 手持ちだとやはり視野がユラユラして落ち着かないので、三脚固定が必要です。アリ溝で赤道儀にくっ付ける手もありますが、簡単に! をモットーに考えていたので、カメラ三脚にくっ付けるよう考えました。鏡筒用のバンドは、鏡筒の材質が塩ビ管なので塩ビ管固定用金具を考えました。早速ホームセンターで物色しましたら、いいのを発見しました。若干窮屈でしたが、少々力で径を広げて製作にかかります。

 手持ちの板を何枚か切り、貼り付けて完成。まだ、両脇の余分なところを切っていません...
 三脚との接続部分はカメラネジの鬼目ナット。手持ちが1個ありました。取っておくものですねぇ〜。だから、がらくたが増えるんですけど。


観望用天体望遠鏡の製作

H31.5.13

 オークションで8cm屈折用の鏡筒、レンズなしというのが出ていた。私の必要としているものなので早速ゲットした。ラッキーだった。
 手持ちの8cm双眼鏡レンズは82mmだったので、セルに入るか心配だったが、若干ガタがあったものの、薄手のプラスチック板で固定できた。出品者の説明では、8cmF5という大きさだったのだが、私のは焦点距離が300mmだったので、青い鏡筒を切り詰めた。24.5mmアイピースようだったが、その部分を切り取ったら、アメリカンサイズがぴったり入った。これもラッキー。ただドロチューブ内径が31.7mmほどであり、F値が小さいので、ケラレてしまいそう。ギリギリまで切り詰めてどうにかクリヤーしている、つもり。

 今晩、月を見てみようと思う。ドロチューブ内部の反射が激しいので、時間があるときに、内部を艶消し塗装しておこう。

 後はこれにカメラネジ台座を取り付けて、カメラ三脚で運用する計画。

H31.5.8

 山形に行ってみて望遠鏡が欲しくなった。子供の頃と違って、山形といえども光害が甚だしく、岡山の自宅前と夜空の環境は良くはないのだが、5分ほど歩いた河原では良いかもしれない。そのために、軽く持ち運びやすい望遠鏡が欲しいなあ〜と思った。新品を買うのは難しいので、オークションを探してみた。反射望遠鏡では大きくなり過ぎて持ち運びにくいので、8cm前後の屈折望遠鏡を考えた。ちらほら散見されたが、手持ちの双眼鏡が8cmなので、これを改造することにした。8cmの双眼鏡は重くて稼働率が低かったので、思い切れた。

 先ずは単眼鏡にすること。あれこれやってみて、暫くすると分離成功。片方だけだと、1kg弱で手持ちできそうだ。接眼鏡のピント合わせがゆるくなっているが、後で工夫するにして取り敢えず完成。

 ついでに残った片方の単眼鏡からレンズを取り外した。この8cmレンズを使って望遠鏡スタイルのものを作ってみよう。太陽を使ってざっと焦点距離を測ったら、30cmほどだった。付属の接眼鏡では11倍4.5°だから、この接眼鏡は27mm前後で見かけ視野50°のようだ。普段使っている23mm62°の接眼鏡を使ったら倍率が高くなったが、同程度の視野だった。

 完成したら、軽量の経緯台を作成するかカメラ三脚を使うかして星空を楽しんでみたい。


縮小光学系

H30.10.6

 以前から試してみたかった縮小光学系での天体撮影の道具を作成した。ペンタックスQ10は大分前に手に入れていた。20cmシュミカセも手に入れていた。やってみようと思ったきっかけは、20cmシュミカセでそれなりの低倍率を達成し、まあまあ見えますね! と満足したからだ。

 シュミカセはF10で2000mmの焦点距離。2インチアイピース系にするには天頂ミラーも購入しなければならないので、アメリカンサイズのアイピースで行わねばならない。ケンコーのプロ―セル25mmを使う。これだと80倍で視野が0.6度ほど。以前購入していた格安の0.5倍FocalReducerという怪しい製品。普通にアイピースの先につけたらとっても使えなかったけれど、25mmに下のようにつけたら、いい感じになった。これを使う。0.5倍でなく80%くらいかな。60倍で0.8度くらいの視野。撮影してからもっと正確なデータを得るつもり。

 ケンコープロ―セル25mmの見る側のネジが28mmほど(!)だったので、ペンタックスQ10のズームレンズのフィルター径40.5mmを37mmに落とし、37mmから28mmに落とすと、ねじ込めるかな? と思って揃えましたが、そんなに簡単にはいかず、ネジ規格が合いませんでした。光学系くらい合わせて欲しいね。

 それで、部品箱を探してみると、25mmアイピースに近い径のアダプターを発見!(あるもんだね〜) しかし、わずかに入らない。ほんの0.7mmほど。削ってしまおう! ということで、旋盤ならあっという間の作業を2時間ほどかけて削って(中央左側がアダプター 内側が削られて銀色)、挿入できるようにしました。ペンタックス側は37mmのまま。アダプターと37mmリングはネジが合わないので金属用パテで固定しようと思います。

 接続の方法は、望遠鏡にアイピースを差し込んで固定する。撮影対象を導入してピント合わせ。ペンタックスQ10に右の写真にあるようにアダプターを接続して、アイピースにかぶせる。ギリギリに削ったのでほぼガタはない。あとはピント合わせをして露出するだけ。結果は後日。


20cmシュミカセ副鏡調節ネジ交換

H30.8.11

 セレストロンと違って私のミードは副鏡の調節ネジにミリネジでなく、ユニファイネジ#6というのを使っている。従って、簡単に交換はできない。

 観察するときは、細いアーレンキーを3本突き立てて調整する。時々、暗闇の地面に落ちる! (^^;)

 そこで、ミリ飾りネジに交換することにした。格安で手に入れたシュミカセだからできること。

 埃のたっていない部屋で実行。補正板を外す。これに副鏡はセットされている。外側の副鏡部分と内側の迷光防止筒で補正板が挟まれているので、ねじって外す。

 3本の調節ネジを外すと副鏡が落ちるので、副鏡を上にして下からネジを外す。あっけなく外れるが、これだけの部品だった。

 副鏡には6mm厚のアルミ板が張り付けられていて、そこに3つのネジ受け用ネジ穴があいている。これを、4ミリのタップでネジ切るわけだ。副鏡に張り付いているので通してタップで切れないから、ある程度タッピングしてからタップの先を切断し、タッピングを深く行う。アルミ板を副鏡から外せば貫通ネジ切りになるが、再び張り付けるとなると面倒だ。時間が経って副鏡が主鏡に落ちたら終わりだ。タップは先を切断しても一般工作に使えるだろう。でも、調節ネジに押しバネくらい入れておいてもいいんじゃなかろうか。

 新しく使う化粧ネジは白のまま。ネットでは、黒く着色している人もいた。ネジ部が長いので、ナットを重ねて調節している。これだと、調節するときに持ちやすくて快適になった。

 しかし、それにしてもだ。この副鏡、ケースの中に納まった時の偏心ぶりはひどいものだ。目で見てはっきりと分かるほどずれている。左側の隙間が2mmなのに、右側が3mmだ。補正板自体も偏心しているので、副鏡ネジには矢印を付けて、偏心方向が分かるようにしている。でも、時間が経ったら何のこと? になるんだろうな。

 そして、修理(?)完了。皆さんは真似をしない方がいいですよ。この格安の望遠鏡だからできたことだと思いますので。

 この変更を行ったことで、シュミカセの光軸調整の仕方がこれまで以上に理解できたことが一番大きいかな。

 晩の観察が楽しみだ。汗ビショになって疲れるけど.....


20cmシュミカセ用USBカメラアダプタ

H29.7.8

 梅雨空の七夕空は13夜の月が輝いていた。早速Qcam9000のテスト撮影。5cmファインダーでどのくらいの大きさに撮影できるかが知りたかった。それが下の写真。ファインダーレンズ200mmそのままと、2倍のバーローレンズを使ったもの。ビデオ撮影したものから切り出して、640×480を320×240にしてある。バーローを使ったものは適正露出近いが、左の画像はとんでもなくオーバー。新しく導入したキャプチャーソフトの扱いができていないのと、タブレットを使ったので画面の文字が見えないこと見えないこと。それにUSBが一つしかない。二股くらいは欲しい。

 それに、ファインダーにはピント合わせに微動装置が欲しい。現在は単なる引き抜きor対物レンズの回転。

 Qcam9000は裏のネジを回してやれば簡単に外れる。ライカのレンズらしいが取り去って納める。パイロットランプは潰すらしいが、ペイントで塗りつぶしてみた。いい加減にしたので画像が赤っぽくなった??

 月の横に土星が見えていたので、梅雨空に滅多にないチャンスということで撮影することにした。しかし、突然のことでアダプタが散逸していた。どうにか揃えて撮ったものの、20cmF10で10mmアイピース5cm距離による拡大。露出不足で失敗。

 新しいUSBカメラ用のアダプターを作製することにした。

 いつものようにガラクタケースの中を物色すると帽子のようなものを発見。これが丁度良かった。アイピースアダプタも短くしたものがあったので、2種類の拡大率が選べるようになった。さらに、ガタが全くなくなった (^^)/


20cmシュミカセとマイクロフォーサーズカメラ

H29.5.31

 OptioW60を使って木星のいい感じの写真が撮れたので、アイピース拡大撮影ができるようなアダプターを作った。いつものように、いろいろある部品を組み上げてみた。

 @はアイピース差込口の首の部分を3本のネジで固定するネジ。Aはアイピースを固定するネジ。@とAの6本でアダプター本体と接眼部とを固定する。
 Cがマイクロフォーサーズのアダプター。42mm(だったかな?)ネジでBとつながる。Bはアダプター本体と1本のネジで固定する。

 組み上げたらこのようになる。アイピースから受光面までの距離が5cmほどになる。A群の3本、B群の3本とCの7本で締めるのだけれど、ガタは全くない。

 さて、これでどんな写真が撮れるかな?
 WEBカメラにも流用できるだろう。WEBカメラは別場所に行っているのだけれど...


