惑星


R2.10.23

 写真撮影をするつもりはなかったのだけれど、火星が見やすい位置に上っていて、大シルチスが見えたものだから、今回の最後かなと思って撮影してみた。

 いつものように、20cmシュミカセに2.5倍のバーロレンズでの直焦点撮影。カメラはペンタックスQ10での動画2分間ほど。ビットマップに切りだした3000枚ほどから良い画像70%をスタックしてみた。それなりに写っていますね。画像サイズはそのまま。


R2.10.13

 事前に準備して撮影位置を変えたので、晩のうちに撮影することができた。シーイングは良くはないし、赤道儀の調子もイマイチ。極軸合わせもまだまだ。北極星が見えない位置だからね。けれど、どうにか撮れたビデオから編集したのがこの画像。私にしてはこれまで最高の1枚。また2年後が楽しみだ。これから少しづつ接近距離が遠のいていってしまうが…

 この画像は、1/2ソフトビニングで処理だと思う。


R2.10.2

 思っていたよりも火星の自転は速かった。同じ時刻に撮影したのに模様が大分異なっている。撮影場所が天頂から西の空までなので、火星を取ろうと思うと明け方しか機会がない。深夜に天頂での火星を狙えるが、起きていられないのがつらい(^^;)

 この火星も、20cmシュミカセに2.5倍のバーローレンズで拡大したものを直焦点でPentaxQ10の動画で撮影している。1/3ソフトビニングで処理。


R2.9.22

 2年ぶりの火星の接近。前回ほどの大接近ではないけれど、砂嵐はなく、すっきりとした表面を見せてくれている。写真を撮りたいのだけれど、夜遅く見やすい位置になるので無理。今日はたまたま朝5時に起きたので、外を見てみると、なんとバッチリと美しく見えるではないか。早速準備!

 ドタバタとやっているうちにどんどん明るくなってしまうが、火星は明るい! どうにか得た写真がこれ。

 大シルチスが日没を迎えていますよ。間にあった (^^)/

 ということは、しばらく明け方にこの模様が見えるということですね。頑張るしかない。


H30.8.19

 前回と同じく10mmアイピースによる拡大撮影。大きい方は2×バローレンズも使っている。

 火星は他の惑星に比べても光度が一番明るいので、拡大率も上げられる。

 もっとも、大きければいいというわけではない。その半分でも、十分かもしれない。

 大分、模様が見えてきた。これからの観察が楽しみだ。


H30.8.10

 撮影する時刻を変えないと模様が前回と同じになるのは仕方ないけれど、上の方に多少の暗い部分と極冠が写ったかな。


H30.8.8

 今年は久しぶりの大接近で大きく見えるので、20cmシュミカセで2倍バローレンズを使い、ロジクールのWEBCamで撮影してみた。10mmアイピースによる拡大撮影だ。

 残念なことに、火星は砂嵐が6月頃から始まっており、良くなってきたとはいえ未だ続いているようだ。模様がうっすらとしか映らない。さらに、21時ころに見える火星の模様はあまり複雑な地域が見えない。0時頃以降に見えてくるようだ。そこまで起きて撮影を頑張る元気は既にない。8月下旬か9月にかけて21時ころに見えてくる予定。その頃に見ればいいかと。この大きさに写るなら、20%小さくなっても写るし見えるということで。


H26.5.6

 前回よりもピント合わせが悪かったかな? 再処理してみるかな。


H26.5.1

 2年ぶりの火星撮影だ。15cm反射と6mmアイピースを使っての拡大撮影。これをUSBカメラでビデオキャプチャーしてRegiStax6で処理した。

 処理については木星記事に詳しく書いたが、なかなか難しい。ただ、RegiStax6の高性能さと手間暇かけたので、気流が悪くてもそれなりの画像がゲットできた。
 最接近の4/14には撮影できなかったが、このくらい取れれば大満足だ。

 また2年後、だんだん年を取るが、元気に大接近まで頑張ろう!