20cmシュミカセの見え具合

H29.5.27

 先日、温度順応させてから調整を行ってみた。副鏡が中央になかったので補正板もろとも動かして、できるだけ中央にした。しかし、さほど調整する余裕がないことと、副鏡自体も補正板に垂直になっていない、きちんと取り付けられていないために、大まかなところで妥協せざるを得なかった。

 購入当初は、星像が中央でもコマ収差のような状態になっていたのだが、副鏡の3本ネジを2mmアーレンキー3本であれこれと調整していたら、「アレッ!」という感じで、ピントを外した星の像がかなり綺麗な同心円状になった。木星に向けて除いてみると、当初に比べてはるかに良い像となっていた。これまでの観察経験からしても最高の見え方だった。20cmという口径は人生最高の大きさだからね (^^;)  当面は、このままで観望を続けようと思う。

 ファインダーがないので苦労するが、鏡筒両端のビス頭を照準として明るい星を視野に導入して倍率を上げるようにしている。M13を80倍で捉えて、160倍くらいに倍率を上げて覗くと、視野が暗いのだけれど、星が密集していることがよく分かってなかなか美しい。これからの時期、球状星団巡りができそうだ。

 接眼鏡の先にねじ込んで倍率を0.5倍にするレデューサー様のものを注文したので、もっと低倍で対象を導入できことになり、便利になる。私の赤道儀は自動導入でないので、またまた苦労するのだ。


20cmシュミカセを赤道儀に載せた

H29.5.23

 以前から知っていたアルミを扱う店から、4mm厚の角U字型アルミチャンネル(幅が6cmで高さが4cm)が届いていた。そして、それを取り付けるネジも別の店から取り寄せることができて、ようやく赤道儀に載せることができた。

 ミードの20cmシュミカセは17Kでゲットしたので、これを赤道儀に載せるのに高価な鏡筒バンドは使えない。オークションでは20Kもしているし。そこで、2Kちょっとのアルミアングルを注文して、さて穴を開けて取り付けよう! と勇んだら、取り付けようと目論んでいた鏡筒の4mmネジ穴が、なんと旧JISのピッチ0.75のやつだった。2000年頃に新JISでピッチ0.7に変わったらしい。手持ちのネジは3mmほどしか入らない。当たり前だね。で、ホームセンターに行ったのだけれど、旧JISネジは扱っていなかった。大きなホームセンターでは扱っているのだろうけど。そこで、ネットで探して注文した。あるもんだね。有り難い。アメリカ製のミードだからか、20年ほど前の製品だったからなのか、なかなか前途多難ではある。という具合に結構多難だったけれど、3本のネジでアルミチャンネルを固定した。旧JISネジは、ミードのネジと若干違っていたようだが、ねじ込んだ。

 すぐに木星を見てみたが、温度順応ができていなかったからか見え味は良くなかった。それよりも、星像が更に良くない。長年の疲れで光軸が狂っているのか、片持ちにしたために捻れてしまったのか、調整が必要だ。

 もっともだめなら分解して20cmドブソニアンにする。鏡筒径が23cmなので、主鏡は20cmなのだろうな。


ドットサイトの改良

 星を見るときには照準がいる。ファインダーでもいいのだけれど、軽いものが欲しい。さらに、14cmドブソニアン望遠鏡の視野が4度もあるので、そんなに精密さはいらない。だいたいこの辺りと望遠鏡を振り向けると、ほぼ視野に入ってしまうのだ。従って、アバウトに明るい星に照準が合えばより楽になるのだ。

 これまで使っていたのは、フレシキブルな軸を持ったクリップで望遠鏡に取り付けていた。手軽な分、光軸合わせが曖昧だった。そこで、百均で売っているコンパクト三脚の台座を使うことにした。固定はボルトを使った。それなりに取り外しも楽であり、照準合わせも楽になった。

 14cmドブソニアンがメインの使用相手だが、20cmシュミカセにも使えそうだ。


20cmシュミットカセグレン鏡筒をゲット!

H29.5.11

 口径が大きいがコンパクト! という望遠鏡をずっと追求している。先日はセレストロンの20cmカセグレンをもう少しのところで逃したので、同じようなものを探していた。ちょうどオークションに出品があったので狙っていた。

 15cmF5の反射を持ってはいるが、光害地では能力不足であるうえに、鏡筒が長いので扱いが面倒。高齢になるに従って、面倒なことではますます稼働率が下がる。気軽に星を見たいし、それなりに満足できる見え方が要求される。そこで、20cm。25cmになると、もうダメだろう、重くて。F2ならば良いだろうけれど.....

 これが落札したシュミカセ。補正板に斑模様のコーティング剥がれがあると記載されていたが、さほど気にならない。光害地での観察用だからね。もっとも、実際に月面でも見ないと影響は分からないけれど、パッと見大丈夫のようだ。

 全体像はこれ。フローリングの板幅が75mmなので、大きさが分かる。右側に20cm定規を置いてみた。

 けれど、焦っていたのか鏡筒バンドのことや接眼部のことを気にかけていなかった。なにしろセレストロンでは30K弱の落札で時間を失敗したのでね。今回は、なかなか価格が上がらない中、一気に25Kを入札価格にして放って置いたら、なんと、16Kで落札できていたのだ (^o^)/

 落札ができて冷静になってから思案が始まった。(1)接眼部はどうする? 私の環境はアメリカンサイズなので。 (2)赤道儀へ搭載するにはどうする? 

 これらの問題は、別にそんなに深刻ではなかった。低価格で落札できたことと補正板の斑模様の件で、ダメなら分解して主鏡(おそらく23cm位はあってF2.6ほどではないだろうか)をハンディなドブソニアンにしてしまう手を考えていたからだ。

 しかし、手持ちのガラクタから適当に選んでみると、接眼部はどうにか解決した。それが下の画像。<合焦するのかな?>

 赤道儀に載せるには、小さいけれどアリ型プレートがあるので、これを使おうと思う。画像にあるように黄色い枠あたりを5mmほどのアルミチャンネルで渡して、4つの赤矢印のネジを利用して固定する。そのアルミにプレートを固定するという方法だ。

 鏡筒バンドを購入使用と思ったら、落札価格と同じくらいの費用がかかってしまう。長いプレートが市販されているが、それだとさらに効果になる。ならばアルミチャンネルだ。3Kほどで購入できる。強度の問題があるが、ダメならドブソニアンだ。という割り切りで進める (^^;)

 もっと手軽に材料集めするために、これからホームセンター巡りをしようと思う。


新14cmドブ活躍開始

H29.3.4

 風通しの良い、光通しの良い新14cmドブソニアンの斜鏡金具を、5mm厚のアクリル板と0.5mmステンレス板で作り直した。1cmアルミ板を考えていたが、思いの外、穴だらけだったのと加工しにくいので、アクリル板にした。加工しやすくて軽いので半日作業で完成した。

 切り込みにステンレス板を挟んで3mmネジで固定する。鍋ネジで撮影したが、頭を切ってマイナスドライバーが使えるように切り込みを入れ、イモネジとして固定している。

 ついでにドットサイトファインダーも仕上げた。視野が4度と広いので、精密なものは必要ないし重いものは避けたい。そこで、簡単にするためにクリップ付きの百均のミニライトを改造して赤LEDとし、細点の光が出るように帽子状のものをかぶせた。アルミ板を曲げて、花粉用の素通しメガネレンズを切り出して反射板とした。

 フレシキブルなところを適当に曲げながら、望遠鏡の視野とファインダーの赤点とを合わせる。昨晩の観察では結構役に立った。

 そろそろ最終型になったので、内部塗装をしようかな。


改善?14cmドブソニアン

H29.2.8

 5mmのプラ板...百均のまな板だけど...から切り出して、丁寧に穴開けをした。その結果、どうにか歪みが無くなった。

 双眼鏡用のピラー脚に載せられるようにしてみた。ちょうどいい具合にアイピースの位置が決まった。ついでに、接眼筒を5mmほど切りつめてピントが合うようにした。明日、テストする予定。

H29.2.1

 結局このようになった。トラス棒はどうにか空けた穴にきっちりと納まったものの、全体が歪んでいるように見える。流石に素人だな。
 トラス棒と斜鏡ボックス取り付け用の部分のクリアランスがうまくないので、作り直すかな。

 主鏡を見下ろすと、こんな感じ。主鏡の真ん中に空いている部分が大きい。もちろん、丁度斜鏡で隠される部分なので問題はない。

 11cmと14cmのドブソニアン勢揃い。14cmの方は耳をつけて11cmの架台に載るように作っていくつもり。
 そうそう、重さはこの状態で1.4kgになっていました。実際にキャンプ場に持っていく夏前には、内部塗装をしようと思います。

H29.1.29

 大分前に作っていた14cmドブソニアンを分解型にして、キャンプ地で星空観望しようかなと、改造を始めた。
 12角柱の鏡筒を必要な分切り取り、接眼部と斜鏡部にする。接眼部は114mmドブソニアンのものと同じ構造にする。こんな感じ。

 主鏡部は四角枠にする。調節はバネ利用の3本ネジで行う。山に持参するのだが、この主鏡部がそれだけでかなり重い。無理かな.....

 一応鏡筒の完成形はこんな感じ。少々トラスパイプが短くなっている。計画では、20cmの長さだ。斜鏡部と主鏡部の高さ(深さ)が10cmなので、もう少し長くなりそうだ。

 実際に持っていったら、ベースキャンプで停滞ですね。組み立てと光軸合わせに時間がかかるだろうし。もっとも、キャンプ地ではテント張って食事したら、あとは何もやることはないんだよね。


改善?114mmドブソニアン

H29.1.15

 完成した鏡筒をピラー脚に載っけてみた。小さな椅子に座って見るにはいい高さになった。

 こちらの方はF値が5弱くらいなのでそれなりにシャープに見える。望遠鏡は見え方を追求しなければそれなりに楽しめるものが簡単に作ることができるんだな。昔、望遠鏡作りが盛んな頃が懐かしい。

H29.1.12

 懸案の接眼部を作成してみる。一寸したアイデアを持っていたのでやってみた。

 アイデアとは、下図左端の塩ビ管継手90°Yとかいうものの一部を切り離して使うこと。管厚は2mmほどなのだが、切り離すと鏡筒に固定するための5mmほどのスペースが得られる。ここに穴を開けて鏡筒側からネジを入れて固定できる。

 それに塩ビ40のパイプを挿入する。さらに接眼鏡アダプターを入れ込むのだが、幸いなことに塩ビパイプの内径とアダプターの外形が適度な間隔を保ったままスムーズな動きをしてくれる。この組み合わせは使える!

 反射鏡BOXと斜鏡BOXは下のような四角形を、簡単だからという理由で採用した。これに先ほどの接眼部をネジ止めする。

 接眼部のピント合わせは、ヘリコイド式にするべくミゾを切った。どこでピントが合うか分からなかったので、長めに切った。ピント位置が分かれば、新たに作り直しても安価な塩ビパイプなので費用もかからない。

 この中に入るのが下のアダプターとアイピースだ。アダプタにアイピースを固定するネジが上の塩ビパイプのミゾに入ってガイドとなる。ナットを入れておけば、ピントが合ったところで固定も出来る。これにより、かなり軽量化が図れた。

 斜鏡BOXを四角形にしたために、斜鏡は4本スパイダーで固定している。このスパイダー、最初は2mm径のものを準備したが、ナットを作成する際に2mmタップを折ってしまったので、急遽3mmに変更した。手持ちの3mmステンレスのズンギリボルトを利用した。

 斜鏡セルは14cmドブソニアンと同じつくりにした。

 これら2つのBOXをアルミパイプによるトラス形式にして組み上げた。径7mmで肉厚0.5mmの軽いアルミパイプだ。両端を潰して4mmの飾りネジで固定する。受け側は4mmの鬼目ナットを使っている。

 こんな感じだ。この状態で1.2kg。体重計による測定だ。

 あとは耳をつけて、架台を作成して完成だ。内側をつや消しにする作業は、14cmドブソニアンを作ってからにする。14cmもトラス形式にして、分解してキャンプ場に持っていけるようにするつもりだ。


超短焦点ニュートン

H28.12.7

 星像は良くない(^^;) 周辺とは放物面鏡周辺のコマ収差を誤解したもので、球面鏡だから全面の星像だ。それに、視点が少々ずれるだけで星像が変わる。それでも新しいアイピース Aspheric62度 23mmを購入したら広い視野が得られた。ヒアデス星団のV字がほとんど視野に入るほどの4度に近い。16倍だけど.....

 支柱を交換した。双眼鏡の支柱を考えていたので、ついでに同じようにしたのだ。しゃがんで見るのに都合が良い高さにしてみた。今の季節では、ぎょしゃ座の3つ並んだ散開星団がそれなりに見える。8cm双眼鏡よりは見えそうだ。自宅前だと、光が差し込んで見にくいのではある。


8cm双眼鏡

 重いのでなかなか活躍しない双眼鏡だけれど、星を見て楽しい双眼鏡だ。常用したいし星空教室でも使うために架台を計画した。試行錯誤してバランスをとった。小学生が立ったままで見ることができる高さと、私が椅子に座って見ることができる高さを考えて支柱の長さを決めた。

 こんな感じに仕上がった。天頂を見ることができるようにしている、首が痛いけれど。今のところ双眼鏡は載せているだけだがバランスが取れているのでお辞儀はしない。いずれ、念のためにクランプをつけて固定できるようにするつもり。


カセグレンからニュートンへ

H28.11.5

 最低倍率が口径を7で割ると求まるというので、140mm÷7=20倍という数値に拘りすぎていた。

 手持ちのアイピースで20倍を下回らないものというと、15mmなので倍率は365/15=24倍。アイピースの見かけ視野が50度なので、視野角は2度ちょっととなる。アイピースとの相性も良くないのか星の像も良くはなかった。

 昼間、試しに25mm50度のアイピースを挿入して見てみたら結構よく見える。しかしながら斜鏡の陰が視野を彷徨ってよろしくない。ダメかなと思ったが、夜になって月を見たら結構見えるし、陰が出てこない。不思議に思ってネットを検索してみると、ナグラーさんの文章をゲットした。射出瞳径がポイントらしいので計算してみた。

 25mmの場合、倍率が14.6倍。この段階で射出瞳径が9.6mmとなる。斜鏡の短径が46.5mmなので口径の33%を占有するので、斜鏡の陰が3.2mmほどになる。昼間だったら実際の瞳は明るさのために3mm程度になっているだろうから目障りでしょうがない。しかし、夜になれば瞳は開いて(年取って開かなくなることもあるけれど)目一杯の7mm(そんなに開かないだろうけど)になれば気にならないということか。でも、かなり光の量は損をしている???

 ナグラーさんの文章がイマイチ理解していないので何ともいえないが。

 いずれにしても、実視野は3度を確保できたようだ。こと座のM57周辺の星図と照らし合わせて確認した。これってかなり凄いこと。今後は、架台を堅固なものにして集光力や分解力を確かめてみようかなと思う。

 もっとも玄関に置いてさっと外に持ち出して星見をするのが楽しみだ。

H28.10.26

 笠井トレーディングさんから短径46.5mmの斜鏡が届いたので、斜鏡セルも作ることにした。1辺5cm立方体の半分が売られていたので、45度を正確に切らなくても済むということでこれを使うことにした。引きネジ&押しネジの調整用の部分をいつもの塩ビ管を利用する。

 支柱は簡単に済ませるために3本とし、薄板でなく2mmの鉄棒にした。幸いに2mmのダイスやタップがあったし、百均に2mmの鉄棒があったので。

 出来上がったのがこの斜鏡セル。ネジはすべて4mm。押しネジは鬼目ナットを使っている。塩ビにそのままネジ切りしてもいいのだが、渋い回転になる。引きネジは外側にネジを介して調整するようにした。斜鏡はシリコンボンドで接着。

 3本スポークを止めるナットは、以前買っていたアルミのカラビナを使った。径が6mmほどあったので6mmの長さに切って中央に穴をあけ、2mmのタップでネジ切りした。
 完成したのがこれ。斜鏡を新調したので、ピントが合わなくなり接眼筒の位置を鏡筒の先側に移動した。また、接眼筒を1cmほど短くした。

 接眼筒を接着する前に、手持ちで星を見たが、やはりほんのちょっとした傾きで星像が大きく乱れる。固定して光軸調整したら改善されるかは未知数。あまり可能性はないかもしれない。
 ただ、そんなに自作は難しくなかったので、次回は20cmの軽いドブソニアンを作ってみようと思う。涸沢に持っていきたいね。

H28.10.9

 7年前に購入したマスクとカセグレン5インチ。F15でそれなりに惑星を見るには都合がよかったのだが、15cmを購入したこととずっしり重いことを理由に分解してしまった。もったいない。分解したのは、そのミラーを利用して携帯型のニュートン式反射望遠鏡を自作しようとしたためだ。きっかけは、オークションに出ていた25cmの記事を見てから。反射鏡の中心にカセグレン特有の大穴が開いているとあったから。

 ああこんなことができるんだ!
 分解するのは簡単だったが、それをニュートンに変更するのは面倒だったので、ずいぶんと放置していた。

 反射鏡について、太陽を利用して簡単に測定したら、焦点距離は365mm。5インチのカセグレンではあったが、予想外に直径は14cmあった。補正版で光を拡散させているんだね。F値は2.6だった。反射鏡は球面鏡だろうから、F2.6となると周辺像はひどくなりそうだ。

 手持ちの斜鏡や接眼レンズを使って景色を覗いてみたら、そんなに気になる像ではなかった。もっとも、斜鏡が小さすぎて周辺像がケラレていたからかもしれない。適正な斜鏡サイズ45mmを使ったら、ひどくなるかもしれない。

 先ずは望遠鏡の本体となる筒の作成。特別に取り揃えることなしに、手持ちの材料を使うことにする。
 ネット上で見た作成方法(星図でお馴染み滝さんのページです)を真似る。12角形の筒を骨組みと長板を2液混合樹脂で組み合わせていく。骨を作るのも12枚の長板を切り出すのもアバウトで手切していくので、寸法が狂うことはなはだしい。修正も床に置いた紙やすり上でアバウトにやるものだから、隙間ができて風通しのいいことこの上ない。滝さん作製の20cmドブソニアンとは格段の違い。幸いに樹脂で固めるから遠めに見るとそれなりに格好がいい ?
 強度に問題が出てきたら、隙間の部分に角度自由な塩ビ板を張ってみようと思う。単価は安いのだが、送料で高くなるから最後の手段にとっておく。

 主鏡セルは6ミリ厚の合板を2枚使う。1枚は鏡筒に固定するもので12角形に。もう1枚はそれより若干小さめで主鏡を固定するためのもの。この2枚にはそれぞれ120度間隔で鬼目ナットを嵌め込んで引きネジと押しネジで調整できるようにする。
 主鏡が580gと重い。かなり厚めのガラスなので、重さによる変形を考えなくてもよかろう。そこで、3点で支持し3点で上から押さえる。中央に穴が開いているので、それによって均等に板に乗っかるため安定している。

 鏡筒との接続は、4カ所でアルミのL字金具を切り出して外側からネジ止め。アルミ金具が1mmしかないのに、タップでネジを切っているので少々心配。4カ所8本の3mmビスで止めている。

 斜鏡セルは別の11.4cm望遠鏡のものを流用する。斜鏡の傾きがそれなりにできるようになっているので使えるだろう。金具ではなくプラスチックの支持板を途中で切断して、3mmのネジを切って延長し、3点で鏡筒に固定&調整できるようにする。

 斜鏡が45mmと大きいものが必要だが、とりあえずもとの23mmの斜鏡のままで使用しておく。この段階で納得できる見え方をすれば、初めて4桁になる高価物のこの斜鏡注文に移行する。オークションで出品されないかな。

 接眼筒はできれば軽いもので作りたい。設計上では、恐らく設計どおりではないのだが、ぎりぎりいつも使うボディのみのデジカメが直焦点で使えると思う。そのような設定も採用したい。

 問題は、サイズが合わないことだ。アイピースのスリーブ径はインチサイズだが、身の回りのものは殆どがメートル規格なのだ。
 若干サイズが合わないが、塩ビパイプ継手のネジ部分を切り落として取り付けた。フランジ部分に穴を開けて鏡筒内側からネジで固定している。ピント調整してから不要部分を切り取ればよかったが、1cmほど短くしたら切りすぎていたことが分かった。やり直し。内径が33mmほどなので接眼レンズがガタつく。更に、先に向かってテーパーしながら細くなっているのが面倒だ。旋盤が使えれば問題はすぐ解決するのに。

 主鏡の調整は、斜鏡セルを鏡筒の開口部分の中心に位置させた後、鏡筒の開口部分から覗き込んで、主鏡中心穴と斜鏡とを合わせる。次に、接眼筒から覗いて、斜鏡の調整を行う。

 ほぼ調整が出来たので、星空観望とする。15mmアイピースを使うので、倍率が24倍。これでは流石に手持ちは厳しい。ということで、簡単に架台を作ってみた。架台はカメラ三脚で固定する予定。

 とりあえずこのままの状態で、手持ちのオプティオW60を使ってコリメート法で撮影した月。接眼部から見ると、C円の範囲にB斜鏡支持体とDEFを含んだ斜鏡自体。Fは3本の斜鏡金具。Eはその枠。枠の内側に写っているのは主鏡中央の穴。セル板が見えている。ということは、斜鏡の白っぽく写っている部分からDをのぞいた部分の光だけを使って月を写したことになる? 当然、主鏡全体を見ることはできない。ちなみに、Aは鏡筒の反対側の板部分。