H24.3.31

 最近最大離隔となった金星を撮影した。最初、木星かと思ったが、やけに明るいので金星と判別した。まだ明るいうちから望遠鏡をセットしたので余裕を持って視野に入れることができた。明るすぎて、WEBカメラで適正露出にするのに手間取った。これからどんどん細くなっていくのかな? 楽しみだ。


H24.3.24

 USBカメラのアダプターが完成したので、撮影した。USBカメラは320万画素なので、これをフルに使うことにした。横2048×縦1536ピクセルだ。5分ほどのビデオ撮影をすると、160MBほどのファイルサイズになる。これをRegiStaxで処理するのだが、時間がかかる。2時間は優に超える。

 画像は、拡大撮影で目一杯に拡大する。どのくらいの合成焦点距離になっているのだろう、正確なことは不明だ。計算もしたくない…。しかし、それなりに画像は大きくできる。下の写真は、50%縮小だ。大シルチスが写っている。中学生の頃、こんな写真を撮ることが夢だったが、40年後の今皆さんのお陰で撮ることができている。有り難い! 今年の火星はこれで打ち止めかな。

 土星が昇ってきたのでPC画面に導入しようとしたが、なかなか入らないまま時間が過ぎて、結局雲が広がって撮影できなかった。ガイドスコープが必要だな。ファインダーの倍率では役に立たない。


H24.3.19

 休み前の夜、体調が良ければ夜更かしだ。処理するのに25時まかでかかった。

 拡大率を上げても、主鏡のサイズが変わらないのだから、写り方はピント合わせ等も含めると悪くなる。電動フォーカサーも架台が弱い分性能を発揮しない。それにしても、火星は同じ面ばかり向けているな。自転速度が24時間だったかな? いろんな地形を撮したいが、撮影するたび同じ地形しか写らない。早くしないと火星はどんどん小さくなる。次の大接近は2年後だ。そのころは定年だぞ。


H24.3.13

 天気が良かったので撮影してみた。相変わらずブレが大きい。原因を突き止めて改善しなければならない。根本的に弱い架台を改造しているからだろう。

 今回は、12cm屈赤に2Xバーローレンズと6mmアイピースによる拡大撮影。アイピースから受光面まで目一杯離してみた。ちょっと触っただけでPC画面から火星が出てしまう。一旦出てしまうとファインダーがあまり役に立たない。ガイドスコープを検討しよう。それと、ピント合わせが難しい。電動の装置を購入するか。 

 ただ、今回は極冠が写ったし、それなりにシミュレーションの画像とほぼ同じようになっている。なかなか良く写ったというべきか。


H24.3.10

 天候や体調が悪くて火星の大接近にもかかわらず撮影ができなかった。ようやくチャンスに恵まれて撮影した。しかし機材の精度が低いものだから,高倍率で狙う火星の撮影は困難だ。今年は小接近で視直径は14秒ほど。2年毎の大接近は視直径増大へ向かうが,今年は最小なのだ。結果は,下記の通り。何回かに分けてUSBカメラによって撮影した。最接近より4日遅れた。

 機材は,12cmF5屈赤。6mmアイピースによる拡大撮影。

なお,画像の右側にある赤い火星図は,Mars.exe for Windows Ver.0.00α -------Copyright(C) 1990,91,2000 by Kazuto Wada  のシミュレーションソフトによる撮影時刻の火星の様子だ。


H22.11.27

 金星もなかなか撮影ができない。ようやく,寒い明け方に撮影することができた。ただ,光度が大きいので,多少空が明るくなっても撮影できるところがいい。

 ただし,光度が強すぎて露出がオーバーになってしまう。使用しているUSBカメラは露出を制御できないので飛んでしまうのだ。仕方なしに,強拡大して望遠鏡の口径も絞ることによって適正露出になるようにしてみた。