 視線の方向と見たい星の方向が90度ずれているので、なかなか目的の星が視野に入らない。どうにか2重星団をとらえた。見にくい...が...見えた。プレアデス星団は視野の中に余裕を持ってとらえることができた。アイピースの見掛けが50°。24倍の倍率ということは2°ほどの視野となる理論値だが、それを実現できているようだ。

 このときはまだ手持ちだったので、揺れた映像で判断は厳しいが、思いのほか視野の隅までそれなりにシャープだった。これは、短径25mmほどの小さな斜鏡で見ているため、主鏡周縁部の像が乱れる部分を絞っていることになるためか? 適正の短径45mm斜鏡を使ったら、視野は明るくなるものの周辺像はひどいコマ収差が出るんだろうな。

 ダメもとで笠井さんに斜鏡を注文する。それなりに見えたら、内部塗装となる。なお、鏡筒だけで1.3kg 架台含んで1.9kg。


超広角双眼鏡

H27.12.17

 双眼鏡で見る星空はかなり好きだ。特に、天の川を見ると沢山の星がちりばめられて美しい。ただ残念なことに視野が狭い。3cm8倍のものは8度の視野しかない。7cmも持っているが、重い上に倍率も高いので4度少々しかない。これではだめだ。いつだったかの天文ガイドで広角双眼鏡の特集をやっていた。そこでバックナンバーで調べてから、ネットでも検索してみた。

 すると、ガリレオ式の双眼鏡がかなり広角であることが判明した。さらに、自作もできるという。簡単なのは、カメラのテレコンバータレンズを使うという方式。幸いなことに1個持っていた。覗いてみると確かに見える。ただ、明るくなっているかどうかはわからない。すでに、製造停止だったので、オークションで出されていないか検索すると.....あった!

 早速ゲットした。1K未満で入手できた。急いでいたので、塩ビ板に穴をあけてフレームを作った。

 塩ビ板の厚さが2mmもあったので、留め具がギリギリだ。乱暴に扱ったら外れてしまいそう。明日の観望会には使えないな。それでも、試しに星空を見てみるとペルセウス座のラムダの形が楽に入ったから20度近くはあるのではないだろうか。

 ただ、残念なことには外からの光が入って視野の周りが明るくなっている。まあ、暗いところで使えば関係ないか。良いものができた。アルミ板を使ってレンズを固定しようと考えている。


ナノトラッカー極軸合わせ3

H27.11.14

 ナノトラッカーの極軸合わせは単眼鏡で行う。だいたい8度の視野なので、写真撮影した天の北極を元に星図を作った。単眼鏡の方にも十字線を入れた。昔は蜘蛛の糸(?)を使ったのだが、ビクセンの極軸望遠鏡が余っていたので、ここからレチクルを取り出し、余分な周囲を切り落として単眼鏡接眼レンズの焦点位置に固定した。その十字に合わせながら極軸合わせをしようという考えだ。

 接眼部を外す。丁度良いところにレチクルを置くところがあるので、ここに入る大きさにレチクルを加工する。ただ、ピントが合わなかったので、レンズ抑えをヤスリで少しずつ削った。

昔のレチクルだ。偏心しているが撮影のため。

こんな具合に乗っている。固定はエポキシ樹脂。

 そして、iPodTouch用に作ったプログラムで、撮影時の北極星の位置を見てから、合わせるという仕掛け。

 レチクルとPCが繋がっていて、この画面がレチクル上に映し出されたら便利なんだけどね。


ナノトラッカー極軸合わせ2

H27.10.3

 昨夜、17mm(35mm換算で34mm)レンズで静止撮影した。40秒を3枚加算したところ、周辺で星が流れた。広角であるがゆえに星空の日周運動に影響されたのだ。やはり、広角レンズでもガイド撮影は必須のようだ。そこで、ナノトラッカーの極軸望遠鏡作成を急いだ。

 普段使っていないミニの単眼鏡の対物レンズを使おうと思って、部品調達に百均を回っていたとき、ふと気が付いた。「このまま取り付ければいいじゃん」

 ということで、転がっていたアルミアングルを下のように加工した。単眼鏡本体から対物レンズ部は外すことができたので、そこに固定金具を挟み込んで(左側の穴)ナノトラッカーと一緒にアングルプレートに取り付ける(右側の穴)ことにしたのだ。

 取り付けた図。そんなに精度は良くないと思うが、遠方の鉄塔をナノトラッカーの覗き穴で合わせた後、単眼鏡で見てみると、それなりに入っている。これなら使えるかもしれない。正立像になっているので、頭の中で時角をひっくり返す必要もない。今日の試写が楽しみだ。

逆から見た図。覗き穴の周辺にある円弧は別の方法で考えたときの残骸。


ナノトラッカー極軸合わせ

H27.9.22

 ナノトラッカーの極軸合わせ窓は5mm径の穴だ。すぐ近くからのぞくと、その視野は8度ほどある。ただ、すぐ近くからのぞくことはなかなかできない。

 一方、アバウトだが北極星(ポラリス)は下の図のような位置にある。赤丸が北極星だ。

 北極星は天の北極から角度で44分離れている。となると、ナノトラッカーののぞき穴が88分、角度で1.5度の視野になるように離れて覗けば、天の北極を中心にした場合、北極星は視野の円周上にいるわけだ。計算によると(恐らく)ナノトラッカー前面から19cm離れたところから覗けばいいことになる。

 同時に、撮影時の地方恒星時を知り(大体どの星・星座が南中しているかを見て、星図からその星・星座の赤緯を知ればいい、アバウトで)、上図の円の外周の時刻と合わせて、北極星が見える時角を知り、ナノトラッカーの穴の視野の円周上にある北極星がその時角にあるようにナノトラッカーの東西南北を合わせる。かなりアバウトにならざるを得ないが、しないよりはましになると思う。
 実際、このような作業後、マイクロフォーサーズカメラに135mmレンズを付けて60秒の露出をしてみても大きなズレは見られなかった。


抱き望遠鏡

H27.8.29

 大きい望遠鏡が欲しいが、天体ドームがなければ持ち出しの時に重すぎるので、稼働率が下がるというのは承知している。だから15cmを選んだのだが、それでも面倒だ。
 ニコンの3cm双眼鏡はあまり詳しくは見えないのだが、それなりに楽しい。ただ、見上げるのはかなり苦痛。8cmは重すぎてさらに苦痛。そこで、抱き望遠鏡を思いついた。胸に抱いて、反射式にしてアイピースを横からのぞけるようにしたらどうか。
 ということで、10cm級の反射望遠鏡を作ることにしたのは、もう何カ月も前。部品は揃えていたが、昨日から製作を開始した。

 そう難しいことはなく、ほぼ完成したのが下の写真。

 115mmで500mmの焦点距離だ。ジャンクでゲットしたもの。ただ、斜鏡が小さすぎたので、大きめのものを注文していた。
 4本スパイダーを新規作製しようかと思ったが、もともとついていた1本のものをそのまま使った。早いうちに使う予定があるからだ。これに斜鏡を接着剤でから固定した。

 こんな感じになっている。暇になったら、4本スパイダーを作ろうかな。

 山に登ったテント場でゆっくり星空を楽しもうと思って、アイピースは25mm、20倍程度になる。ケンコーのPLで、ぴったり接眼筒に入らなかったので、あれこれ試作してみた。アイピースの側は外している。

 もともとの鏡筒は短すぎたので、もう一本115mmの長い焦点距離のジャンク望遠鏡をゲットして、その鏡筒を切って使っている。
 残念なことだが、重さが1.6kgになっていた。使ってみて良かったら、軽量化を図ってみよう。山行きが楽しみだ。


拡大撮影装置

H27.8.28

 必要に迫られて、拡大撮影装置を作ってみた。月面撮影が狙いだったが、土星を撮影したところなかなか良かったので、USBカメラ利用からこちらに移行しそうだ。

 新しく購入した素材はない。これまでに蓄積されたアイテムを組み合わせてみた。延長筒だろう、2本同じものがあった。望遠鏡本体につなぐ1本目にアイピースを固定する。この上に同じ延長筒を積み上げる。アイピースがうまく入れば活用できるわけだ。
 拡大用アイピースはそれなりに単焦点の方が感光素子面までの距離が短くてすむので都合がいいから難なく入るだろう。この時の望遠鏡の倍率と感光素子面までの距離とを乗じた値が合成焦点となる。写真の組み合わせだと125倍と50mmほどで6250mmとなり、月面だと63mmほどの大きさに写る。
 カメラはマイクロフォーサーズ規格なので、24mm×18mmくらいだろうか。重ねてみればどのくらいの写り方になるかがわかる。

 土星だと、輪の長径が40”ほどだとして、月面の2/90程度に写るはずなので、感光素子面では1.3mm程度に写っているはずだ。おそらく。これをビデオ撮影して、しょりすればそれなりに写るだろう。

 アイピース10mmで撮影したものが土星のページで表示されるので参考にしてほしい。とりあえず、周りから光が入らなくてよくなった。


6cmファインダー

H27.2.15

 6cmのファインダーを、6cmレンズとセルをそのままに、リニューアルした。このために、筒をオークションで探して1円でゲットした。カートンの6cmF7くらいの望遠鏡だ。筒だけを利用する。送料が800円かかった。(^^;)

 しかしこの筒が結局は塩ビパイプで手持ちの配水管と同じものだった。外部が白く塗られていることと、内部が艶消しされていること、レンズセルにぴったりのスペーサーが付いていたので、好都合だった。良しとしよう!

今回作成以前作成

 以前のものよりスマートに、軽く、見やすくなったようだ。


新しいアダプタ

H27.2.7

 どういう訳か、15cm反射の疑似レデューサ入りマイクロフォーサーズ用アダプタの部品が行方不明になってしまっていた。そこで、再び手持ちのがらくたを組み合わせて作ってみた。

以 前 作 成 し た も の

 今回は、持っていたアダプターをメインに組み上げた。

 A:マイクロフォーサーズにEOSレンズを使うアダプタ。以前から持っていた。B:EOS用のTリング。C:ケンコーのクローズアップレンズ。疑似レデューサにする。D:がたつき押さえ。E:接眼筒との接続リング。

今 回 の 部 品

 さて、どう組み合わせようかな〜 といろんな部品を前に思案していたら、ふと思いついた。

 EOS標準アダプタを仲立ちにしてつなぐ、ということ。マイクロフォーサーズとEOSをつなぐアダプタに、クローズアップレンズを入れるスペースが十分にあったのだ。中でガタガタしないようにすればいいだけだ。

今 回 作 成 し た も の

 思いの外きっちりと望遠鏡とつながった。あとは、クローズアップレンズの固定だけだ。

 試写をする必要があるな。多少、以前よりクローズアップレンズがカメラ側に寄っているのが心配だな。あんまり焦点距離が短くならないかもしれない。


200mmレンズ

H27.2.7

 以前キャノンのFLレンズ55mmF1.4とマイクロフォーサーズにつなぐアタッチメントを購入していた。ファインダーレンズの青ハロに幻滅して同じ200mm前後のレンズを探してうまい具合に同じcanonのFLレンズ200mmF3.5をゲットしていた。天気が良くなくて撮影していなかったが、ようやく昨日撮影を果たした。
 絞り開放にしても、というより今のところ開放しかできないのだが、周辺の星像はまあまあ良好。ただ、青やマゼンタ系のにじみが星の周りに出る。しばらくは使ってみるが、別物を探すかもしれない。

 55mmと同じcanonFLレンズなのでアダプタが同一で都合がよい。


抱え持ち望遠鏡

H26.12.28

 双眼鏡の楽しさに目覚めてから、次なる計画を温めている。鏡筒だけを抱えて星空を見るための望遠鏡だ。抱えるのだから低倍率でありたい。しかし、できるだけ大きな望遠鏡にしたい。ただ、15cmにもなると大きすぎて重い。せいぜい10cmクラスだ。屈折望遠鏡だと、頭上に本体があるのでバランスがよろしくない。反射望遠鏡だと接眼鏡の下に本体が来るので都合がいい。
 ということで、10cm前後の反射望遠鏡を探して下の鏡筒をゲットした。2.5k程だった。送料も同じくらいかかってしまったが.....

 どうやらケンコーの製品らしいのですが、迷機(^^;) です。折角の114mmの口径がフルに使われていません。接眼鏡で絞られています。斜鏡も小さすぎるというコメントがネット上でありました。

 それを承知で、筒と反射鏡を利用するためゲットしたのです。改善策は次の通り。来年の涸沢に持っていくつもりなので、夏までの完成を予定して、工夫と工作を楽しみにします。

  1. 最低有効倍率17倍程度で固定する接眼部を自作する。鏡筒内に余分な物が出ないように。
  2. 接眼レンズの焦点距離は29mmとなるので、手持ちの25mmを使うか、折角だから29mm程度の接眼レンズも自作する。
  3. 今のままでは斜鏡の傾きを調整できないので、斜鏡金具も自作する。斜鏡が小さければ、大きいものに変更する。
  4. 接眼レンズの交換がなければ、反射鏡をもう少し後ろに寄せて斜鏡の小ささをクリヤーするか。そうなれば、セルを自作してみようか。
  5. 反射鏡が曇っています。洗浄予定。よほど良くない反射鏡ならば、口径114mm f500mmの反射鏡を確かミザールで販売しているので、それと交換。低倍率なので、大丈夫でしょう。
  6. 鏡筒を綺麗な若草色に塗り替え。
 抱きかかえるとすると、内部気流が激しくなるでしょうが、低倍なので大丈夫ということで.... 作成途中、時々アップします。


双眼鏡

H26.12.13

 最近、双眼鏡を手に入れた。オークションで望遠鏡を探していたら、ニコンの双眼鏡が格安で出ていたので、本気で取りにいった。口径30mmで8倍の規格だ。若い頃欲しかったニコンの双眼鏡だったが高価すぎて手に入らなかった。それが、低価格で出ていた。結局、競争はあったが3k程でゲットできた。品物が届いて再び驚いた。良品だった。

 双眼鏡は、80mm11倍の物を30年ほど前にハレー彗星が地球に近づいたときに購入した。今でも現役だ。ただ、重い。最近分け合って専用の三脚を購入して見ることができるようになったが、それでも面倒だ。この3cmのニコンは、広い視野で空を眺めるにはちょうどいい。

 双眼鏡で星を眺める楽しさが分かってきた。ではあるが、今、抱いて見る10cm程の反射望遠鏡を自作しようかと画策している。


5cmファインダー改良

H26.9.19

 6cmファインダーを使うと便利だが、重いので鏡筒バランスが取れない。そこで、鏡筒に付属してきた5cmファインダーを改良して、天頂プリズムを取り付けてみた。

 ピントが合わなくなるので、ファインダーの筒を短くする必要がある。水色矢印のストッパーを取り去り、レンズを接眼鏡側に目一杯に下げる。これで、内側にある遮光リングに視野がケラレる恐れがある。これについては、いつか改善したい。

 接眼レンズを取り付ける側の筒の内側には取り付け用のネジが切ってあるが、必要量の2倍の長さがあるので、3mmほど切って筒を短くすることに貢献している。

 ファインダーに元々ついていたリングと天頂プリズムは3カ所の3mmボルトでつないでいる。一度天頂プリズムを分解している。
 天頂プリズムに接眼鏡を差し込むところはそのままだと長すぎて、ピント合わせができなかったので、7mmほど切っている。

 問題は接眼鏡だが、25mmの接眼鏡が沢山あったのでこれを改造した。
 レンズが入っている部分だけを使うことにして、余分なものはレンズがばらけない程度に切り詰めた。一番右端の部分が接眼レンズ群の入った部分で、これを使う。このままだと、接眼筒に入れるとユルユルなので、適当なスぺーサーを挟み込む。

 これで完成。


星座写真用カメラレンズ改良

H26.8.8

 ピントを合わせるためにレンズをその度に分解していては面倒なので、手動でピント合わせができるようチャレンジした。電動ピント合わせや絞り調節に全然関係のないリング(7)が使えると思ったからだ。最初にピント合わせのモーターを外した。これで、レンズ重量65.5g(before 71g)を達成した。

 これが全くフリーになっていたリング。穴をあけて3mmネジを切って、内部のピント合わせ環に固定できるようにした。このリングを手で回してピント合わせをする。

 外環にピント合わせの範囲で切り込みを入れて、内側のヘリコイド環に7の3mmネジの受け穴を入れる。8の環を押さえながら7の環を回すことでピント合わせができる。

 これが完成状態だ。マニュアルピント合わせのレンズのようになっている.....と、思う。

 面倒だが、一般撮影もできるようになった。


星座写真用カメラレンズ購入

H26.8.2

 オリンパスのE−PL3で星座写真を撮るためにZUIKO 17mm F2.8 を購入した。動作未確認のためジャンクということだったが、10Kもしたので、大丈夫かな! と思い、購入した。しかしながら、完璧にジャンクだった(^^;)

 どうせ天体写真用なので、無限遠ピントが得られればいいと思っていたが、最近のレンズはAFでモーター制御になっているためか手動でピント合わせができない...

 メーカー修理に出すと9kほどかかるようだ。それならば、分解だ!

 ということで、やってみました。(1)裏の座金を外す。(2)基盤が現れるので、ネジを1本と3つの白いコネクターを外す。

(3)黄色矢印が絞り制御のモーター。これは電源プリントをとってしまうが、モーター自体は残しておく。でないと、勝手に絞りが変化してしまう可能性があるから。黄丸部分はピント合わせのモーター。
(4)緑丸部分がピント合わせモーター。黄色矢印、赤矢印の歯車を経て、赤矢印下(見えていない)の歯車と青矢印の歯車とがレンズを回転させてピント合わせをするようだ。
 この黄色矢印の歯車はモーター軸に取り付いているのだろうが、ここを延長させてレンズ前面に突出させ、手動でピント合わせができるようにしたい。

 いまは、分解・調整・組立・撮影してピント確認という作業を繰り返して、無限遠ピントを出している。遠距離の山を撮影しての結果なので、実際に星を撮ってみないと分からない。

 とりあえずは、ジャンクを脱したようだ。


赤道儀購入

H26.5.11

 赤道儀を新しくした。これまでより堅牢になって振動が防がれる。これで、yamameの創作意欲が高まる! かな?

 これらのページをご覧になる方はご存知の方が多いと思うが、赤道儀は地球の自転と同じように望遠鏡を動かしてくれる道具だ。この写真では中央のもので、三脚と望遠鏡本体の間にあるもの。天の北極方向に軸をセッティングし、モーターを地球の自転角速度と同じ速さで回してやると、望遠鏡の視野で同じ星を追い続けることができるのだ。

 関心を示してくれたみなさん、ありがとうございました。


USBカメラ惑星用再築

H26.4.28

 接眼鏡スリーブの同じものが3つある。そのうち2つ使って拡大撮影用のアダプタを作成した。アイピースを差し込んでもその上からもう一つスリーブを3本ネジで固定できるのでその後ろにUSBカメラを差し込むようにする。接眼鏡面から受光素子面までおよそ50mmなので、拡大率は10mmアイピースでだいたい5倍ほど。6mmを使えば8倍程度になる。不足だったら、残りの接眼鏡スリーブに3つ穴をあけてネジを切り、3重連にすればいいな。

H26.4.27

 片付けのどさくさで塩ビ部品を捨ててしまったようで、USBアダプタを再び作ってみた。USBカメラ側には直径18mm程度の塩ビパイプを接着しているので、これにつながるよう部品探しから。

 このパイプを接続する塩ビ繋ぎ管を購入。何故かあったアイピースのスリーブに入るようスペーサーを同じ塩ビのVU50から切り出して、最後は圧入した。ぴったり。

 これで、アイピースのように使用することができる。


15cmにレデューサもどきをつける

H25.12.24

 KENKOの15cm反射望遠鏡を購入していた。これだ。

 天気や気力の衰えでなかなか撮影できないが,ようやくやってみた。オリオン大星雲だ。すぐに曇ってしまったが… ただ,オリオン大星雲はカメラの液晶で確認ができた。15cmの威力か?!