H21.3.1

 雨が続いてなかなか見ることができなかった金星。あっという間に高度が下がってきていたので,明るいうちから望遠鏡の準備を始めておいた。

 前回と拡大率を同じにしておけば良かった。細くはなったが,視直径が大きくなったことが分からないではないか。

 これから先は忙しくなるので,もっと細くなる姿が撮影できないかもしれない。


H21.2.11

 モータードライブの調子が戻った。というより,クラッチ本体のネジをキチンと締めていなかっただけだったのだが。

 安定して追尾できると,ピント合わせも楽だ。金星が明るいことも撮影しやすい理由のひとつだ。たった3日間だが,かなり細くなっている。模様がないのが寂しいな。

 内合が3月下旬頃で,観測しやすいのは3月中旬頃までだから,それまで少々忙しいな。


H21.2.8

 宵の明星の金星がだんだん内合に向かっている。半月状態を越えて三日月に近付いている。これから,急速に太陽に近付いていくのだ。

 望遠鏡のモータードライブの調整を充分にしていなかったものだから,金星を追尾できなかった。僅かな動画でこの画像を得た。


■DS−30の活躍3■

 ガリレオ衛星がこのくらい写ってくれるなら,継続して撮影しても面白いですね。今度は,星団に挑戦してみようと考えています。20cmは要るかな?

 話が変わりますが,MPG−BOXですが,学校のN社のデスクトップやノートにインストールしてもなかなかうまく働いてくれません。NXシリーズなんですが,完全なDOS/Vじゃないからかな。対応機種に入っていないのかもしれない。休みが明けたら,T社のリブレットにインストールしてみようかな?

■DS−30の活躍2■

 10cmで挑戦してみました。体育会の準備で忙しい中,寝る時間を節約して(?!)撮ってみました。

 DS30の新しい使い方を発見しました。すでに実践されている方もいるかもしれませんが。

 木星のように明るい被写体の場合は,マニュアルでアンダー露出にしても模様がとんでしまいます。そこで,ストロボを発光させます。もちろん,その光はアイピースには入りませんので関係ありません。大切なのは,ストロボを発光させることでシャッタースピード(かな?)を速くすることなのです。結果,左の木星が撮れました。同じ方法で土星を撮ると右のようになってしまいますので,暗い惑星である土星の場合は,ストロボを発光させないといいですね。
 コリメート法としては画像の質はいいんじゃないかなと(?)思います。

■DS−30の活躍■

 DS30というと,だいぶ前の機種のようになりました。35万画素ですしね。しかし,光学3倍モードが天体撮影に向いている。もっとも,十分に性能のいい望遠鏡ならズームでなくてもいいのですが。

 今回は,8cmセミアポ600mmにオルソの7ミリを使ってのコリメート法。3倍ズームで撮影しました。下の木星や土星も同じです。

 木星はかろうじて縞が見えるような感じです?かね。8cmですからね。次回は,10cmで挑戦してみたいと思います。月面はコントラストが大きいので写しにくいし,惑星は小さくて暗黒のバックとのコントラストが激しくて難しいですね。だからできるだけ画像が大きくなるようにしなくてはいけません。つまりは,大きな望遠鏡を使えということですか。幸いDS30には,ちょっとしたマニュアル撮影ができ,露出調整ができるのですね。


 暗い被写体はピコナが苦手としていますので,明るい被写体である太陽をねらってみました。学校の10cm屈折赤道儀で夕方の弱い太陽をねらいました。アイピースがオルソなので,カンカン照りのときは避けたかったからです。もちろん,直接ピコナをアイピースにくっつけられませんので,白い紙に投影したものを撮影しました。歪んでしまうのはもちろんですが,天体写真として撮るのでなく,一つの教材として使う,このくらいは撮れるよということで。
 大きな黒点が出ていました。

 さすがに明るいところであまり遮光に気を遣わなかったものだから,コントラストが悪くなってしまいました。補正をしたら,なんだか粒状班みたいになりましたが,これはノイズです(^^;)。


 なかなか惑星の良いのは撮ることができませんね。デジカメをいかに望遠鏡に固定できるかにかかっています。現在は,手持ちです。あのホットシューは特別規格のようで,一般のフラッシュを付けるには幅が足りません。わざわざ規格を変えなくてもいいのにね。また,わたしのデジカメはマニュアル露出ができないので,どうしても露出オーバーで,画像が明るくなりすぎて,飛んでしまうのですよね。何か方法を探さなくては。
 それでも,時々まあまあのものが撮れます。これは金星と土星。もちろんこんなに接近しているわけでなく,加工してあります。