 やはりF5で750mmの焦点距離ではよろしくないので,レデューサを組み込むことにした。接眼筒を交換する猛者もいるが,ここでは安直にいろんなアダプタを利用して取り付けることにした。手持ちの部品がかなりあるのでね。

@マイクロフォーサーズ用のTリング       
Aボーグの延長筒?(誤購入したもの)      
Bクローズアップレンズ(ケンコーAC No.4)   
CPENTAXのねじ込み式の接写リング3    
Dφ43とφ42の変換リング(何かに付いていた)
EPENTAXのねじ込み式の接写リング1    

 @とAはそのままねじ込める。クローズアップレンズは外径がAの内径よりは小さいので,エンビパイプの肉厚が薄い50mm程度のものから幅1cmほどの部品を切り出して,下の写真のようにバネをきかせたスペーサーにし,ガタを無くしている。つまり,Aの中にクローズアップレンズを入れて,Cで押さえ,Eの52mmネジで,Dを挟み込みながら固定しているわけである。ただ,AとCは固定していないので,ぴったりなのだが,抜ける恐れがある。ガムテープで留めるか?
 いずれにしても,家にある部品で構成できた。やればできるもんだ。

 完成したのが下の写真。50mmレンズのような概観だが,Dの43mmネジの部分で,右のように15cm反射鏡の接眼筒につながる。

 さて,合焦するのかどうか,画像はどうなのか楽しみではある。


6cmファインダー

H25.1.14

 使用中の5cmファインダーが,改造に次ぐ改造で見栄えが良くないのと能力不足のため,6cm以上のファインダーを探していた。しかし,既製品は最低でも10kと高価だし,オークションでもなかなか出ないので,作ることにした。

 幸いに,スコープタウンという専門店で6cmF5のセル付きアクロマートレンズを¥2680で入手できた。あとは鏡筒パイプや接眼筒を準備すればいい。

 そんなに精度を求めないので,塩ビ管で使えそうな径のものをホームセンターで物色した。探せばある物で,写真中@BCDEFは塩ビ管で間に合った。

 @はVUDS65ソケットと書いてある。レンズセルにぴったりはまる。フードにちょうど良い。BはVU65パイプだ。Cは65×40とある。DのVU40パイプに接続できる。見にくいが,Eはねじ切りがある。これでVU40パイプと天頂プリズムと接続している。ただ,残念なことには天頂プリズムのスリーブよりも多少大きめなので,3点でネジ止めしている。FはVUDS75でファインダー脚に取り付けてファインダーの方向調整ができるように6点支持にしている。Gはビクセンの5cm用ファインダー脚であるが,そこの部分を利用するため,切り取っている。これで,970gだ。既製品よりも重くなっているが,すべてで¥3200ほどなので,大目に見よう。

 接眼レンズは一般の31.6mm径の物を使うので,汎用性が高い。フードや接眼部(接眼レンズ込みで215g)を改善すれば,もう少し軽くなるかも知れない。現在はビクセンの25mmを使っているので,12倍になっている。もう少し低倍にしたい。

 この塩ビ管を使えば,6cm望遠鏡は簡単にできるな。スコープタウンでは,6cmのアクロマートレンズが300mmから1000mmまでの焦点距離がそろっているし,8cmもいろいろある。ちょっと見の工作にはうってつけだ。


ウルトラ・ポタ赤

H24.7.14

 小型の赤道儀がリリースされた。ナノ・トラッカーという製品で,20Kを切る価格設定だ。欲しいけど,使うかどうかは分からない。悔しいので,これまで取り組んできたウルトラ・ポタ赤の組み立てを完成した。それが次の写真だ。

 笑ってしまうけど,手動ガイドだ。バッテリー切れがない! という自慢が唯一の売りだ。カメラ部,架台部,三脚部それぞれが300g前後あるので,全体で1kgというウルトラではないポタ赤だ。

 三脚はSLIKのミニプロ6でしっかりしている。ナノ・トラッカーでも使用されている画像があったので購入してみた。

 ビクセンのSP赤道儀を分解して出てきた144Tのウォームホイールとウォームギヤを使っている。このホイールの内径に合うベアリングがなかったので,22φのツバ付きのベアリングにスぺーサーを組み込んで,2個使って両側から8mmボルトで締め付けている。このボルトの片方を10mm厚のアクリル板に固定し三脚を付けるようにしている。
 反対側にはボルトの頭をクリアするために黄色に見えるスぺーサーで台を取り付け,そこにホットシューをネジ止めした。このホットシューに簡易な雲台を取り付け,デジカメをネジ止めしている。このときに,レリーズが付くようにステンレスアングルを利用している。

 ウォームホイルの歯数は144Tあるので,1歯当たり,ギヤ1回転当たり,10分。これをプラスチックの平ギヤに取り付けているつまみで回して星を追尾する。平ギヤが40Tなので,平ギヤ1歯あたり15秒だ。15秒ごとに1歯動かせばいいのだ。カメラの焦点距離が35mm換算で38mm〜114mmだから,広角側で撮影すれば,15秒ごとに1歯の動きで星は点像になるだろう。問題は,回す時にシステム全体が微動しないかどうかだ。カウンターウェイトを取り付けて,ポタ赤だが,重くすれば振動は防げるかも知れない。

 完成はしたが,梅雨なので試し撮りができない。


USBカメラアダプター改

H24.3.20

 今使っているユニバーサルアダプターはかなり重いし、今ひとつ使い勝手が良くない。かといって前回作成したものは無理矢理さがあって、使いにくい。そこで、アルミパイプを発注しようとしたが、その前にホームセンターに出かけて適合する穴径をもったパイプを物色した。すると、思わぬところに物はあった。

 これをこんな具合につないでみると、多少のガタはあるんだが、それなりに入る。後は、3点からビスを入れて固定するようにする。塩ビパイプなので、アイピース面からカメラの受光面までの距離が簡単に調節できるのがいい。


電動フォーカサー

H24.3.17

 惑星撮影でのピント合わせに苦労しているので,電動フォーカサーを探した。結構値が張るものだが,国際光器で10K弱で販売している廉価版があったので,速攻入手した。私のSE120Sにも対応しているようだったので安心だった。取り付けて動かしてみたところ,快適に動いた。

 休みが続くのだが,天気も悪いし仕事も忙しいので,当分稼働はないかも。


ポタ赤ギヤ修理

H24.3.17

 手持ちのモーターを取り付けようと思ったら,ウォームギアの軸が曲がっていた。倒れたときに曲がったのだろう。ふと,赤緯体に付いているものを流用しようと思いついた。やってみると,同じ規格だったので,わけなく動いた。これで,微動ができるようになった。後は,大きな四角いところにアルミ板を取り付けて,カメラ取り付けの雲台とカウンターの錘を取り付ける加工で終了となるかな。


コントローラ修理

H24.3.12

 火星を撮影しようと悪戦苦闘していたら,赤道儀が止まってしまった。モーターに耳を当ててみると,音がしていない。コントローラの赤LEDはついている。コンクリートの地面にコントローラを落としたときに部品の半田が取れたのだろうと見当をつけて,撮影を中止した。

 中を開けてみて,あちこち虫眼鏡で検査すると,水晶発動子の片足の半田が取れていた。早速,半田こてで補修。動くようになった。

 引っかける取っ手をつけておかねばならないな。


ポタ赤の製作

H24.3.10

 オークションを眺めていたら,ジャンク物のビィクセンSP赤道儀が出ていた。早速入札し上手い具合に6K弱でゲットした。どうやら倒して壊れた物らしく,あちこちその破損が見つかった。それでも,軸やギヤには損傷がなかったので,早速製作に取りかかった。もっとも,手持ちの部品を組み付けるのが主になるだけだが。

 仰角を調整するボルトが8mmのものだったが,倒れた時に本体の雌ねじが削れて素通しになっていた。そこで,10mmのタップでネジを切り直して10mmボルトで調節するようにした。手持ちのドライブ用モーターMT−1(だったかな?)を固定して,ギヤを取り付ける。ところが,径が合わない。そこで,外径6mm内径5mmのパイプを自転車の部品箱から探し出して,加工した後取り付ける。

 次に,クラッチが必要だ。オークションで探したら即決で2.7Kのものがあったので,速攻ゲットした。

 三脚は,使っていた12cm赤道儀の古いものを流用する。ドライブコントローラーや電源は共有できるので,これで動けば車の中にカメラと一緒に常時放り込んでおけばいい。通勤帰りに天気が良ければ撮影ができるというものだ。さて,どうなるか楽しみだ。

 あとはギヤカバーと雲台の取り付けか。おっと,写真を見て思い出した。極軸望遠鏡上部の欠けを修理しないと。ここには,時刻板が必要だったな。手持ち部品にあったような…


H24.2.3

ファインダーの改善?

 LUMIXはボディのみで購入したため,いろんなレンズをくっつけて使っている。AUTO110の50mmレンズは20度×15度の画角で撮影できる。CANONのズームレンズは無限遠のピント合わせが微妙だが,使えないことはない。SE120Sは600mm(35mm換算で1200mm)レンズとして使える。しかし,その間を埋める焦点距離のレンズがない。そこで,目をつけたのが5cmファインダー。鏡筒のネジを生かしながら切りつめてピント合わせができるようにした。アダプターはファインダー本体の金具とLUMIXのボディキャップをネジ止めしたもの。キャップの中央にはもちろん穴をあけている。

 ファインダー脚に固定できるので都合がいい。18cmほどの焦点距離のようなので,倍の360mm望遠レンズとして使える。今晩か明朝に試験撮影してみようと思う。周辺には減光とコマ収差が目立つだろうが,いちいち20kほど出してレンズを購入するのももったいない。ピント合わせは対物レンズ側で行う。まだ,きっちりと無限遠合わせをしていないので,マジックで印をしているだけで固定していない。

 左がボディキャップ側。右がファインダー金具。この二つを3本のビスで固定している。


ファインダーの改善

H24.1.21

 最近は天候が安定しないので,撮影はできていない。そこで,ファインダーを改善工作してみた。屈折望遠鏡にはカメラを直焦点で接続してあるので,それを使って被写体を探すことはできない。ガイド鏡も載せていないのでファインダーで導入するしかない。ところが天頂付近は見にくいことこの上ない。そこで,天頂プリズムをくっつけて覗きやすいように改造することにした。

 使っていない5cmファインダーを加工することにした。天頂プリズムを導入する分,鏡筒を短くしなければならない。ばっさり切る。部品くみたてとしては,これまで沢山の部品を解体しているので,その中から使えるものを選んで使用する。塩ビパイプなんぞも使う。その結果とりあえず組み立てたのが下の写真。

 星空の無限遠だから,ピント調整は一回きりで対物レンズ・プリズム左側・接眼鏡のいずれかでやっておけばよい。

 ただ,惜しむらくは5cmのファインダーといってもメーカーによって微妙に鏡筒外径が異なり,後ろのファインダー脚にはまらないのだ。また,脚を切るか削るかしなければならない。


Lumix用アダプタ2

H24.1.1

 3cmファインダーのレンズを使用したレデューサーは周辺減光とコマ収差が激しいため改善を決めた。ネットで定評のあるクローズアップレンズの使用だ。キタ○ラに注文したが,到着が遅いのと価格が高いのでamazonに変更した。30日注文で今日届いた。早速望遠鏡に取り付けてみた。どうにかなるだろうということでケンコーのAC No.4の49mmだ。

 不思議なくらいぴったりはまる。

ここは余裕ぴったり

 左の銀のネジに右の黒い金具をネジ入れる。クローズアップレンズによる干渉はない。ただ天頂付近は問題ないが,レンズを固定ではなく,ただ乗っけているだけなので鏡頭が下を向いたときは落ちる可能性がなきにしもあらずだ。

 早くレンズが到着したので景色を撮影してみた。3cmのファインダーレンズのときとほぼ同じ程度の短縮化ができていた。これも偶然。光が十分すぎるので,周辺減光やコマ収差の評価ができない。雨も降ってきたので,当分楽しみは先送りだ。

H24.1.21

 撮影してみたのだが,ピントが合わない。星が点像にならないのだ。目が悪いこともあるし,接眼筒のラックピニオンの精度も良くないし,クローズアップレンズでやたら短焦点化したことも一因だろう。

 最近は天気も悪いので,未だにまともな撮影ができていない。


Lumix用アダプタ

H23.12.23

 LumixGF1と12cmF5屈折直焦点とを使って20秒ほどのガイド撮影でオリオン大星雲や散開星団が結構写ることに気をよくしたので,確実なアダプターを作成した。ついでに,レデューサーもどきを組み込んでもみた。

 先ずアダプターだが,専用の接続リング(あるかな?)を購入すると高価になりすぎるので,ボディキャップに穴を開けて接眼鏡スリーブを固定することにした。キャップ後部で締め付けるナットとして,あまり出番がないバーローレンズ金具を切断して代用した(^^;)が,これがキャップ内径に丁度であった。

バーローレンズ金具キャップに穴を開けて

 バーローレンズ金具の切断面がキザキザだ。ヤスリがけしてないからね。はめ込んで,Lumixに取り付ける。

はめ込む取り付ける前からの図

 これを望遠鏡の接眼部に取り付ける。アイピースのスリーブを使っているので,差し込むだけだ。
 レデューサーとして使うのは,3cmファインダーの対物レンズだ。ネットでクローズアップレンズを代用するアイデアが紹介されていた。ただ,クローズアップレンズは新規に購入しなければいけないし,口径も規格があって接眼部の内径やネジピッチと合うかどうかわからない。ふと気が付いたのは使っていない3cmファインダー。一応アクロマートだし,口径は30mmだ。接眼鏡のスリーブ径は31.6mm。いいアバウトさだ。
 ファインダーからレンズを取り出し,青矢印のようにカメラ側のスリーブと望遠鏡側にも接眼鏡のスリーブを配置して挟み込んだ。ほぼ固定できる。望遠鏡側のスリーブは赤矢印のネジで固定する。

接眼部差し込みレンズはここに

 これによって,昼間の地上風景で試験撮影したところ,ケラレや周辺減光もなく0.6倍ほどの短焦点化できた。今晩のオリオン大星雲の撮影で性能が分かる。アマチュアで機材に投資せず撮影を楽しむには十分ではないだろうか?


アダプタ

H23.9.11

 直焦点とアイピースによる拡大撮影に対応するアダプタを作成した。材料はアルミを使いたかったが,旋盤を使用できなくなったので,加工が簡単なものを選んだ。というより,径が適しているものを探して選んだ。雨樋のパイプと配管パイプである。

 Aの写真の右端,細い部分にUSBカメラが挿入される。中央の白いボタン状のものがアイピースを止めるネジだ。分解するとBの写真になる。雨樋と塩ビ管の径が微妙にガタがあるので雨樋パイプを切って差し込んでいる。写真Bの左端の茶色の部分だ。位置が間違えて撮影されているな〜 

 天頂プリズムのアイピース差し込み口に雨樋パイプを差し込む。ここも僅かにガタがある。そこで,スぺーサーを塩ビ管で作って写真の位置にはめておく。雨樋の中にアイピースが入るようになっており,若干ではあるが拡大率の変更ができるようスライド可能だ。

 同じアダプタを使って,デジカメでも撮影できるようアダプタを作った。

 カメラはLUMIX GF1。オークションで15K弱でゲットした物だ。問題は,接続リング。幸いに中国製の中間リングをネットで見つけてゲットした。2.5K程だった。今回もまた塩ビ管のフタを使う。写真Dの中央の金属部分を塩ビのフタにネジ止めすればOK。もちろん,フタの中央に穴を開けなければいけないが...

 Aの写真でUSBカメラを取り付ける部分をDの部分に置き換えれば,デジカメで直焦点や拡大撮影ができるというものだ。LUMIXは月面専用にしようと思っている。

 デジカメでもUSBカメラでも,これで自由に回転させて位置決めができるようになった。


WEBカメラ3

H23.8.29

 新調したUSBカメラだったが、使う機会がなかった。ようやくアイデアを思い付いて、固定することができた。アイピースによる拡大撮影なので、拡大率を変更する自由度ができるようになった。ただ、周囲から光が入ると、USBカメラが反応して露光調整が変わってしまうので、何か覆いをしないといけない。

 このアダプタを使うためにUSBカメラの底にカメラネジをエポキシで取り付けている。


WEBカメラ2

H23.5.29

 前の(下の)WEBカメラの感度が低かったので,土星を画面に出すことが出来なかった。そこで,高感度のカメラを探していた。ケンコーで高感度のデジタルアイピースがあったが,BIGカメラで見つけたBUFFALOのBSW32KM01HSVを購入した。¥3980の値札が付いていたが,¥4780だった。?だったが,超高感度センサー採用とうことなので文句を言わずに支払った。

 分解する前にPCに接続してみたところ,確かに以前のカメラよりも感度が良かった。早速分解に取りかかる。今回は簡単だった。裏側の2カ所。ゴムで覆われているところにネジが隠れていたので,ここを外す。直ぐに基盤が現れて,ネジ止めだったレンズ部分を外して完了。

 天気が良くなって土星が出るのが楽しみだ。相変わらず写らなかったら寂しいが.....


WEBカメラ

H22.11.21

 デジカメでコリメート撮影すると,たくさんのレンズを通過するので画質が悪くなるんだろうと考え,今流行のWEBカメラを使うことにした。

 そこで,とりあえず近場の店でELECOMのUCAM−DLU130Hなるカメラを購入した。ネットで調べると,天体撮影に適したメーカーのものが掲載されているが,最近の機種ならどれでも使えるように進化しているだろうという,淡い期待のもとに。やってみなければ分からない。

 分解は簡単だった。パコパコと外れて基盤が出てきた。レンズを取り去るだけでいい。
 とりあえずここまでにして撮影してみた。結果はここ

 基盤は四隅でネジ止めしているので,適当な四角い箱に入れて,取り回しが楽になるようにしたい。円筒形はアイピースに固定しにくい。それから,アイピースに固定する方法を考えなくては。レンズからの距離を可変にできるようにすると便利だ。


デジカメ一眼直焦点アダプター2

H22.10.9

 望遠鏡を使っていると,ファインダーが覗きにくいので改造してみた。昔のアストロ製30mmファインダー鏡筒を途中で切断し,直角プリズムに差し込む。プリズム側の内径を旋盤で広げておく。ファインダーの接眼部をプリズム側にねじ込む。ネジピッチが多少違うのだが,無理矢理にねじ込んでしまう。

 これで,体をねじ曲げて覗くことから解放され,ファインダーとして機能するようになった。


デジカメ一眼直焦点アダプター2

H22.3.22

 デジカメが届いたので,早速望遠鏡を持ち出し,遠くの景色でピント合わせをすることにした。アダプターはちょうど良かった。エクステンションはどうやら要らなかったようだ。遠くの景色でピントを合わせたところ,右画像のように大分余裕があった。星の場合であれば,無限遠なのでもう少しドロチューブは押し込まれるからなおさら大丈夫だ。

 本体だけでも500g以上あるので大丈夫かとは思ったが,びくともしていないし,バランスも良い。後は,夜の撮影で確かめる。ただ,オリンパス用に作成したレリーズアタッチメントは合わないので,作り直さないといけないな。


デジカメ一眼直焦点アダプター

H22.3.20

 オークションでCANONのIOS Kiss Degitalという初期の一眼レフカメラをゲットした。これを使って,KENKOの120SE直焦点で星野写真を撮ろうと計画した。まず,アダプタが必要だ。BIG CAMERAに電話して,Tリングをゲットした。¥2,000弱だ。これを120SEのドロチューブに接続する必要がある。眼視では,下の画像のようになっている。右側がTリング。

 天頂プリズムとドロチューブを外した物を分解するとした画像の右2つになる。左はTリング。

 Tリングと中央の部品はネジ径とピッチがピッタリ合っていた。
 120SEに付属していた天頂プリズムはプリズムではなくて,鏡だし,大振りなので使っていなかったが,ここに付いている金具は丁度スカートにピッタリはまったのには驚いた。

 ここまでは,ガタが全くなくしっかりとはまる。なぜ,この部分が必要かというと,ノーマルでは直焦点が恐らく合わないからだ。エクステンションチューブが必要なのだ,きっと。
 そこに,ドロチューブにねじ込んでつなぐ金具を組み付ける。この部分がしっかりはまればいいのだが,見える2本のボルトが押さえる左部分の金具の段差が不足している。そこで,旋盤で段差を広げればしっかり付くというものだ。

 エクステションチューブを購入するとなると¥2,000〜¥3,000ほどするので,その分浮いたことになる。


改良

H21.9.18

 カセグレンになってウェイト重量が足りなくなった。ウェイトを増やすと重くなって望遠鏡の移動がイヤになる。そこで,シャフトを長くすることにした。ビクセンのシャフトは20mm径だ。丁度同じ直径の真ちゅう棒があったのでこれを使ってみた。ウェイト止めが6mmのカメラネジなので,以前に購入したカメラネジ用のタップで両端にネジ切りした。既存のシャフトとは,両ネジでつないだ。結構使える。

 次に,カセグレンに附属のファインダーは5cmで,大型すぎて重いので,3cmのものに変更することにした。ただし,取り付け金具がないので自作することにした。

 適当なアルミ金具があったので,これを旋盤で3cmファインダーが入るように切削して環とする。3点止めネジと固定1本ネジを取り付ける。望遠鏡のアリミゾ受けに入るように5cmファインダーのアリミゾ台座を切り落として使う。この台座とアルミ環をつなぐ金具を真ちゅう板から切り出す。これを上下2本ずつのネジで固定する。案外しっかり固定できてファインダーとして活躍している。削りが途中なので,姿は不細工だ。


マクストフ

H21.9.12

 オークションで以前から欲しかったマクストフカセグレン望遠鏡を発見した。争うこともなく,30K以下でゲットできた。127mmのF15だ。月面・惑星専用だね。

 けれど,この望遠鏡はアリミゾ式だったので,これまでの赤道儀には素直に乗らない。そこで,ビクセンのアリミゾ受けをこれもオークションでゲットして,以前にゲットしていた8mm厚アルミ板を介して固定することが出来た。

 流石にF15だけのことはあって,これまでのF5のアクロマートとは違うね。


モバイル赤道儀の自作

H21.1.20

 ほぼ完成。ウオームホイールの上面に開けていた4つの穴に4mm雌ネジを切り,2mm厚プラ板を固定した。そのプラ板にアクセサリーシューの金具をネジで固定した。上に見えているのはひっくり返している雲台。シューに差し込む金具が見えている。

 オリンパスSP−320を載せたところ。ミニ三脚なので多少グラグラしている。頑丈な三脚なら大丈夫だろう。しかしそうなると山の上に持っていけないぞ。せいぜいベルボンの500g程度のミニ三脚がねらいだ。


H21.1.17

 だんだん組めてきたので,簡易三脚に載せてみた。そうそうモーターの穴にカメラネジ用のタップでネジを刻んでみた。うまい具合にしっかりと三脚を取り付けることができた。
 ウオームホイールの頭に4つの穴をあけたが,ここにシュー台座を取り付ける。カメラ屋に行って,ホットシューアダプタを購入してきた。定価の半額だった。あまり買う人がいないからだろう。これを分解した。どうにか取り付けなくてはならない。


H21.1.16

 ほぼ思っていたとおりに組んでみた。重量は540gになってしまった。少々重い。画像にある数字はモーターの重さだ。540gのうち350gだから半分以上がモーターの重さ。

 簡易な雲台を載せているが,SP−320は300gもないからこれで十分。しかし,モーターの振動がかなり大きい。ぶれないかな? 重い三脚を使うようでは意味がないし。

 あとは若干の調整加工をして,モーターの裏面にカメラネジを切れば完成だ。裏面に見える穴は普通のネジ穴だ。これがカメラネジ穴なら言うことはないのだが。


H21.1.11

 星野写真のガイド撮影をするためには赤道儀が必要だが,横着なものだからモータードライブで済ませたい。手持ちの望遠鏡システムは,その条件を満たしてはいるが重すぎる。南アルプスのテントサイトまで持ち上げる意欲はない。軽量なCD−1を検討はしたが,30K超とは手が出ない。そこで,自作を考えた。ビクセンのモーターMT−1とコントローラは持っている。現在の望遠鏡システムの前に持っていたビクセンのNP赤道儀が使われないままに放置されているので,これを分解して必要なものを流用することにした。

 目指すものはウォームギヤとホイール。赤緯軸と赤経軸にそれぞれ付いている。取り出して144Tと72Tの2種類をゲットした。小型化するには74Tのギヤが良いのだが,モーターの回転数との関係で1/2に減速する平ギヤを新規購入しなければならなくなるので,144Tのものを選んだ。

 次に,基盤にこれら4点を取り付けるのだが,モーターとウォームギヤはビスで簡単に取り付けられる。ウォームホィールは内径が1インチらしく,それにセットできるものが見つからない。ぎりぎり近い26mmのボールベアリングを発見したので,内径を広げることにした。幸いに旋盤があるので,それでザグリを入れた。

 ここまでやったが,結局軽量化にはならなかったので,再度ネット検索したところ,横浜のレインボープロダクツというところで軽量のプラスチック平ギヤを見つけてゲットした。1.0モジュールの20Tと40Tで730円強だったが,1000円以上の注文と送料等で倍以上になってしまった。右上の画像がそれだ。

 ウォームギヤに40T,MT−1に20Tを取り付けて,72Tのウォームホイールを使えば星の動きを追尾できるだろう(?)

 それならば,基盤には8mm厚のアクリル板,内径20mmの72Tホイールには径20mmのアクリル丸棒をを取り付けるべく,ネットで注文した。これも配送料で2倍になってしまうが仕方がない。これでどうにか600gには納まると思う。

 カメラはオリンパスのSP−320をウォームホイールの上部に小型雲台で取り付けられるようにする。完成は間近だ。


最新の望遠鏡システム

H20.9.27

 部品をいろいろオークションなどでゲットして,今のシステムに変更した。この50mmファインダーは覗きにくいので,今は取り外している。惑星だと,アイピースを外して離れてみれば見ることができるので,中央にもってきて低倍率で導入すれば視野に入れることができる。あとはモータードライブで外すことはない。

 これでほぼシステムは完成して,惑星撮影には充分だ。けれど,今度はガイド撮影をするというのが目標だ。安い赤道儀とモーターがまた要るな。物欲が動く?!


レリーズアダプタ

H20.9.22
 レリーズアダプタを使ってみた。結構固く固定され,シャッターを切ってもフレームがたわむことはない。

 作成については,デジカメの欄を参照されたい。


モータードライブ導入

H20.8.18  忙しいこと,晴れる夜が少ないことと立て簾で庭に出にくくなったことにより望遠鏡を使う機会が減っている。ようやく昨日モータードライブの調子をみてみた。

 夜に使う物として製作していないな。夜行塗料でスイッチの説明を書いておいてくれればいいのに。見えないので使いにくい,慣れるまで。

 流石にステッピングモーター,確実に木星を追尾する。次第に木星が視野の中で上に上がっていくのは極軸設定をアバウトにしているから。庭からは北極星が見えないのだ。

 追尾してゆっくり見ることができるようになると,シャープな像が欲しくなる。F5のアクロマート屈折では望むべきではなかろうが,中央だけで良い惑星観測ならば,いい接眼レンズが欲しくなる。買おうか? 接眼レンズで解決できる環境なのだろうか?

H20.7.31
 オークションでビクセンのパルスモーターを探していたが,なかなか手に入らないので新品を購入した。すでにコントローラーをオークションで入手していたので,それとのマッチングが必要だった。

 持っているコントローラはMD−6。これはモーターとのコネクタが中央に1ピンとその周りに7ピン。出回っているMT−1モーターと合うのだ。ところが,借りてきたちょっと古いモーターは雌のコネクタが5ピンなので接続できなかったのだ。

 単2電池がなかったので単3電池を6本入れて動作を確認したところ,動く。当たり前か。これで,8月中に木星を撮影できる。処理ソフトも手に入れたしね。


赤道儀の入れ替え

H20.3.15 
新赤道儀SP
 結局,「GP2・GPD2赤道儀専用」とあった三脚架台がSPにも使える事を確信して購入した。ビクセンとのメールのやりとりが一週間にわたって何往復もあったものの意志疎通が出来なかったが,画像や製図を添付して寸法を聞き,使えることがようやく分かった。我ながら自分の頑張りを誉めたいが,ビクセン担当者の丁寧さにも脱帽だ。しかし,もう少しユーザーの気持ちも察して欲しいものだ。甘いかな?

 最初に購入したのはNP赤道儀。次にSP赤道儀。ともにビクセン製ではあるが三脚架台には互換性がない。今のところNP赤道儀を使っているが,モータードライブを使うとするとSP赤道儀に交換しなくてはならない。ところがSPの三脚架台を持っていないのである。購入すればいいのだが,滅多に見つからない。NP用の三脚架台を流用するために考えてみた。

NP三脚架台 下からの図 左NP 右SP

 断面図で考えると,三脚架台の上に内径60mm外径100mm厚さ18mmの座金を挟んでやればいいことになる(図中赤の部分)。あちこちのホームセンターで何かいい材料はないかと探したが,無駄。そこで直接座金で検索すると,あった! 厚さ9mmだったがその他の寸法は丁度良い。2枚挟めばいいことになる。現在問い合わせ中。


超簡略ピント合わせ微動装置?

 デジカメで撮影するときにピント合わせはかなりアバウトになっている。シャッターを半押しすると,自動合焦点が作動している音がするし,ラックピニオンは急に動くしで,調整しにくいのだ。そこで,製品を購入するのは高いので作ってみた。とはいえ,単純にピント合わせのつまみの直径を大きくしただけだ。

 百均のタッパウエアーの掴むのに適当な大きさのものを選び,その蓋を長めのネジで元々のつまみと一緒に留めただけだ。効果のほどは今のところは分からない。


カメラアダプタ

 カメラアダプタを作ってみた。購入すると高いから。

 素材はアルミ板がいいんだろうけど,加工が簡単な5mm厚のアクリル板にした。手近にあったからだ。バーローレンズに取り付けるようにした。

鏡筒に接続 レンズに接続 カメラ電源切

 バーローレンズに取り付ける為に半分輪っかで締め付ける。

前からの図 下からの図

 5mmの厚さがあるので,ネジ山が切れてナットが要らない。

 望遠鏡に対して,前後・左右・上下の動きが出来ないと調整不能になるので溝孔が3カ所要る。アクリル板なので滑りやすい。そこでその間には百均で購入したゴム製の印押台を両面接着テープで留める。


H20.3.5 

 機材としての天体望遠鏡については下記のとおり。

(1) (2) (3)25kg

 鏡筒はエイコーの口径120mmF5アクロマートだ。切れ味シャープということにはならないが,取り回しが楽であるように選んだ。重かったり,長かったりすると庭に出すのにも苦労して,結局使わなくなってしまうものだ。本当は15cm程は欲しかったが,重くなるのと高価になるのとで12cmに落ち着いた。12cm屈折であるのに30kちょっとというのは,とても嬉しい。集光力はあるので対象がメシエならばいいと思うし,惑星もまあまあ見える。

 最初のうちは鏡筒だけが自前で,架台と三脚は借り物だった(1)。オークションで赤道儀と三脚付きの経緯台をゲットしたので,それに替えた。(2)

 架台はビクセンのポラリス。旧型だ(2)。最初に出した赤道儀だろうか。悪くはないがシステムアップは難しい。モータードライブがそろそろ無くなっているんではないか。

 経緯台についていた三脚は縮めて60cm程度の分でコンパクトになる。反面,観望し出すと物足りない。

 ポラリス型の赤道儀の半額近くで同じビクセンのSP赤道儀をゲットしたので,近いうちにそれに替えるつもりだ。これはまだモータードライブが市販されている。ただ,三脚架台が無いので,どうにかしなくてはならない。幸いに販売しているところを発見した。メールしているのであとは返事待ちだ。

 更にデジカメアダプタを作成中。